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    あのディアマナから、パター用カーボン!

    あのディアマナから、パター用カーボン!

    配信日時:2017年2月20日 05時59分

    • ギア
    4月に発売予定の『ディアマナパター』シリーズ
    4月に発売予定の『ディアマナパター』シリーズ
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    三菱レイヨンから、“パター用”カーボンシャフト『ディアマナ パター』シリーズを4月に発売するとの情報が届いた。

    「ドライバーのリシャフトならまだしも、なぜパターにわざわざカーボンシャフトなんかを?」との突っ込みが入りそうだが、パターといえば現在はスチールシャフトが一般的。ところが、古くはパターのカーボンシャフトは珍しくはなく、ジャンボ尾崎は「スチールシャフトのほうがしなりがあるから」と、設計自由度の高さを利用し、スチールよりはるかに剛性の高いカーボンシャフトをパターに採用していたこともある。このように、繊細なタッチが求められるパターにおいて、シャフトの影響度は無視できず、悩みにハマればスコアアップできそうな話なのだ。

    メーカーによると「カーボンならではの材料・設計の自由度をパターシャフトにも持ち込み、未体験のソフトな打感と転がりの良さをもたらします。よりゆったりとしたストロークリズムに導き、ボールを厚く押し出すインパクトの『Flex1.0』と、プレーヤーの繊細な完成をパターヘッドにリニアに伝え、インパクトから得られる情報を速やかにする『Flex2.0』をラインナップします」とのこと。

    昨季の男女ツアーで同社は硬さの違うパター用カーボンシャフトのプロトタイプ2種を選手に供給。ツアー担当の三好正樹氏によると、ショート癖があり、パンチの入る人には柔らかカーボンの『ディアマナ Flex1.0』が最適だと語る。
    前田陽子プロはショートパットの引っかけが出にくく、適度なしなりでトップの“間”ができて打ち急がなくていいと気に入っています。その他、古屋京子プロや大堀裕次郎プロも先が動いてコロがりがよくなっていいと評価してくれましたし、東浩子プロはパンチが入らなくなったと喜んでいましたね。一般的なスチールシャフト並みの振動数(硬さ)の『Flex2.0』もあるのですが、昨季のツアーでは全員が柔らかい方の『Flex1.0』を評価していました」(三菱レイヨン ゴルフシャフト部 三好正樹氏)

    これらはツアープロの話だが、スチールより遥かに柔らかいカーボンシャフトは我々アマチュアゴルファーには何がいいのか? メリットは大きく2つあるという。まず、一つめは、手首を使うストロークタイプの人でもしなりやトルクが作用し、ヘッドの悪い挙動を生みにくいこと。例えば、手首を使う人は一度ショートすると次はパンチが入って大オーバー……という悪循環に陥りがちだが、これを減らせるという。また、ゆったりリズムでヘッドが自動的に出やすく、コロがりもよくなるのだとか。2つめは、しなりにより、振動を吸収するため、同じヘッドでも打感を柔らかく感じるという。これは、スチールと打ち比べると誰でも体感できる違いだとか。

    ジャンボ尾崎の考えとは正反対の、「パター用柔らかカーボンシャフト」。1本2万6千円+税と少々値が張るが、パターがアキレス腱の人は試してみては?

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