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フェースを開いて激スピンで止める‼ 『最適なソールとバンス』は何だ!?

フェースを開いて激スピンで止める‼ 『最適なソールとバンス』は何だ!?

アプローチでスピンをかけてイメージ通りにボールを止めたい人は、フェースを開きやすいウェッジ。ミスを減らして安定して寄せたい人は、フェースを開かなくてもソールが滑るウェッジを選ぼう。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年7月29日 10時00分

幅狭ソール&ローバンスのウェッジは、ロフトを増やすためにフェースを開いてもソールが跳ねずに抜けるのでスピンをかけやすい。また、テクニックがあればフェースの開き具合で、球の高さやスピン量をコントロールすることもできる
幅狭ソール&ローバンスのウェッジは、ロフトを増やすためにフェースを開いてもソールが跳ねずに抜けるのでスピンをかけやすい。また、テクニックがあればフェースの開き具合で、球の高さやスピン量をコントロールすることもできる
海老原がキャリーで50ヤードの距離を、スクエアに構えて打ったときと、フェースを30度開いて打ったときのスピン量を比べると、フェースを30度開いたときの方が約2,000回転スピン量が増えた
ボール位置は左足カカトの前。フェースを開きヘッドをレベルに入れてスイングの最下点でボールを捉えると、スピンでボールを止められる
幅狭&ローバンスのウェッジは、幅広ソール&ハイバンスよりもソールが地面に当たる面積が少ないので、フェースを開いてもリーディングエッジが浮きにくくソールが跳ねにくい
幅広ソール&ハイバンスのウェッジは、スクエアに構えて打っても刃が刺さらずダフリやザックリが出にくい。また、ピッチ&ランで打つとスピン量のバラつきが少なく距離感も合わせやすいし、ターゲットに対して方向性を出しやすい
海老原がキャリーで50ヤードを打って実験。スクエアに構えてボールの5センチ手前をダフると、幅広ソール&ハイバンスは40~45ヤード。幅狭&ローバンスは15〜20ヤードと半分も飛ばなかった
ボールは右足ツマ先の前。スクエアに構えハンドファーストのままダウンブローでボールを捉えると、狙ったラインにピッチ&ランが打てる
接地面積が広い幅広ソール&ハイバンスは、スクエアに構えてダウンブローに打ったときにソールが地面の上を滑るが、接地面積が狭い幅狭ソール&ローバンスは地面に刺さりやすい
フェースを開くとどれくらいロフトが増えるか調べると、30度開いたときにロフト角が15度増加。開いた角度の約半分ロフト角が増えることがわかった
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海老原がキャリーで50ヤードの距離を、スクエアに構えて打ったときと、フェースを30度開いて打ったときのスピン量を比べると、フェースを30度開いたときの方が約2,000回転スピン量が増えた

アプローチでスピンをかけてイメージ通りにボールを止めたい人は、フェースを開きやすいウェッジ。ミスを減らして安定して寄せたい人は、フェースを開かなくてもソールが滑るウェッジを選ぼう。

フェースを開いて激スピンで止められるモデルは? 最新ウェッジ30機種のソール形状を詳しくレポート!【写真】

ウェッジ選びで最も重要なのは、自分のプレースタイルに合うモデルを選ぶこと。そのためには、まずソール形状を見る必要があるとギアに詳しいプロ、海老原秀聡はいう。

 「アプローチでよりスピンをかけるためには、フェースを開いてロフト角を増やす必要があります。よって、スピンでボールを止めたい人には、フェースを開いたときにソールが跳ねずに抜ける、ソール幅が狭くてバンス角が少ないウェッジが合います。フェースを開いてもリーディングエッジが浮きにくくソールが跳ねにくいです」

ちなみに、キャリーで50ヤードの距離を、海老原がスクエアに構えて打ったときと、フェースを30度開いて打ったときのスピン量を比較。フェースを30度開いたときの方がスクエアに構えたときよりも、約2,000回転スピン量が増える結果となった。

「また、アプローチでフェースを開いて打つのが苦手な人や、ダフリやザックリが出やすい人は、真っすぐ構えて打っても刃が刺さらず、ボールの手前をダフっても距離が落ちない、ソール幅が広くてバンス角が多いウェッジを選びましょう」

キャリーで50ヤードを打ったとき、スクエアに構えてボールの5センチ手前をダフると、飛距離がどれくらい落ちるかを海老原の試打で実験してみた。幅広ソール&ハイバンスは40~ 45ヤード、幅狭&ローバンスは15~ 20ヤードと半分も飛ばない結果となった。

自分がフェースを開いてレベルに振ってスピンをかけるタイプなのか? スクエアに構えてダウンブローに振ってピッチ&ランを打つタイプなのか? 見極めてウェッジを選ぶことをオススメしたい。

■試打・海老原秀聡
えびはら・ひであき/2012年プロ入り。現在は「GOLF&FITNESS POINT芝浦」でインストラクターを務めている。正確なショットに定評があり、最新のスイング理論はもちろんギアにも精通している

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●アプローチはスコアメイクの肝と言える。ウェッジ選びに困る人は、関連記事【フェースを開いて激スピンで止める? ザックリを防いでミスなく寄せる? 最新ウェッジ30機種を完全解剖】を読めば、アナタのベストウェッジが分かるかも?

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