僕らでも『ミニドライバー』は使える! どう選べばいい? 短尺・小型の人気モデルの顔と性能を比較
ドライバーのヘッドサイズが460cm3に大型化されて久しいが、近年注目されているのが300cm3台前半の小型な『ミニドライバー』だ。長さも43インチ台と短尺に設計されるなど、通常のドライバーとは一線を画す『ミニドライバー』のメリットは何か、徹底検証した。
配信日時:2024年8月7日 01時00分
ドライバーのヘッドサイズが460cm3に大型化されて久しいが、近年注目されているのが300cm3台前半の小型な『ミニドライバー』だ。長さも43インチ台と短尺に設計されるなど、通常のドライバーとは一線を画す『ミニドライバー』のメリットは何か、徹底検証した。
460cm3の大型ヘッドがドライバーの主流となる中、一部のゴルファーに根強い人気を誇るクラブが『ミニドライバー』だ。最近では新たなメーカーが参入して新モデルを発売しており、気になっているゴルファーも多いだろう。ギアコーチの筒康博は、ティショットの安定感を高める上で大きなメリットのあるクラブと分析する。
「当たれば圧倒的な飛びが期待できる大型ヘッドのドライバーですが、大型ゆえに他のクラブとは違った振り方、当て方が必要になります。スイングの最下点よりもかなり先でボールを捉える形になりますので、どうしても弾道がバラツキやすいわけです。一方でミニドライバーは、フェアウェイウッドやアイアンに近い振り方でボールを飛ばすことができるスペックに長さと大きさが調整されています。300〜340cm3は、ドライバーとしては小さいといえますが、他のクラブよりはかなり大型です。そのぶん、フェースの反発力を高くできるので、振りやすく、飛距離もしっかり出るクラブになるのです」
ロングショットの大きな武器となるミニドライバーだが、モデル選びでは顔とスペックがポイントになると筒は語る。
「通常のドライバーに比べて小ぶりなミニドライバーですが、投影面積を程良く大きくして、構えたときの安心感を出しています。その上でリーディングエッジの出し方やアライメントの取りやすさにはモデルごとの個性がありますので、構えたときに良いショットを打つイメージが湧く顔のモデルをまず第一に選んでほしいです」
また、総重量を中心にスペックを必ずチェックすることが大事とクラフトマンの石塚昌広はいう。「今回ご紹介する3モデルを見ても、総重量で30グラム近い差があったりとスペックの差が大きいので自分のパワーや目的に合わせて選びましょう。ティショットでの使用を重視するなら軽め、フェアウェイからの使用も想定するなら重めがおすすめです」。
もし、ティショットに苦手意識があるなら、一度ミニドライバーを試してみることをおすすめする。スコアメイクが一気に楽になること間違いなしだ。
■試打 筒 康博
つつ・やすひろ/過去の名器から最新クラブまで豊富過ぎる知識を持つ通称“ギアコーチ”。インドアゴルフレンジKz亀戸店でヘッドコーチとして、日々アマチュアの悩みに応えている。
■試打 石塚昌広
いしづか・まさひろ/インドアゴルフレンジKz亀戸店内にあるゴルフ工房「REAL SPEC GOLF」オーナー。鋭い感性とクラフト知識で最新ギアの性能を的確に分析する。
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