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    世界No.1のネリー・コルダ愛用の『MAXモデル』は、なぜ大ヒットしたのか?

    ピン『G430 MAX 10K』やテーラーメイド『Qi10 MAX』を中心にMOI(慣性モーメント)を極限まで高めた“曲がらないドライバー”がプロアマ問わず大人気となっている。最近は”10K”ヘッドなど『MAX』と名付けられたモデルが売り上げ上位を占める。過去の“高MOIドライバー”にはさまざまな弱点があり、敬遠するゴルファーも少なくなかったが、最新の『MAXモデル』に何が起きたのか?

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年5月18日 11時00分

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    • 今季から『Qi10 MAX』という高MOIドライバーを使用しているネリー・コルダ。出場5試合連続で優勝し、世界ランク1位に返り咲くなど、驚異的な結果を残している
    • MOIは重いほど高くなる。そのため、過去のドライバーはヘッドを重くすることで高MOI化していたが、バランスが悪く、振りにくさを感じるゴルファーが多かった。比重の違う素材を複合する技術が発達したことで、ヘッドの重量を抑えながらMOIを高めることが可能になった。また、ヘッドを重くする場合も、重心位置を最適化することで気持ち良く振り切れるようになっている
    • ヘッドを後方に伸ばせば、重量を後方に持っていきやすくなり、MOIも上がる。しかし、ヘッド全体の形状のバランスが崩れ、独特な顔になったモデルも多く、構えにくさを感じるゴルファーが多かった。ヘッド各部の幅や高さを微調整することで、重量を後方に持っていきながら、キレイな顔を実現。大きめの投影面積で構えたときに安心感がありつつ、ターゲットへの方向取りもしやすくなった
    • 高MOIのヘッドは重心が深くなりやすい。過去のモデルは曲がりこそ小さかったが、重心の深さでロフトが寝やすく、スピンが増えて吹けてしまったりと飛距離をロスしやすかった。異素材複合などにより、細かな重量配分が可能になったことで、深重心でMOIを上げながら、低重進化でスピンを減らすことも可能になった。反発力の高いフェースも登場したことで、やさしく飛ばせるドライバーに進化した
    • 【筒】楽に打ち出し高さが出て、つかまったボールが打てます。軽量なヘッドで操作性が感じられるのも特徴です  【石塚】フェースの喰い付きが良く、打感が気持ちいいヘッドです。ボールを押すように飛ばせます
    • 【筒】高MOIらしいヘッド挙動の安定やミスヒットへの強さがありつつ、軽量で操作できる感覚もあります 【石塚】フェースの剛性が感じられて、ボールに強い圧がかけられます。つかまりの良さもポイントです
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    今季から『Qi10 MAX』という高MOIドライバーを使用しているネリー・コルダ。出場5試合連続で優勝し、世界ランク1位に返り咲くなど、驚異的な結果を残している
    MOIは重いほど高くなる。そのため、過去のドライバーはヘッドを重くすることで高MOI化していたが、バランスが悪く、振りにくさを感じるゴルファーが多かった。比重の違う素材を複合する技術が発達したことで、ヘッドの重量を抑えながらMOIを高めることが可能になった。また、ヘッドを重くする場合も、重心位置を最適化することで気持ち良く振り切れるようになっている
    ヘッドを後方に伸ばせば、重量を後方に持っていきやすくなり、MOIも上がる。しかし、ヘッド全体の形状のバランスが崩れ、独特な顔になったモデルも多く、構えにくさを感じるゴルファーが多かった。ヘッド各部の幅や高さを微調整することで、重量を後方に持っていきながら、キレイな顔を実現。大きめの投影面積で構えたときに安心感がありつつ、ターゲットへの方向取りもしやすくなった
    高MOIのヘッドは重心が深くなりやすい。過去のモデルは曲がりこそ小さかったが、重心の深さでロフトが寝やすく、スピンが増えて吹けてしまったりと飛距離をロスしやすかった。異素材複合などにより、細かな重量配分が可能になったことで、深重心でMOIを上げながら、低重進化でスピンを減らすことも可能になった。反発力の高いフェースも登場したことで、やさしく飛ばせるドライバーに進化した
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    今季から『Qi10 MAX』という高MOIドライバーを使用しているネリー・コルダ。出場5試合連続で優勝し、世界ランク1位に返り咲くなど、驚異的な結果を残している

