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    飛ぶ! スピンが入る! 打音が良い! 『スリクソン Z-STAR』はスコアが安定&向上する!

    ベストスコア「67」、ホームコースのハンディキャップ「0」を誇る、貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2025年1月16日 10時15分

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    『スリクソン Z-STAR ボール』
    『スリクソン Z-STAR ボール』
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    ドライバーのヘッドスピード40m/sのアマチュアゴルファーでも、最新ギアを使いこなせるのか? ベストスコア「67」の元競技ゴルファーでロマン派ゴルフ作家の篠原嗣典が実際にコースに持ち込んで検証しました。

    【写真】『Z-STAR』シリーズ3機種の性能比較 あなたの好みはどれ?

    ダンロップは、『スリクソン Z-STAR』ボールを2025年1月17日に発売。

    『スリクソン Z-STAR シリーズ』として、『スリクソン Z-STAR』、『スリクソン Z-STAR XV』、『スリクソン Z-STAR ◆(ダイヤモンド) 』の三種類が発売されますが、スタンダードなツアーボールという位置付けになるのが、『スリクソン Z-STAR』です。

    『スリクソン Z-STAR』のコピーは、“優しさのZ-STAR 優れた直進性、ソフトで心地よい打感、高いアプローチスピン性能を併せ持つ!”です。

    『スリクソン Z-STAR』は、ボールナンバーが黒いのが特徴です。新しい『スリクソン Z-STAR』でも、それは引き継がれています。

    注目すべきテクノロジーは、「高スピン バイオ ウレタンカバー」を新たに採用したことです。最高レベルに柔らかいカバーは、前モデルよりもアプローチスピン性能が進化したそうです。「バイオ」の意味は、トウモロコシから抽出したバイオポリオールを原料に使用して、環境に考慮しているから、ということです。

    そして、過去8代の中で、歴代タイになるやわらかさの「ソフトコンプレッション設計」にも注目です。ロングショットは大きく変形して低スピンで飛距離を伸ばし、ミスヒット時のサイドスピンを抑制する効果もあるようです。

    最後に注目したのは「強弾道 338 スピードディンプル」です。ボールが飛行後半でひと伸びする弾道を生み出し、飛距離をアップさせ、風に負けない効果も狙っています。

    『スリクソン Z-STAR』は、昨年からツアー投入されて、特に女子プロからの評価が良かったと聞きました。それは、男子アマチュアにも良いボールとしてわかりやすい可能性が高いのです。『スリクソン Z-STAR』は、アマチュアでも使えるツアーボールになっているのか? 確認することを意識して、試打ラウンドに突入しました。試打した日は、気温は1℃~11℃。快晴。微風。グリーンは9.5フィートの速さでした。

    【打感・打ち応え】
    『スリクソン Z-STAR』の打音は、ちょうど良い大きさで、音質は硬質系と鞭系のミックス。ショットのときは大人しく感じる低い音で、ショートゲームになるとクリアな高音になるのはお見事で、素晴らしいです。打ち応えは、軽めでやわらかく、手応えは、敏感で、独特の潰れ感が気持ち良かったです。

    【弾道・球筋・スピン性能】
    『スリクソン Z-STAR』の弾道は高弾道です。ウッド系は棒球で前に進む強いボールが打てて、アイアンはきれいな軌跡を描きます。曲がりにはまあまあ敏感です。スピン性能は、その場で止まろうとするツアーボールらしい感じですが、アプローチでは前モデルよりスピンが効きます。

    【距離性能】
    『スリクソン Z-STAR』は、トップレベルに飛ぶボールで、全番手が隙間なく飛びます。距離感が出しやすく感じるミスヒット時にロスが少ない安定感もありました。

    【ロマン派ゴルフ作家語る】
    『スリクソン Z-STAR』は、大きく進化していて驚かされました。前モデルまでは『Z-STAR』らしさにこだわって、いわゆる日本の上級者が好む味付けが色濃くあったと感じしていました。それが良いという契約プロやファンもたくさんいたのだと思います。ただ、個人的には、それが時代遅れの癖のように感じて、使ってみたいと思うほどの評価を出し切れない要因になっていました。しかし、新しい『スリクソン Z-STAR』は、そういう呪縛から完全に脱却しています。現在のツアーのトレンドに合わせたチューニングで、性能を引き出せるようになっています。

    最も感心したのは、打音です。ショットでは、やや大人しめの音質なのですが、ショートゲームになるとカッチリした高音質になっていくのです。今までも『スリクソン Z-STAR XV』は、そういうチューニングになっていましたが、新しい『スリクソン Z-STAR』もお見事です。

    今まで『スリクソン Z-STAR』をエースボールにしてきたゴルファーの中には、新しい『スリクソン Z-STAR』を違和感があるとダメ出しすることもあると思われます。しかし、少し我慢をして使ってみればわかってくると思うのです。感覚的なチューニングだけではなく、スコアを出すための基本性能が全てハイレベルなのです。スコアがそれを証明してくれるはずです。

    更に良かったのは、ヘッドスピード40m/sでも十分に機能を発揮してくれること。しっかりと飛びますし、スピンも効きますし、ハイレベルで狙い通りに転がったり、止まったりもしてくれました。ツアーボールとして高評価のボールは、パワーが必要だったりしますが、『スリクソン Z-STAR』の場合、パワーがあっても、パワーがなくとも、ちゃんと機能します。

    飛距離だけに特化して、何かを犠牲にしているとか、スピン性能は凄いけれど、飛距離が出ないとか、特別な加点に集中し過ぎて欠点があるボールも面白いので否定はしませんが、スコアを安定して向上していくために使用するのがツアーボールです。全ての項目のバランスが良く、かつ、それぞれが合格点以上であることが求められるのです。『スリクソン Z-STAR』は、バランスが良く、ツアーボールとして、高性能です。

    過去の『スリクソン Z-STAR』の中で、新しい『スリクソン Z-STAR』は飛び抜けて良かったです。スコアが出るイメージが湧くボールでした。ヘッドスピードが速くないけれど、ツアーボールでスコアにこだわるゴルフをしたいゴルファーに、『スリクソン Z-STAR』をオススメします。

    【試打ギアスペック】
    『スリクソン Z-STAR』

    構造 3ピース
    コア ファストレイヤー D.G.コア 2.0
    ミッド 高反発 アイオノマーミッド
    カバー 高スピン バイオ ウレタンカバー
    ディンプル 強弾道338スピードディンプル
    カラー ホワイト (他にロイヤルグリーン、プレミアムパッションイエロー)

    【著者紹介】篠原嗣典
    ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。ベストスコア「67」、ハンディキャップ「0」

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    ヘッドスピード40m/sでも最新ギアを使いこなせる? ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典のシン貧打・爆裂レポート

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