ボール部門では4月中旬以降、4カ月間にわたって本間の『D1』が1位をキープ。8月以降は、2位との差をさらに広げて独走状態になっている。初代『D1』が発売されたのが2016年。当時は1ダース2000円以下という低価格ボールとして話題になったが、有賀園ゴルフ西東京店の高久勇也さんに話を聞くと、売れ続ける理由は価格だけではないと教えてくれた。

「最近の『D1』はベテランゴルファーや中級者からも人気があります。もちろん価格の安さが最大の魅力ですが、ラウンドで使ってみると飛距離性能も出るし、一定のスピンも入る。価格だけではなく、ゴルフボールとして性能面を評価されたことによってリピーターが増えた感じです」
 
現在発売されている4代目については？
 
「昔から『D1』を使っていて人からも、打感が良くなったという声をよく聞きます。今年になってからも同伴競技者が『D1』を使っていて興味を持ったというお客さんや、はじめて『D1』を購入するという人が多くて、『D1』ユーザーはますます拡大している感じです」
 
価格だけなら『D1』より安いボールも沢山ある。しかし、それでも『D1』が売り上げトップになっているのは、性能面を含めたコストパフォーマンスの良さが評価されているからだろう。

ボール売り上げランキングトップ3
1位　本間ゴルフ　D1
2位　ツアーステージエクストラディスタンス
3位　タイトリスト　プロV1