シン貧打爆裂レポート『TRI-BEAM DOUBLE WIDE パター』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!
配信日時:2023年4月27日 08時00分
注目ポイント
『TRI-BEAM DOUBLE WIDE パター』は、オデッセイが2023年4月28日に発売するパターです。
コピーは、“三角形のラケットホーゼルがもたらす、ミスヒットへの無類の強さ”です。
ド直球なコピーは、ネックがこのパターの最大の特徴だという証拠。
テーラーメイドの専売特許の三角ネックである「トラスホーゼル」は、特に日本の国内ツアーでは圧倒的な支持を得ていて、いくつもの勝利を導いたパターになっています。僕も、近い将来、ネックの大部分が三角になるのではないか、と想像してしまったほどの高機能なラインアップです。
オデッセイは、かなり前からこの形状のネックの研究をしていて、重量が重すぎることが、高機能でも採用に至らない要因となっていたそうです。今回、新たに採用された「ラケットホーゼル」は、三角形の形状を工夫し、内側を極限まで薄くし、削れる部分は全て削って、重量が重すぎるというマイナスを消すことに成功したのです。
今回、試打をする『TRI-BEAM DOUBLE WIDE パター』のヘッドそのものは、『TRI-HOT 5K パター』と同じです。前方重心を究めて、それまでのオデッセイのパターの技術を詰め込んだパターは、最終形態のような完成度でした。
『TRI-BEAM DOUBLE WIDE パター』のソールを見ると、ほぼ同じ機能を感じさせながら、位置関係が変化しています。「ラケットホーゼル」の重量が多い分を調整しているのだと思われます。つまり、オデッセイの完成していたパターに、三角ホーゼルを加えたチューニングになっているということです。
『TRI-BEAM DOUBLE WIDE パター』は、すでに、国内ツアーでは契約プロの活躍に貢献しています。どんなパターに仕上がっているのか? 楽しみな気持ち一杯で試打ラウンドに挑みました。
試打した日は、曇りで、気温は14℃~21℃。微風。グリーンは9.5フィートの速さ。
使い慣れていて、パターだけに集中しやすいように『TOUR B X』を使用しました。
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』