シン貧打爆裂レポート『スリクソン Z-STAR ボール シリーズ』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2023年3月22日 08時00分
注目ポイント
ダンロップの『スリクソン Z-STAR ボール シリーズ』は、2023年2月10日に発売されました。『スリクソン Z-STAR XV』『スリクソン Z-STAR』『スリクソン Z-STAR ◆(ダイヤモンド)』の三機種です。
松山英樹プロの使用球である『スリクソン Z-STAR XV』だけではなく、他のボールを使用しているプロも多いので、注目されているツアーボールです。
『スリクソン Z-STAR XV』は、“優れたトータルパフォーマンスが更に進化!ドライバー飛距離性能を重視したモデル。”というコピーです。
『スリクソン Z-STAR』は、“優れたトータルパフォーマンスが更に進化!非常にソフトなフィーリングとアプローチスピン性能を重視したモデル。”というコピーです。
『スリクソン Z-STAR ◆』は、“優れたトータルパフォーマンスが更に進化!Z-STARシリーズ最大のアイアンスピン性能を実現したモデル。”というコピーです。
テクノロジーは、三つのボールに共通で、新しくなった「ファストレイヤー D.G.」コアに注目です。コアの硬度分布を二段階に最適化して、ドライバーショットの飛距離とアイアンスピンに効く深い領域とスピン性能をアップする浅い領域になっているようです。このバランスを変えることで、ボールごとの個性を出しているのだと推測されます。
表面を見ても、強いぬめり感があります。ツアーボールには、ぬめり感が不可欠だと考えているゴルファーは確実に存在するので、プラス要素です。実際に、ショートゲームでスピンがかかりやすくなる機能として働くと思われます。
個人的には、サイドマークというそれぞれのボールの名称がプリントされている部分が大きめで、ラインのように使えるデザインに好感を持ちました。
『スリクソン Z-STAR シリーズ』のボールは、一時期、飛ばないというマイナスの評価を受けて、プロに影響受けるミーハー以外の違いがわかる上級者のファンを減らしてきた歴史がありましたが、前々モデル、前モデルと、しっかり距離も出るツアーボールとして、復活してきました。前モデルでは限定発売だった『スリクソン Z-STAR ◆』も、カタログ商品になった今回のモデルチェンジは、良いものを作ることでしか、信頼は取り戻せない世界に対応していると期待してしまいます。
『スリクソン Z-STAR XV』『スリクソン Z-STAR』『スリクソン Z-STAR ◆』を一気に試打をしました。チェックポイントは、新しいコアの性能です。
試打した日は、晴れ、気温は2℃~12℃。強風。グリーンは9.5フィートの速さ。芽吹く前の芝生は薄い時期で、シビアなコンディションでの試打になりました。
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』