シン貧打爆裂レポート『G430 LST フェアウェイウッド』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2023年5月4日 08時00分
ロマン派ゴルフ作家語る
『G430 LST フェアウェイウッド』は、僕でも打てるクラブでした。
そして、ぶっ飛び飛距離のスプーンで、ビックリするほどのやさしさがあります。
アドレスビューは、ヘッドが小さめで、シャローなのです。薄く見えます。ヘッドに高さがないとウッドはやさしく見えますが、その他の部分は、かなり本格的なのです。個人的には、シェイプは大好きですが、薄いヘッドは、ちょっと変だな、と感じました。
しかし、打ってみると印象は全く変わります。
ボールが拾いやすく、打ちやすいのですが、ボールの浮力は最小限です。ボールの高さを出す意味では、『G430 LST フェアウェイウッド』は、ほぼ助けてくれません。その代わり、芯を外したミスヒットについては、かなり幅広く、助けてくれるのです。それもドライバー並にです。これは凄いことです。
大本命は、とにかく、ぶっ飛びスプーンなことです。
過去にもチタンヘッドのぶっ飛びスプーンは、何本かありますが、それらは、『G430 LST フェアウェイウッド』のための実験だったと思ってしまうほど、完成度が高いフェアウェイウッドに仕上がっています。元々スプーンが好きで、ぶっ飛びのスプーンが欲しいというゴルファーに『G430 LST フェアウェイウッド』はオススメします。また、やさしいツアースプーンが欲しかったゴルファーにも『G430 LST フェアウェイウッド』はオススメです。
試打ラウンド中に何度もシビれました。震えました。
未知のスプーンを打っている現実は、なかなかの経験だったのです。価格が手頃だったら、ラウンド中にスマホでポチッと購入したと思います。そのぐらい驚異的な結果が出たからです。
『G430 LST フェアウェイウッド』は、特別なスプーンです。
まず、価格で論外だと判断することもあると思いますし、アドレスビューでダメだということもあると思います。でも、打ったら、180度変わってしまうのです。飛距離性能と許容性の高さの2点だけでも、僕は高額な価格をクリアできると感じました。仮に100ラウンド使用したとして、1ラウンドで4回使用するとします。400で割れば、1回分の使用量単価が出ますが、そんなふうに考えれば得した気分にもなってくるはずです。
近い将来、いわゆるチタンスプーンで、最初に名器と呼ばれたクラブとして、語り継がれる物語を『G430 LST フェアウェイウッド』は想像させるのです。
試打クラブスペック
『G430 LST フェアウェイウッド』
ヘッド素材 811チタン(ボディ)+カーボン(クラウン)
フェース素材 2041βチタン
ヘッド体積 169cc
ロフト 15.0度もあり
ライ角 57.5度
シャフト PING TOUR 2.0 BLACK 75(S)
長さ 43インチ
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』