米国アクシネット社から、欧州男子ツアー「ブリティッシュ・マスターズ」のツアーレポートが届いた。
 
「タイトリストのブランドアンバサダーダニエル・ヒリアーは最後の4ホールを5アンダーでプレーし、DPワールドツアー初タイトルを獲得しました。24歳のニュージーランド人は、新『プロV1x』ゴルフボール、『TSR3』ドライバー、そしてタイトリスト用具の入ったバッグを使用して、ザ・ベルフライの15番から17番ホールをイーグル、バーディ、イーグルでプレーし、2打差の勝利をつかみました。
 
15番パー5でヒリアーはスコッティ・キャメロン『ファントム X5』を使用し40フィートのイーグルパットを沈め、彼は16番パー4でフェアウェイバンカーからプロV1xをノックしてタップイン。そして17番ではセカンドショットを6フィートに寄せ、プロV1xを転がして3ホールで2度目のイーグルを決めました。ヒリアーは『あまりにもうれしくて、ちょっと言葉を失った』と語っています」（同社広報）
 
【ダニエル・ヒリアーの使用ギア】
NEW Titleist Pro V1x／TSR3 9.0／620 CB 4-6／620 MB 7-9／Vokey Design SM9 46.10F, 50.12F, 54.10S, 58.08M wedge／Scotty Cameron Phantom X5 tour prototype putter
 
また、既にPGAツアーでは新『T-SEREIS』アイアンはシーディング済みだが、欧州男子ツアーでも開始され、オリバー・ベッカー(T150 4～9)、ルイ・デ・ジャガー(T100 3～P)、ジェレミー・フライバーグハウス(T100 3～9)、ザンダー・ロンバード (T200 3～4、T150 5～P）、リチャード・マンセル（T100 4～6）、 ルーカス・ネメッチ（T100 4～9）、クレメント・ソルデ（T100 4～9）らが投入した。▶▶タイトリスト『T150』使用者が激増！？ 新アイアンの使用状況は？

「今週のブリティッシュ・マスターズで、新『T-SEREIS』アイアンのツアー検証プロセスが開始され、DPワールドツアーの選手は初めて競技で新作をプレーする機会を得ました。タイトリストの担当者はベルフライの現場で、選手たちとテストを行い木曜日には、ジョーダン・スミス、アントワン・ロズナー、グラント・フォレストを含む11人の選手が新モデルを真っ先に投入しました。ロズナーはテスト後、新『T100』(3～5I) をバッグに入れました。
 
『ボクはずっとブレードのファンで、正直に言うと、これは視覚的に置いた時にブレードのように見えるから本当に嬉しいよ。少し高さが上がり、それがここ数週間探していたものだったから素晴らしい。これはブレードの外観と、寛容性、そして非常に良い第一印象を求めている人に最適だと思う。一言で言えば、より甘いよ』と、ロズナーは新『T100』の感触について語りました」（同）

『MB』をコアセットに据えるグラント・フォレストも同様にロングアイアンを『T100』に替えてこうコメントしている。
 
「『MB』の4Iはかなり細くて時々見下ろすと少し不快だけど『T100』は打ち出しが上がりやすくなって、パー5や長いパー3対策に本当に良い。それにもう少し許容性も得られる。ゴルフは十分に難しいし、これ以上難しくする必要はないと思う。『MB』に慣れていても、ロングアイアンは非常にソフトなものを探しているはずだし、『T100』は本当に両方の長所を兼ね備えていて、とても柔らかい感触で、追加の許容性も得られるよ」（フォレスト）

なお、タイトリストは同大会で53人が使用してアイアン使用率No.1を獲得し、2位メーカーより15人使用者が多かったとか。ちなみに、欧州男子で新『T-SEREIS』の投入がされたが、国内男子ツアーは未投入。下記のように「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」で2勝目を挙げたジェイブ・クルーガーは、初代の『T100』を使用している。
 
【ジェイブ・クルーガーの優勝ギア】
1W：TSR3（9°TENSEI CK RED 60TX,45㌅）
4W：TS2（16.5°TENSEI CK BLUE 70TX）
3,4U： 816 H1（20,24°TENSEI CK PRO BLUE HY 80X,90TX）
5I～PW：T100（2019/DG EX TOUR ISSUE X100）
AW：ボーケイSM9（50-12F DG EX TOUR ISSUE S200）
SW：ボーケイSM8（56-10S DG EX TOUR ISSUE S200）
LW：ボーケイWWプロト（60-06K DG EX TOUR ISSUE S200）
PT：オデッセイ ミルドコレクション TX 6M
BALL：プロV1x