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    女子プロに人気の『LIN-Q』に追加モデル! FW・HY専用設計で振り心地が“リンク”

    ぶ厚いインパクトによる安定した強弾道で飛ばせると話題のUSTマミヤ『LIN-Q(リンク)』シリーズの追加モデルとして、FWとHY(ハイブリッド)専用設計のシャフトが発売される。“とにかく曲がらない”をコンセプトに開発されたシャフトの実力とはどんなものなのか。QT出場経験を持つゴルフライター田辺直喜が試打テストを行った。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年3月28日 05時17分

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    • リ・ハナ
    ゴールドカラーが特徴的な『LIN-Q EX FW』(写真中央)と『LIN-Q EX HY』(写真下)。写真上は昨年発売されたウッド用シャフトの『LIN-Q ブルーEX』
    ゴールドカラーが特徴的な『LIN-Q EX FW』(写真中央)と『LIN-Q EX HY』(写真下)。写真上は昨年発売されたウッド用シャフトの『LIN-Q ブルーEX』
    • 今季からUSTマミヤの契約選手となったリ・ハナ。昨年後半から『LIN-Q BLUE EX』を実戦投入。20ヤードの飛距離アップに成功し、日本ツアー初優勝を手にした(※撮影:米山聡明)
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国内女子ツアーの2023年シーズン後半にツアーローンチされ、じわじわと使用者を増やし続けているシャフトがUSTマミヤの『LIN-Q(リンク)』シリーズだ。米ツアープロの要望に応えるブランドとして2019年に誕生し、“逆輸入”される形で日本に入ってきた話題のシャフトで、ブレない強弾道で飛ばせると人気を博している。

 

現在、日本では第1弾として『LIN-Q BLUE EX』シリーズが発売されており、今季から同社と契約を結んだリ・ハナ(韓国)や新世代の飛ばし屋、小林夢果といった選手たちが愛用している
    • 1985年生まれ。2012年のJGTOのQTに出場するなど、プロゴルファーを目指した経験を持つゴルフライター。レッスンやギアなど、ゴルフに関する知識は豊富。ヘッドスピードは47m/sで平均スコアは75
    • 弾道データの計測には「GCクワッド」を使用。『LIN-Q BLUE EX』の6Sを装着したドライバーの数値は、ボール初速68.5m/s、打ち出し角13.7度、スピン1,945rpmでキャリー272.7ヤード、トータル292.4ヤードだった
    • 55、65、75と3つの重量帯でそれぞれSとXのフレックスがラインナップされた『LIN-Q EX FW』。税込価格は29,700円となっている
    • 『LIN-Q EX FW』の65Sを装着した5Wの弾道データは、ボール初速66.3m/s、打ち出し角13.2度、スピン量4,116rpm、キャリー229.2ヤード、トータル241.5ヤードだった
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    国内女子ツアーで使用者を増やし続ける『LIN-Q』 

    今季からUSTマミヤの契約選手となったリ・ハナ。昨年後半から『LIN-Q BLUE EX』を実戦投入。20ヤードの飛距離アップに成功し、日本ツアー初優勝を手にした(※撮影:米山聡明)

    今季からUSTマミヤの契約選手となったリ・ハナ。昨年後半から『LIN-Q BLUE EX』を実戦投入。20ヤードの飛距離アップに成功し、日本ツアー初優勝を手にした(※撮影:米山聡明)

    国内女子ツアーの2023年シーズン後半にツアーローンチされ、じわじわと使用者を増やし続けているシャフトがUSTマミヤの『LIN-Q(リンク)』シリーズだ。米ツアープロの要望に応えるブランドとして2019年に誕生し、“逆輸入”される形で日本に入ってきた話題のシャフトで、ブレない強弾道で飛ばせると人気を博している。
     
    現在、日本では第1弾として『LIN-Q BLUE EX』シリーズが発売されており、今季から同社と契約を結んだリ・ハナ(韓国)や新世代の飛ばし屋、小林夢果といった選手たちが愛用している。

    
国内女子ツアーの2023年シーズン後半にツアーローンチされ、じわじわと使用者を増やし続けているシャフトがUSTマミヤの『LIN-Q(リンク)』シリーズだ。米ツアープロの要望に応えるブランドとして2019年に誕生し、“逆輸入”される形で日本に入ってきた話題のシャフトで、ブレない強弾道で飛ばせると人気を博している。

 

現在、日本では第1弾として『LIN-Q BLUE EX』シリーズが発売されており、今季から同社と契約を結んだリ・ハナ(韓国)や新世代の飛ばし屋、小林夢果といった選手たちが愛用している

