ウソだろ!? 幡地隆寛愛用のアイアンは、6番のロフトを寝かせて7番として使っていた!
今季、アジアンツアーで優勝し、国内男子ツアーでも2勝と飛躍を遂げた幡地隆寛。飛ばし屋でもある彼のアイアンを取材すると独特過ぎて……。その詳細をレポートしたい。
配信日時:2024年12月24日 02時00分
今季、アジアンツアーで優勝し、国内男子ツアーでも2勝と飛躍を遂げた幡地隆寛。飛ばし屋でもある彼のアイアンを取材すると独特過ぎて……。その詳細をレポートしたい。
4I~PWで『タイトリスト620MB』ヘッドに『DG EX ツアーイシュー』シャフトを使っている。例えば、7番には6番のヘッドが使用されており、”ヘッドの番手ずらし”を行っているという。なぜだろうか?
「つかまる印象のあるグースネックの顔で嫌で、例えば、7番には、6番ヘッドのロフトを寝かせて(約4度)リーディングエッジが出るようにしてもらっています。ロフトを立てるとどんどんネックが出てきて(オフセットが強くなって)、つかまり感が出て構えにくくなるんです。とにかくグースネックよりも出っ歯な顔がいいですね」
以前は、無意識に球を逃がす動きをしてしまい、つかまったフェードが打てなかったという。左へのミスを減らすために、ロフトを寝かせてストレートネックに仕上げているのだ。
ロフトを寝かせた分、バンス角が増加してしまうため、ソールを削って調整。番手の刻印が消えてしまった後に、6番のヘッドには『7』と入れ直している。
普段は、8番アイアンでよく練習していると幡地は語る。「元々(つかまりやすい)ショートアイアンと(つかまりにくい)ミドルアイアンの顔の境目は8番と言われていますよね。どっちにも見えないのが、8番の顔。8番にはロフトを寝かせた7番ヘッドが入っていて、すごく打ちやすい顔なんです。だから、8番アイアンでよく練習しています」
そして、3番アイアンの代わりにはアイアン型ユーティリティを使う。「3番アイアンを入れていたんですが、どうも苦手で。だから2番のアイアン型ユーティリティを使っています。元々18度でしたが、これも2度寝かせて20度で使っています」
こだわりにこだわった幡地のアイアンヘッドを見ると、勝利への強い探求心が垣間見えた気がした。
【幡地隆寛のクラブセッティング】
1W:タイトリスト GT4(10.8度/ベンタスブラック7X)
3W:タイトリスト GT3(16.5度/ベンタスブラック7X)
2U:タイトリスト U505(ベンタス BK HB 10TX)
4I~PW:タイトリスト 620MB(DG EXツアーイシュー)
52・56度:ボーケイ SM10(52度12F、56度10S /DG EXツアーイシュー )
60度:ボーケイ WedgeWorks(60度06K/DG EXツアーイシュー )
PT:スコッティ・キャメロン Phantom X T11ツアープロトタイプ
BALL:タイトリスト Pro V1x レフトダッシュ
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