＜ミズホ・アメリカズオープン　最終日◇4日◇リバティ・ナショナルGC（米ニュージャージー州）◇6656ヤード・パー72＞
 
AJGAアマチュアがLPGAツアープロが一緒にプレーする新規大会「ミズホ・アメリカズオープン」最終日。この試合がプロデビュー戦の注目の20歳、ローズ・チャン（米国）と、ジェニファー・カプチョ（米国）がトータル9アンダーのトップで並びホールアウト。18番パー4で行われたプレーオフの末、チャンが初優勝をはたした。
 
チャンは2019年の「全英AIG女子オープン」を制した渋野日向子以来、8人目（1992年以降）となる米ツアー公式戦初出場初優勝を果たした。また純粋にプロ初戦でのツアー初優勝は、1951年の「イースタンオープン」を制したビバリー・ハンソン（米国）以来72年ぶりの快挙となる。

チャンは、NCAA女子ゴルフ選手権の個人タイトルを2回獲得（2022、2023年）、ANNIKA賞を連続受賞（2022、2023年）し、2023年のオーガスタナショナル女子選手権でも優勝。史上最も成功したアマチュアキャリアを終え、今季アマ8勝はタイガー・ウッズに並ぶスタンフォード大学の選手としては学校史上最多記録を持つ。そんな超新星の使用クラブを、米国キャロウェイのツアー担当が下記のように明かしている。
 
【ローズ・チャンの使用ギア】
1W：キャロウェイPARADYM◆◆◆（9.0°Ventus Red 5S,45.5㌅D2)
3＋&5W：キャロウェイROUGE ST LS（13.5,18°Ventus Red 6R,43&42㌅D0)
4H：キャロウェイPARADYM（21°KBS Tour Graphite Hybrid Proto75R,39.5㌅D1）
5I～AW：キャロウェイAPEX 2021（N.S.PRO 850GH R）
54,58°：キャロウェイJAWS RAW（XP95 R300）
PT：オデッセイTRI-HOT 5K DOUBLE WIDE
BALL：キャロウェイCHROME SOFT X
 
オールキャロウェイを使い込むチャンだが、国内女子ツアーで優勝した契約フリーの川岸史果と同じ『パラダイム◆◆◆』を使用し4日間平均267.00ydをマーク。『パラトリ』ことパラダイムトリプルダイヤモンドが日米女子ツアー同週2勝となり、フジクラ『ベンタスレッド』（5S）装着のFWキープは56H中48回（85.7％）だった。▶▶6年ぶりVの川岸史果　契約フリーになりドライバーの不振を払拭していた【勝者のギア】

また、アイアンもやさしい『APEX』の2021年モデルでパーオン56回／72H（77.7％）を記録。平均パット数は30回だったが、川岸史果と同形状の『DOUBLE WIDE』パターも共通していた。
 
▶▶今年のPGAツアーで『パラダイム』が23戦10勝目。E・グリジョの使用ギア
 
【川岸史果の優勝セッティング】
1W：キャロウェイPARADYM◆◆◆（9°TOUR AD UB-5S）
3W：キャロウェイROUGE ST◆◆◆（15°TOUR AD UB-6S）
UT：ミズノMP CLK（19,22,25°ツアーAD DI-85）
6I～PW：ミズノプロ223（N.S.PRO V90 S）
48,53,58°：ミズノプロS18（DG95 S200）
PT：オデッセイWHITE HOT VERSA DOUBLE WIDE
BALL：ブリヂストンTOUR B X