リッキー・ファウラーがPGAツアー「ホンダ・クラシック」（2月23日〜26日・PGAツアーナショナル・チャンピオンC・フロリダ州）で2位に4打差をつけ12アンダーで逃げ切りに成功。PGAツアー4勝目をこの試合から投入した43.5インチのドライバーで挙げた。

これを受け、コブラ・プーマゴルフ事業部の梅宮研二氏にファウラーの使用ギア、特に43.5インチのドライバーについて話を聞いた。

「ファウラー選手は確かに今週から43.5インチと、以前より1インチ短いドライバーを使って勝利しました。短くした理由は、最近ジミー・ウォーカー選手の42.5インチなどが話題になったこともあるのでしょうが、普通に考えれば球が上がらなくなりますし、一般の方にはまったくオススメ出来ない内容です。ファウラー選手は3日めに340ヤード飛ばしたりしていましたが、それはあくまでファウラー選手だからだと考えます」（プーマジャパン・梅宮氏）

と、何ともつれない返事。何か他にニュースはないのか？ 聞くと、ファウラーの優勝よりも重大なニュースがあるという。

「ファウラー選手のこれまでの３勝はすべて“PUMA”のキャップでしたが、今回の４勝目は初めて“COBRA”のキャップで優勝しました。興味がない？分かりました。ファウラー選手の優勝よりも重大なニュースがあります。今、ブライソン・デシャンボー選手の使用で話題になった『ワンレングスアイアン』の引き合いが日本でも増えています。米国では『KING F7 ONE Length』がすごく話題で、PGAショーの前からかなりの注目を集めたため、急遽日本でもワンレングスを発売することになりました。それが『KING フォージド ツアーアイアン』です。

特長は、全番手が７番アイアンと同じ長さ。だからボールとの距離やスイングを番手によって変えなくてもいい。多くのゴルファーが7番アイアンを一番多く練習すると聞きます。そして、それ以上の5番アイアンや6番アイアンは長くて当たらず苦手だとも。こういう人の悩みを解決する可能性があります。球が上がらなくなってしまうドライバーの“長さ”より、はるかにメリットがある“長さ”の話だと思いませんか？」

確かに“長さ”というお題目では共通だが、ファウラーとは無関係……。梅宮氏によると、6本で10万8000円＋税〜というリーズナブルさも好評の理由なのだとか。“アイアンの”長さが気になる人はぜひ。