今季2勝の桑木志帆さん、ウェッジは『三角顔』がいいってどういうことですか?
「ニトリレディス」でトータル12アンダーで見事今季2勝目を果たした桑木志帆。ショットに定評のある彼女だが、2勝を飾った強さの秘密にウェッジへのこだわりがあった。その詳細をレポートしたい。
配信日時:2024年8月27日 06時00分
「ニトリレディス」でトータル12アンダーで見事今季2勝目を果たした桑木志帆。ショットに定評のある彼女だが、2勝を飾った強さの秘密にウェッジへのこだわりがあった。その詳細をレポートしたい。
桑木は、48・52・58度で『ブリヂストンBRM2』ヘッドに『N.S.PRO 850GH S』シャフトを採用。春先までは48・52度に『MOZ』のウェッジを使用していたが、その後現在の『ブリヂストンBRM2』モデルに変更して2勝をゲットしている。
「桑木プロは今年途中から48・52・58度まですべて『BRM2』ウェッジを使用してくれています。このウェッジはスタッドレスタイヤの溝パターンから着想を得て、溝の間にくさび型スリットを採用することで高いスピン性能を発揮します。ショットで攻める彼女の攻撃的ゴルフを支えている大事なギアになっていますね」(ブリヂストンスポーツレップ)
アプローチが安定すれば、安心してショットが打てるというもの。桑木はウェッジに関して“顔”に一番こだわりを持っているというが、一体どういうことだろうか?
「構えた感じでトゥ側が張り出している直角三角形のような顔がいいそうです。昔から使っているウェッジの顔がそれに近いそうで、それが直角三角形に近く、その方がフェースが開きやすいと言います。フェースを開いても右を向いている感覚になりにくくて、カットに振りやすいそうです。開いても打ちやすいようにヒール側はかなり落としていて、ソールの抜けがいいのも特徴ですね」(ブリヂストンスポーツレップ)
また、桑木は今季からボールを、打感が柔らかい『ツアーB XS』から強い弾道で飛ぶ『ツアーB X』にチェンジしている。
「昨年ドライバーのスピン量が増えてどう克服するかということで、新作ボールを2タイプ試しました。『ツアーB X』はスピン量が減って飛距離が伸びるということで、『ツアーB XS』から変更に至りました。『X』はスピン性能も高いですし、アプローチでも距離感が問題ないということで、使用しています」(ブリヂストンスポーツレップ)
高いショット精度に加えてアプローチの正確性も高まれば、まさに鬼に金棒。桑木が今季何勝まで築き上げるのか目が離せない。
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