今季の国内男女でスリクソン『Z-STAR』シリーズが40戦18勝。女子プロは【ハードな方】が有利!?
今年の国内男女ツアーの、ウレタンカバーボールのツアーレポート。
配信日時:2023年6月22日 06時46分
ダンロップから、今年の国内男女ツアーにおけるボール勝数に関するツアーレポートが届いた。
「6月22日時点で『スリクソン Z-STAR シリーズ』は、2023年の国内男女ツアー40戦中18勝しています。(🟡JGTOツアー:9戦4勝🟢JLPGAツアー:16戦8勝🔵ABEMAツアー:6戦2勝🔴ステップ・アップ・ツアー:9戦4勝)『Z-STAR』シリーズを使用するプロたちの試打動画もぜひご覧ください」(同社広報)
▶▶国内男女ツアープロが口々に語る、Z-STARシリーズのインプレッション動画が多数!
昨季はブリヂストン『TOUR B X/XS』シリーズが38戦16勝と圧倒したが、今季の女子ツアーは流れが変わっている。ここまで山下美夢有が4勝、岩井姉妹が3勝と、『Z-STAR XV』を使う選手がツアーを牽引するため、ダンロップの勝数が積み上がるのは当然。では、今年の国内女子16戦の最多勝ボールは何か? 下記に現状をまとめた。
【6/22時点の国内女子ボール勝数】
8勝――Z-STAR XV(山下美夢有4、岩井千怜2、岩井明愛、青木瀬令奈)
3勝――Pro V1(穴井詩2、申ジエ)
3勝――TOUR B X(吉本ひかる、吉田優利、川岸史果)
1勝――Chrome Softトリプルトラック(神谷そら)
1勝――TP5x(山内日菜子)
現状ハードな方の『TOUR B X』が3勝だが、気になるのは昨季12勝もしたソフトな方のブリヂストン『TOUR B XS』が未勝利な点だ。ダンロップも『Z-STAR XV』が最多の8勝する中、ソフトな方の『Z-STAR』が未勝利と共通で、全体でも16戦中12勝がハードな方となっていた。
これは岩井姉妹を代表に、飛距離の出る若い選手の活躍も関連するだろうか。今季/昨季のドライビングディスタンスを比較すると、上位92人の平均は237.92yd/237.94ydと不変だが、平均ストローク上位20人の平均は、243.92yd/241.1ydと、より今季の方が距離の出る傾向だった。
そして、平均飛距離のトップ3(神谷そら、竹田麗央、穴井詩)は各社のソフトな方のツアーボールだが、平均240yd以上を記録している上位29人中、23人がハードな方のツアーボールを選んでいた。(Z-STAR◆もハードな方にカウント)
ダンロップ契約プロは元々『XV』の使用者が多いが、今年から『XV』と『Z-STAR』の中間に位置する『Z-STAR◆』に切り替えた選手を含め、3つの選択肢から最適なものを選べることも結果に繋がる理由かもしれない。