23日（木）に、ヤマハの新契約プロ発表会が行われ、ツアー通算13勝を誇る女子プロ有村智恵が契約プロとして登場。今まで使用したブリヂストンスポーツのクラブから変更して、ヤマハのクラブを使用することを発表した。

　今までブリヂストンスポーツのクラブを使い続けたのに、日本ツアーに完全復帰する今季にヤマハのクラブに変更した理由を有村が話してくれた。

大山志保、有村智恵ら5人がヤマハとクラブ契約！藤田寛之も「すごい顔ぶれ」


「今までゴルフを始めてから違うクラブを使い続けていていたけど、道具でなく自分のスイング技術で何とかできえば勝てると思っていました。だけど、今のツアーだとクラブが非常にやさしくなって、クラブの力を借りないと勝てないと思いました。ヤマハのクラブは一発で打ったときに打音が良かったからです。打音がビビッっときて、こんなクラブはなかなか出会えないのに、ヤマハのクラブはいろいろな番手を打っても全部良かったんです。打音がイメージどおりのものが出れば、ゴルフがすごくしやすくなるんです」

　実際にヤマハのクラブをテストし始めたのは、今年の１月に入ってからといい、昨年はクラブを見ただけだという。ロサンジェルスの合宿で打ち最終的に新契約を決めたという。「日本ツアーに完全復帰したり、今年29歳で20台最後の年だったり、いろいろな節目に当たる年ですが、このタイミングでいいクラブに切り替えられてよかったです。非常に心強いクラブのサポートをしてくれるので、安心できます」と有村は語ってくれた。

　新たに契約した大山志保やユン・チェヨン、今平周吾らは「RMX（リミックス）」シリーズのロゴを背負ってプレーするが、有村は2番手上の飛距離で評判となっている「UD＋2」などで知られる「Inpres（インプレス）」シリーズのロゴを背負ってプレーする。

　ヤマハの担当者に聞くと、「Inpres（インプレス）」シリーズは昔の飛距離を取り戻す、アマチュアがラクにゴルフができるという“復活”をキーワードとするブランドだと説明する。有村が日本ツアーに完全復帰するこのタイミングや彼女の戦う姿勢が、「Inpres（インプレス）」シリーズと重なることから、今回契約に至ったという。