    ピン『G430 MAX 10K』やテーラーメイド『Qi10 MAX』を中心にMOI(慣性モーメント)を極限まで高めた“曲がらないドライバー”がプロアマ問わず大人気となっている。最近は”10K”ヘッドなど『MAX』と名付けられたモデルが売り上げ上位を占める。過去の“高MOIドライバー”にはさまざまな弱点があり、敬遠するゴルファーも少なくなかったが、最新の『MAXモデル』に何が起きたのか? ギアコーチの筒康博とクラフトマンの石塚昌広が分析する。

    大ヒット中の『MAXモデル』8機種の重心角とヘッド重量を徹底比較! アナタに合うのは…

    「MOI」とは「Moment of inertia」の略で、単位は「g・cm2」。スイング中、ヘッドはボールに向かって回転運動をしているが、MOIが高いことで、手先の動きでフェース向きが変わりにくくなる。また、インパクトでボールと衝突した際にも、フェース向きやロフト角が変化しにくくなるため、「高MOIドライバー」はミスに強く、曲がりにくいと言われる。最近話題の”10K”は、左右MOIと上下MOIの数値の合計が10,000g・cm2を超えたヘッドを意味する。実際に世界最強と言われるネリー・コルダ(米国)は、”10Kヘッド”の『Qi10 10K』を使用して米国女子ツアーでなんと5連勝を果たした。

    MOIを高めたドライバーは以前からあるが、ノーマルモデルや低スピンタイプのヘッドに比べるとあまり人気がなかった。ヘッドの異形化や振りにくさがその理由だが、筒はヘッド構造の進化で『MAXモデル』のデメリットは払拭されていると話す。

     「カーボンを複合して余剰重量を生むなど、ヘッドの作り方はどんどん進化しています。実は、その恩恵を一番受けているのが“高MOIドライバー”『MAXモデル』です。以前はヘッドを独特な形にして重くすることでMOIを高めたモデルが多く、振り心地などのフィールに大きな影響を及ぼしていました。一方で最新モデルは、ヘッド重量をコントロールしながら、さまざまな性能を高めることが可能になっています。重心バランスが良くなって気持ち良く振れますし、ミスヒットでも曲がらないから思い切り叩くことができる。適度な操作性を持った『MAXモデル』も登場していますし、これからプロアマ問わず、使用者が増えていくことは間違いないでしょう」(筒)

    『MAXモデル』で注目したいのが、ヘッド重量と重心角だ。ヘッドが重い方が当然MOIも高くなり、ミスヒットに強くなる。

    「乗用車よりもトラックの方が直進性が高いように、ヘッドが重いほどMOIは高くなります。オートマチックに打てること、ミスヒットへの強さを重視するなら重めのヘッドを選びましょう。操作性を高めたいなら、軽量ヘッドがオススメです」(筒)

    重心角はヘッドターンの度合いに大きく影響する。重心角が小さいと重心距離が短めで操作性が高くなるという。

    「クラブを置いたときに、フェースが上を向く角度が重心角で、重心深度の他に、重心距離をチェックすることもできます。重心角が小さいヘッドは重心距離が短めで、適度な操作性が備わっています」(石塚)

    他のモデルに比べて、サブ的な扱いだった『MAXモデル』だが、最新モデルは劇的な進化を遂げた。今後は、幅広いゴルファーに合う万能モデルとして、ドライバー選びの軸になっていくだろう。


    ■筒 康博
    つつ・やすひろ/過去の名器から最新クラブまで豊富過ぎる知識を持つ通称“ギアコーチ”。インドアゴルフレンジKz亀戸店でヘッドコーチとして、日々アマチュアの悩みに応えている。

    ■石塚昌広
    いしづか・まさひろ/インドアゴルフレンジKz亀戸店内にあるゴルフ工房「REAL SPEC GOLF」オーナー。鋭い感性とクラフト知識で最新ギアの性能を的確に分析する。

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    ●昨年からトラスパターなど『三角ネック』パターが大ヒットしている。関連記事【なぜパターの『三角ネック』は歴史的大ヒットになったのか知ってる?】を読めば、あなたに合う『三角ネック』パターが丸わかり‼

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