卓越した飛距離性能と直進性、新しい『M』は“オートマ”だ
卓越した飛距離性能と直進性、新しい『M』は“オートマ”だ
配信日時:2016年1月26日 03時00分
昨年の米国男子ツアープレーオフシリーズの「BMW選手権」でジェイソン・デイ(オーストラリア)が実戦に投入し、即優勝という結果を得たことで大きな話題を集めたテーラーメイドの新ドライバー『M1』。その後も勝利を積み重ね世界のツアーで6勝を挙げ、初めてツアーで結果を出したこのグラファイトコンポジットドライバーに、新しい仲間が加わることが発表された。
テーラーメイドのクラブ一覧
新しく発表されたのは『M2』シリーズ。ドライバー、フェアウェイウッド、レスキュー、そしてアイアンが新たにMファミリーに加わることになった。この発表以前にテーラーメイドの米国本社にてメディア向けの説明会が行われ、開発者自らがこM2について語ってくれた。
「ゴルファーはさらなる飛距離性能とミスに対する寛容性を求めている。それが開発のきっかけでした」とM2をリリースした動機を話してくれたのはウッド部門のシニア・ディレクター、ブライアン・バゼル氏。このM2のヘッドはM1同様のグラファイトコンポジットクラウンが踏襲されている。クラウンが軽くなったことで生まれた余剰重量を、M1ではTトラックに使用していたが、M2ではその余剰重量を全てソールに配置。また同社が開発したソールのミゾ“スピードポケット”の効果もあり、「M1よりもスイートエリアが17%拡大された」(バゼル氏)という。
これによりM1と同じく類まれな飛距離性能を持ちながら、M1よりもミスに強いクラブが誕生した。「M1は2つのトラックシステムにより、自分に最適な弾道を選べました。M2は誰もが簡単に飛ばすとこができるよう、あらかじめこちらでセットした形ですね」(バゼル氏)。車に例えるなら、M1が操る楽しみがある“マニュアル”ならば、M2は誰もが簡単に運転できる“オートマ”といったところだろうか。
本社に隣接するフィッティング施設『The Kingdom』で筆者はドライバーを試打させてもらったが、弾道測定器トラックマンでヘッドスピード40.1m/sで238.6ヤードの飛距離を計測。なにより驚いたのはその直進性で、明らかなミスでも曲がり幅が少なかったことには驚かされた。M1はどちらかといえばアスリート向きのクラブだが、M2はアベレージからプロまで幅広いゴルファーが使える一本のようだ。
またバゼル氏が「世界を制覇できる」と仕上がりに絶対の自信をもっているのがフェアウェイウッド。「契約プロの60%はこれにスイッチするでしょう。M1もそうでしたが、契約していなくても使いたい人は多いでしょうね」。このウッドは同社がかつてリリースし、ゴルフ界の常識を変えたといっても過言ではない『RBZ(ロケットボールズ)』をはるかに上回る飛距離性能を持っているという。「新しいスピードポケットがかってない柔軟性をフェースに与えてくれました」(バゼル氏)、開発した当初は反発係数がSLEルールの規制値を超えてしまっており、そこから飛ばなくするのに苦労したほどだという。
M2シリーズは1月末の米国男子ツアー「ファーマーズ・インシュランス・オープン」からプロが実戦に投入する予定。M1同様にいきなりツアーでインパクトのある結果を残せるのか、注目だ。なお、M2シリーズの発売日は3月11日(金)となっている。
動画ページではバゼル氏のインタビューの模様を掲載中。
→http://www.alba.co.jp/movie/detail?itemId=4723137122001
M2アイアンについては来月に、レポートと開発責任者のブレッド・ウォール氏のインタビューを掲載する。
価格やスペックについての詳細は公式ページを参照→http://tmag8624.jp/tm_japan/doc/160126_01.pdf
テーラーメイドのクラブ一覧
新しく発表されたのは『M2』シリーズ。ドライバー、フェアウェイウッド、レスキュー、そしてアイアンが新たにMファミリーに加わることになった。この発表以前にテーラーメイドの米国本社にてメディア向けの説明会が行われ、開発者自らがこM2について語ってくれた。
「ゴルファーはさらなる飛距離性能とミスに対する寛容性を求めている。それが開発のきっかけでした」とM2をリリースした動機を話してくれたのはウッド部門のシニア・ディレクター、ブライアン・バゼル氏。このM2のヘッドはM1同様のグラファイトコンポジットクラウンが踏襲されている。クラウンが軽くなったことで生まれた余剰重量を、M1ではTトラックに使用していたが、M2ではその余剰重量を全てソールに配置。また同社が開発したソールのミゾ“スピードポケット”の効果もあり、「M1よりもスイートエリアが17%拡大された」(バゼル氏)という。
これによりM1と同じく類まれな飛距離性能を持ちながら、M1よりもミスに強いクラブが誕生した。「M1は2つのトラックシステムにより、自分に最適な弾道を選べました。M2は誰もが簡単に飛ばすとこができるよう、あらかじめこちらでセットした形ですね」(バゼル氏)。車に例えるなら、M1が操る楽しみがある“マニュアル”ならば、M2は誰もが簡単に運転できる“オートマ”といったところだろうか。
本社に隣接するフィッティング施設『The Kingdom』で筆者はドライバーを試打させてもらったが、弾道測定器トラックマンでヘッドスピード40.1m/sで238.6ヤードの飛距離を計測。なにより驚いたのはその直進性で、明らかなミスでも曲がり幅が少なかったことには驚かされた。M1はどちらかといえばアスリート向きのクラブだが、M2はアベレージからプロまで幅広いゴルファーが使える一本のようだ。
またバゼル氏が「世界を制覇できる」と仕上がりに絶対の自信をもっているのがフェアウェイウッド。「契約プロの60%はこれにスイッチするでしょう。M1もそうでしたが、契約していなくても使いたい人は多いでしょうね」。このウッドは同社がかつてリリースし、ゴルフ界の常識を変えたといっても過言ではない『RBZ(ロケットボールズ)』をはるかに上回る飛距離性能を持っているという。「新しいスピードポケットがかってない柔軟性をフェースに与えてくれました」(バゼル氏)、開発した当初は反発係数がSLEルールの規制値を超えてしまっており、そこから飛ばなくするのに苦労したほどだという。
M2シリーズは1月末の米国男子ツアー「ファーマーズ・インシュランス・オープン」からプロが実戦に投入する予定。M1同様にいきなりツアーでインパクトのある結果を残せるのか、注目だ。なお、M2シリーズの発売日は3月11日(金)となっている。
動画ページではバゼル氏のインタビューの模様を掲載中。
→http://www.alba.co.jp/movie/detail?itemId=4723137122001
M2アイアンについては来月に、レポートと開発責任者のブレッド・ウォール氏のインタビューを掲載する。
価格やスペックについての詳細は公式ページを参照→http://tmag8624.jp/tm_japan/doc/160126_01.pdf