シン貧打爆裂レポート『クリーブランド RTX6 ZIPCORE ウエッジ』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂を検証します!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2023年6月22日 08時00分
ロマン派ゴルフ作家語る
『クリーブランド RTX6 ZIPCORE ウエッジ』は、56度は丸くて構えやすいことに感心しました。打ちたいボールのイメージが出やすくて、実際にリンクもしました。50度は直線的な部分が強調されて、フルショットで使いやすくなっています。
ソール幅が広いという印象を持ちましたが、実際のコースでは、広すぎることが邪魔にはならずに、開いても良し、抜けも良し、でした。やさしく見えますが、実は、そんなにやさしくはなく、むしろ、テクニックが生きるウェッジになっています。
『クリーブランド RTX6 ZIPCORE ウエッジ』は、ウェッジに自信があって、緩急をつけたアプローチを得意とするようなゴルファーにオススメします。
試打ラウンドをしていて、ツアープロは、このウェッジに満足しただろうな、と思いました。最近のウェッジは、やさしさを意識して鈍感になっていて、大味なものが多いのですが、適度に敏感で、それがちょうど良いのです。過剰に敏感で使いづらい限界ラインとは、しっかりと距離が取ってあって、バランスが絶妙です。
個人的な印象ですが、僕が試打をした『RTX』の中で、完成度の高さと、応用への反応で、最高点をつけても良いウェッジに仕上がっています。ひと言で書くと、使い熟したくなるウェッジでした。
ついで、プラスポイントを書くと、安いところも魅力です。高額なウェッジの半分近い値段で購入できます。コストパフォーマンスも素晴らしいと言えます。
『クリーブランド RTX6 ZIPCORE ウエッジ』は、前モデルなどからの買い替えのゴルファーにも良しですし、遠回りや、一周回って『RTX』に帰ってきたというゴルファーにも良しです。ショートゲームが上手くなりたいゴルファーにとっては、お手本のような1本です。
『クリーブランド RTX6 ZIPCORE ウエッジ』は、バッグに入れたくなるウェッジでした。
試打クラブスペック
『クリーブランド RTX6 ZIPCORE ウエッジ』
ヘッド素材 軟鉄(ロストワックス精密鋳造・フェースレーザーミーリング加工)
ロフト 50度、56度(46~60度、2度刻みであり)
ライ角 64度
シャフト ダイナミックゴールド(N.S. PRO 950GH neoもあり)
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』