限定カラーの『TRI-BEAM』が攻撃的な本能を呼び覚ます!?
ベストスコア「67」、ホームコースのハンディキャップ「0」を誇る、貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2024年8月15日 11時15分
ドライバーのヘッドスピード40m/sのアマチュアゴルファーでも、最新ギアを使いこなせるのか? ベストスコア「67」の元競技ゴルファーでロマン派ゴルフ作家の篠原嗣典が実際にコースに持ち込んで検証しました。
『TRI-BEAM RED DOUBLE WIDE CS パター』は、オデッセイが2024年7月19日に発売。2023年の春に発売されて、三角ネックの「ラケットホーゼル」で多くのゴルファーを助けて大ヒットパターになった『TRI-BEAM パター』の数量限定のレッドバージョンになります。
ヘッドは『#7』と『DOUBLE WIDE』の2種類で、それぞれに、通常のネックとセンターネックがあり、『TRI-BEAM RED パター』は4種類になります。コピーは、“ミスヒットへの無類の強さに燃える赤が登場”です。
ネイビーブルーに加工された『TRI-BEAM パター』は、特別感があっただけではなく、心が落ち着くとか、集中しやすいというゴルファーもいて、ツアーでも実績を残しました。しかし、ツアーモデルのパターとして、青ではなく、赤いヘッドに強いこだわりがあるゴルファーも一定数いるのです。レッドバージョンを待っていた、という声が聞こえます。
『TRI-BEAM RED DOUBLE WIDE CS パター』の機能面の最大のテクノロジーは、「ラケットホーゼル」です。このネックは、ミスヒットでもヘッドがブレないという特徴と転がりのロスを防ぐというとんでもない機能を発揮するので、パットが苦手だった人が急に安定したり、弱点に悩んでいた上級者がレベルアップする原動力になったりしています。
『DOUBLE WIDE パター』は、アンサー型のヘッドを2つ重ねたような幅が2倍になったヘッドで、現在ではスタンダードの一つとしてカウントされます。ブレードタイプのパターの良い点と、マレットの良い点を融合させていて、半円ではなく、四角形のほうが扱いやすいというゴルファーにも評価されています。
赤いバージョンを作る際に、一方が『TRI-BEAM RED DOUBLE WIDE』になったのは、人気と実績があるパターヘッドの内の一つということなのだと思われます。大型マレットのヘッドではなく、『DOUBLE WIDE パター』は、敏感に動くというブレードの特性が残っているので、それをしっかりとコントロールする意味で、「ラケットホーゼル」は有効だと推測できます。
『TRI-BEAM RED DOUBLE WIDE CS パター』は、どんなふうに仕上がっているのか? ワクワク、ドキドキしながら試打ラウンドに挑みました。僕は赤いパターが大好きだからです。試打した日は、晴れで、気温は26℃~33℃。微風。グリーンは8.5フィートの速さ。ボールは、使い慣れていて、パターだけに集中しやすいように『TOUR B X』を使用しました。
【打感・打ち応え】
『TRI-BEAM RED DOUBLE WIDE CS パター』の打音ですが、音量はほんのりと抑えめです。音質は硬質で残響がない良い音。打ち応えは軽め、手応えは敏感ですが、薄い感じがします。
【構えやすさ・方向性】
『TRI-BEAM RED DOUBLE WIDE CS パター』は、ネックの癖が強く出ます。これは個体差の可能性もありますが、普通に構えると少し左に向く感じがしました。ハンドファーストに構えれば真っ直ぐに狙えます。ヘッドは敏感に反応してくれて、気持ちが良いです。
【距離性能】
『TRI-BEAM RED DOUBLE WIDE CS パター』は、良くも悪くも「ホワイト・ホット フェース」の特徴が強く出ています。しっかり打っても転がり過ぎないところが特徴です。慣れてくれば、敏感なタッチを出すのもお手の物です。
【ロマン派ゴルフ作家語る】
『TRI-BEAM RED DOUBLE WIDE CS パター』は、言うまでもなく赤いパターです。赤いヘッドの質感が良いです。光りすぎないマット感とツヤ感がちょうど良いバランスなのです。『TRI-BEAM RED DOUBLE WIDE CS パター』は、それだけでも自分のバッグに入れようと決断するゴルファーがいてもおかしくはないと思いました。
基本的な性能は『TRI-BEAM DOUBLE WIDE パター』と同じです。今更ですが、高性能で、頼りになるパターであることは、すでに保証されています。試打ラウンドでも、まるで、自分のパターのように扱いやすくて、ちゃんと機能しました。
四角形のヘッドの印象と赤いカラーの印象が、バッチリだと感じて、かつ、入りそうだとか感じたのであれば、その直感を信じるべきであると『TRI-BEAM RED DOUBLE WIDE CS パター』をオススメします。
僕は赤いヘッドが好きなので、特に感じたのかもしれませんが、青いヘッドと、赤いヘッドでは、別のパターのように感じました。赤いヘッドのほうが、しっかりと打てて、真っ直ぐに転がるような気がしました。青いほうが大人しくて、赤いほうが攻撃的になるような気がしたのです。強気で打てるからストレートが狙い通りに転がりました。
そして、もう一つ、『TRI-BEAM RED DOUBLE WIDE CS パター』で良かったのは、下りが入る絶妙なタッチを要求されるラインを打つときに、コレしかない、というタッチが出たことです。説妙なタッチが出せるのは腕前だけではなく、パターとボールの用具が機能することが不可欠です。『TRI-BEAM RED DOUBLE WIDE CS パター』は、確実にクリアしてくれます。
『TRI-BEAM RED DOUBLE WIDE CS パター』は数量限定です。ソールドアウトしてしまう前に購入することをオススメします。燃えるような赤で、スコアも赤字にしていくようなパットをするための1本が、『TRI-BEAM RED DOUBLE WIDE CS パター』なのです。
【試打ギアスペック】
『TRI-BEAM RED DOUBLE WIDE CS パター』
ヘッド素材 ステンレススチール+アルミニウムソールプレート
ロフト 3度
ライ角 70度
長さ 34インチ
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。ベストスコア「67」、ハンディキャップ「0」
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