飛距離を稼げる夏ゴルフの強い味方 最新UTは深いラフでも楽に抜ける!
夏は芝が生い茂り、ラフはどんどん深くなっていく。もしボールが入ってしまったら、脱出するだけでも大変だが、最新ユーティリティがあればそんな心配は無用だ。抜けの良いソールでしっかりボールを捉えながら、反発力の高いフェースで大きく飛ばすことができるぞ。
配信日時:2024年6月27日 01時00分
アイアンよりも抜けて、FWより当てやすい
夏のゴルフで厄介なのは、深く強く伸びたラフだ。もしボールが埋まってしまったら、距離を出すどころか、脱出するのも容易ではない。長い上に元気で粘っこいラフからボールを飛ばすには最新UTを活用するのがおすすめとゴルフクラブアドバイザーの阿部利成さんは話す。
「ロフトの立ったアイアンでラフからボールを飛ばすにはかなりのパワーが必要です。リーディングエッジが直線的になっているアイアンは芝の抵抗をもろに受けてしまうためです。一方でUTは、リーディングエッジに丸みが付けられ、ソールも芝を滑ってくれるように設計されています。深いラフで抜群に振り抜きやすいヘッドなのです」(阿部さん)
ヘッドの形状だけでいえばFWでも良さそうだが、阿部さんはUTの方が断然当てやすく、使い勝手がいいと語る。
「UTのシャフト長はアイアンよりも長く、FWよりも短い絶妙な長さです。ヘッドスピードを出しながらボールを捉えやすい絶妙な長さですので、FWよりもミート率が上がって、安定して飛ばせるのです。さらに最新UTの反発力はFWと遜色ないほど高く、パワーがなくても飛距離を稼ぎやすくなっています。重心を深く、低くするなど、高さを出しやすい構造にもなっていますので、最新UTを1本持っておけば夏ラフの攻略が楽になって、間違いなくスコアアップできるはずです」(阿部さん)
ロングアイアンを抜いて、UTを追加するのは近年、多くのプロも取り入れている鉄板セッティングだ。夏ラフを楽に攻略するためにも、新たなUTの投入を検討してみてはいかがだろうか。尚、UTを購入する際には、番手選びに注意が必要だ。モデルによって番手ごとのロフト設定に違いがあるので、何度のモデルなのかしっかりチェックした上で選ぶことが大切だ。
以下に、阿部さんおすすめの『最新UT』をご紹介していくので、番手選びの参考にしてほしい。
キャロウェイ『パラダイムAIスモーク』
25万人分のスイングデータを解析して生み出された「Aiスマートフェース」を搭載。小さめのヘッドだが、安定した飛距離が出て、方向のバラつきも小さく抑えられる最新UT。
「コンパクトなヘッドのUTで構えやすく、ラフでも抵抗が少なく、スムーズに抜けてくれます。それでいてAIが設計したフェースの効果で打点ブレにも強く、しっかりボール初速が出てくれます。ソールのウェイトがフェース寄りの位置にある浅重心設計になっていることも特徴で、スピンの少ない強弾道ボールで飛ばすことができます」(阿部さん)
テーラーメイド『Qi10 MAX』
カーボンクラウンでヘッド上部を軽量化し、ソールの後方にはウェイトを搭載することで低・深重心化。大きめヘッドによる安心感、寛容性の高さで楽に高いボールでキャリーが伸ばせる。
「ラージサイズのUTで、構えたときの安心感が強いです。カーボンクラウンが採用され、ソールに重量配分して、低重心化しているので、ボールを高く打ち出しやすいですし、打点ブレにも強くなっています。ボールが沈んだりと、悪いライで力を発揮するUTで、あらゆる状況から高いボールで飛ばせます」(阿部さん)
ダンロップ『XXIO13』
「XXIO」は長い歴史を持つやさしいクラブの代名詞的存在。「バイフレックスフェース」や「キャニオンソール」、「リバウンドフレーム」など、やさしくボールを飛ばすためのテクノロジーがふんだんに盛り込まれている。
「グリップ、シャフトを含めたトータルで設計されていて、バランスが良く、軽快に振っていけます。また、フェースのたわみを最適化するテクノロジーが投入されていて、芯が非常に広く、反発性能も高くなっています。フェースサイズも大きめで当たる安心感がありますし、総重量が軽めなのでパワーがなくても扱いやすくなっています」(阿部さん)
コブラ『ダークスピード』
フェース寄りの位置に吊り下げ式のウェイトを搭載し、ソール下部にもウェイトを配置することで高いボールが打ちやすくなっている。オーソドックスな形状のヘッドに、Aiが設計した反発力の高いフェースを搭載するなど、安定して飛ばせる性能を持ったモデルに仕上がっている。
「“パワーブリッジ”という独自のテクノロジーとAI設計のフェースによって圧倒的な初速性能持ったUTです。トゥからヒールにかけて丸みを付けるなど、接地面積を減らす工夫をしたソールは抜けが抜群に良く、ラフでもやさしくボールを拾えます。重心が深めで、しっかり高さが出ることも特徴です」(阿部さん)
PING『G430』
新設計のカーボンクラウンやソールとクラウンまでフェース面積を拡大する「フェース・ラップ・テクノロジー」によって、ヘッドの高慣性モーメント化に成功。安定した飛びと心地良い打球音が特徴のUTとなっている。
「ウェイトをフェースから最も離れた後方に配置して、慣性モーメントを高めています。PINGのドライバーのように直進性が高く、とにかくミスに強いことが特徴です。特に左右の打点ブレに強く、距離や方向がほとんどズレません。カチャカチャでロフトなどを調整できることもうれしいポイントです」(阿部さん)
ロイヤルコレクション『AM-X』
シャローバックで重量配分をすることで低・深重心化。やさしく高い球が打てて、ボールのつかまりも抜群に良いし、強いラウンドを付けたソールはどんなライでも抜けの良さを発揮する。
「ロイヤルコレクションはFWやUT作りに定評があるメーカーで、『AM-X』は他にない独自の形状に仕上がっています。ヘッドサイズは大きめで安心感がありつつ、リーディングエッジにしっかり丸みを付けて、傾斜やラフなど、ライへの対応力も高くなっています。安定して高弾道が打てて、ミスにも強いモデルです」(阿部さん)
取材協力/ヴィクトリアゴルフ御茶ノ水店 撮影/近澤幸司