最新ウェッジ30機種の中で『スピンがかかる』&『ミスに強い』ベスト5モデルはコレ!
最新ウェッジ30本の中から、スピンがかかるモデルとミスに強いモデルのベスト5を発表。ランクインしたのはそれぞれまったくタイプの異なるモデルだが、どちらにも共通していたのはソールの“抜けの良さ”だった。
配信日時:2024年7月23日 01時00分
最新ウェッジ30本の中から、スピンがかかるモデルとミスに強いモデルのベスト5を発表。ランクインしたのはそれぞれまったくタイプの異なるモデルだが、どちらにも共通していたのはソールの“抜けの良さ”だった。
今回はギアに詳しいプロ、海老原秀聡が、それぞれのクラブで打ちスピン量を計測。距離50ヤードで5球中、上位3球の平均値でベスト5を選んだ。
スピンがかかるベスト5に共通するのは、フェースの開きやすさとソールの抜けの良さ。5本ともフェースを開きやすいタイプだが、開いたときのソールの抜けに微妙な違いがあるという。
「ソールが地面の抵抗を受けずに抜けると、ボールがフェースの上を通過する時間が長くなるのでスピンがかかります。逆に抵抗があって少しでもソールが跳ねると、ボールがフェースから離れるのでスピン量が減少します。1位の『ボーケイ SM10 Tグラインド』は超幅狭ソール&超ローバンスで最も芝の抵抗が少なかったです」(海老原)
ミスに強いベスト5は、ほとんどが幅広ソールで、なおかつソールにラウンドがついていた。
「刃が地面に刺さりにくい幅広ソールですが、フラットソールは地面で跳ねやすく、ラウンドソールは地面の上を滑りやすい傾向があります。今回のテストでは、ラウンドソールの方がヘッドが減速せず飛距離が落ちなかったようです。また、キャビティのモデルはスイートエリアが広く、打点がズレたときの飛距離ロスをカバーしてくれます。1位のクリーブランド『スマートソール』は全ての条件がそろった超簡単モデルですね」(海老原)
最後に、真っすぐに構えてスピンがかかるベスト3も紹介。スクエアに構えて打ったときのスピン量ベスト3は、意外にもソール形状とは無関係のクラブが選ばれた。
ベスト1はテーラーメイド 『MG4クロームLB』だった。「1位と2位に共通するのはフェースや溝へのボールの食い付き。上位のモデルは、溝に独自加工されており、スピンがかかりやすいですね」(海老原)
自分のピッタリモデルを選ぶうえで、参考にしてはどうだろうか。
■試打・解説 海老原秀聡
えびはら・ひであき/ 2012年プロ入り。現在は「GOLF&FITNESS POINT芝浦」でインストラクターを務めている。正確なショットに定評があり、最新のスイング理論はもちろんギアにも精通している。
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●アプローチはスコアメイクの肝と言える。ウェッジ選びに困る人は、関連記事【フェースを開いて激スピンで止める? ザックリを防いでミスなく寄せる? 最新ウェッジ30機種を完全解剖】を読めば、アナタのベストウェッジが分かるかも?