    国内女子ツアーの2023年シーズン後半にツアーローンチされ、じわじわと使用者を増やし続けているシャフトがUSTマミヤの『LIN-Q(リンク)』シリーズだ。米ツアープロの要望に応えるブランドとして2019年に誕生し、“逆輸入”される形で日本に入ってきた話題のシャフトで、ブレない強弾道で飛ばせると人気を博している。 現在、日本では第1弾として『LIN-Q BLUE EX』シリーズが発売されており、今季から同社と契約を結んだリ・ハナ(韓国)や新世代の飛ばし屋、小林夢果といった選手たちが愛用している

    『LIN-Q』シリーズの特徴として、USTマミヤが独自のノウハウで作り上げた「Q・Ply・Core」テクノロジーが挙げられる。炭素繊維に特殊な樹脂を配合した復元性に優れた素材で、シャフトにしなりの安定性と強烈な走りをもたらしてくれる。それによって、『LIN-Q BLUE EX』は、中元調子系シャフトらしいタイミングの取りやすさと安定感を持ちながら、ダウンスイングでの強烈なしなり戻りでボールを押すように飛ばせる飛距離性能を両立させることができているのだ。

    1985年生まれ。2012年のJGTOのQTに出場するなど、プロゴルファーを目指した経験を持つゴルフライター。レッスンやギアなど、ゴルフに関する知識は豊富。ヘッドスピードは47m/sで平均スコアは75
    弾道データの計測には「GCクワッド」を使用。『LIN-Q BLUE EX』の6Sを装着したドライバーの数値は、ボール初速68.5m/s、打ち出し角13.7度、スピン1,945rpmでキャリー272.7ヤード、トータル292.4ヤードだった
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    1985年生まれ。2012年のJGTOのQTに出場するなど、プロゴルファーを目指した経験を持つゴルフライター。レッスンやギアなど、ゴルフに関する知識は豊富。ヘッドスピードは47m/sで平均スコアは75

     効率の良いインパクトで飛距離を最大化しながら、方向性も高いという贅沢な性能が女子プロにも支持され、使用者がどんどん増えているわけだ。そんな中でリリースされた『LIN-Q』のFW・HY用モデルとは、どんなシャフトに仕上がっているのか。今回はQT出場経験を持つゴルフライター田辺直喜が試打テストを行い、最新モデル『LIN-Q EX FW/HY』の性能について、細かくチェックしてもらった。

    振った感触と球筋がリンクする

    55、65、75と3つの重量帯でそれぞれSとXのフレックスがラインナップされた『LIN-Q EX FW』。税込価格は29,700円となっている

    55、65、75と3つの重量帯でそれぞれSとXのフレックスがラインナップされた『LIN-Q EX FW』。税込価格は29,700円となっている

    まずはFW用の『LIN-Q EX FW』の“65S”をテスト。カット前の長さが44インチ、重量が62グラムの中元調子シャフトで、ヘッドは海外メーカー製の5W(18度)を使用した。
     
    「クセのない素直な挙動のシャフトで、どんなスイングにも合いそうな印象です。手元から中間にかけての部分がしなやかに動いてくれて、タイミングが取りやすく、安定してスクエアなインパクトを作ることができます。トルクを絞って、剛性的にもしっかりしているシャフトなのですが、しなやかに動くぶん、そこまでハードに感じないのが面白いですね。自分が振ったなりにシャフト、ヘッドが動いてくれますので、球筋を自在にコントロールできます」

    『LIN-Q EX FW』の65Sを装着した5Wの弾道データは、ボール初速66.3m/s、打ち出し角13.2度、スピン量4,116rpm、キャリー229.2ヤード、トータル241.5ヤードだった

    『LIN-Q EX FW』の65Sを装着した5Wの弾道データは、ボール初速66.3m/s、打ち出し角13.2度、スピン量4,116rpm、キャリー229.2ヤード、トータル241.5ヤードだった

    『LIN-Q EX FW』は、手元部に復元性の高い「Q・Ply・Core」テクノロジーを搭載することで切り返しの再現性を高めている。その上でシャフト全体のトルクを低く抑えることで、高い操作性を確保。先端には『LIN-Q BLUE EX』と同じ「トレカ®M40X」という素材を使うことで剛性を高め、強弾道の飛びを生み出してくれる。
     
    「このシャフトで注目すべき点は、“FW専用”に設計されていることです。ドライバーとFWは似た系統のヘッドのようで、重心位置も、長さもかなりの違いがあります。多くのカスタムシャフトはドライバーで使うことを想定して設計されていますから、FWに同じものを装着しても、しなり方が変わり、振り心地に違いが出る可能性があります。そもそもFWの長さに合わせて、7〜8センチほどカットするわけですから、性能的な変化が起きていても不思議ではありませんよね。

    その点、『LIN-Q EX FW』は、FWのヘッド、長さで性能が出るように設計されていて、実際にFWをすごく振りやすいクラブに変えてくれました。私の場合、5Wのロフトだと、ボールを引っかけやすい傾向がありますが、『LIN-Q EX FW』を付けると左へのミスがなくなりますし、曲がり幅の小さいフェードやドローを打ち分けることもできました。この性能はコースで武器になりますよ」
     
    ありそうでなかったアイアン感覚でハイブリッドを打てるシャフト

    75、85、95と3つの重量帯で、それぞれSとXのフレックスがラインナップされた『LIN-Q EX HY』。税込価格は20,900円となっている

    75、85、95と3つの重量帯で、それぞれSとXのフレックスがラインナップされた『LIN-Q EX HY』。税込価格は20,900円となっている

    続いて、ハイブリッド用の『LIN-Q EX HY』の“85S”をテスト。カット前の長さが42インチで、重量が83グラムの中元調子系シャフトになっている。ヘッドはロフト21度のウッド型UTを使用した。
     
    「手元から中間にかけてしなやかに動く特性はFW用と共通していますが、よりトルクを絞ってあり、挙動がさらに安定する印象です。アイアン感覚にボールを叩いていけて、ネジレの少ないボールを打つことができます。ハイブリッドはシャフト選びが非常に難しく、プロを含め悩んでいるゴルファーが多いクラブです。純正カーボンだと少し柔らかいけど、スチールにすると硬い…といった場合などに最適な選択肢がなかなかありませんでした。しかし、『LIN-Q EX HY』はスチールの安定性とカーボンのやさしさを合わせたような性能を持っていますので、幅広いゴルファーに合う、使い勝手の良いシャフトになっています」

    『LIN-Q EX HY』の“85S”の弾道データは、ボール初速62.8m/s、打ち出し角16.4度、スピン量4,929rpm、キャリー206.3ヤード、トータル216.6ヤードだった。やや低い打ち出しからスピンでしっかり高さが出て、グリーンに止まる球が打ちやすい

    『LIN-Q EX HY』の“85S”の弾道データは、ボール初速62.8m/s、打ち出し角16.4度、スピン量4,929rpm、キャリー206.3ヤード、トータル216.6ヤードだった。やや低い打ち出しからスピンでしっかり高さが出て、グリーンに止まる球が打ちやすい

    『LIN-Q EX HY』も基本的な設計はFW用と共通している。手元部に「Q・Ply・Core」テクノロジーを搭載して、安定してタメのある切り返しを実現。ロートルク設計によるコントロール性の高さと先端剛性の高さによる強弾道が特徴となっている。
     
    「先端がしっかりしているぶん、ミスヒットでも方向のブレが小さく、飛距離も落ちにくくなっています。そもそも挙動が安定していて、フェースをスクエアに戻しやすいですから、実はハイブリッドをすごくやさしくしてくれるシャフトではないでしょうか。FWやハイブリッドは苦手意識を持つゴルファーが多く、上級者であっても弾道がコントロールしにくいと敬遠することもあるクラブですが、『LIN-Q』を装着することで、劇的にやさしくなることは間違いありません」
     
    『LIN-Q BLUE EX』との相性もバッチリ!

    同じシリーズのシャフトらしく、振り心地が“リンク”していて好相性だった

    同じシリーズのシャフトらしく、振り心地が“リンク”していて好相性だった

    FWやハイブリッドで曲げずに、安定した飛距離を出せるように設計された『LIN-Q EX FW/HY』。では、振り心地など、ドライバーからの流れはどうなのか。
     
    「今回は最初に『LIN-Q BLUE EX』を試打してから、『LIN-Q EX FW/HY』をテストしましたが、切り返しやダウンスイングで感じる挙動や全体的な振り心地が非常に似ていて、組み合わせたときの相性はかなり良いと感じました。同じシリーズらしい振り心地の“リンク”がありますね。また、『LIN-Q』以外でも、挙動が安定して叩けるタイプのシャフトをドライバーに装着しているなら、同じ流れでFWやハイブリッドが打てるはずですよ。クセのないシャフトなので、いろいろなドライバー用シャフトと組み合わせやすいことも大きなメリットです。正直なところ、高額なドライバー用のカスタムシャフトを購入してカットして使うのは勇気が要ります。一方で、『LIN-Q EX FW/HY』はコストを安く抑えることもできて試しやすいですし、FWとハイブリッドに装着したときの性能も抜群なので、非常におすすめですよ」
     
    『LIN-Q EX FW/HY』は、さまざまなタイプのゴルファーが、さまざまな番手で使えるように豊富なスペックを用意している。今までありそうでなかった“FW・HY専用設計シャフト”の打ち心地をぜひ試してみてほしい。

    ✦撮影協力/USTマミヤフィッティングスタジオ
    ✦撮影・構成/田辺直喜

    FW用とHY用でそれぞれ6スペック、計12スペックが用意されている。下の番手で重量を上げるなど、さまざまなセッティングに対応できる

    FW用とHY用でそれぞれ6スペック、計12スペックが用意されている。下の番手で重量を上げるなど、さまざまなセッティングに対応できる

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