キャロウェイと言えば、気になる“ツアーバージョンの後出し”をよくするメーカー。女子ツアー開幕戦で『ELYTE♢♢♢』と別に『同TD(ツアードロー)』『同MAX』『同T』と4種のトリプルダイヤが存在することは既報の通り。中でも、『ELYTE♢♢♢』を使う河本結が「10ヤード近く伸びたから替えました」と話して好調のため、これと『ツアードロー』を比較できるキャロウェイのフィッティングスタジオへ急行した。
「白金台」の本社や「青山」のフィッテングも人気だが、「新宿」は1月末にオープンしたばかりとのことで、ヴィクトリアゴルフ新宿店の9階へ。応対してくれたのは、キャロウェイ社員のフィッティングスペシャリスト・吉野剛史さんで「ご希望の『ELYTE♢♢♢TD』ドライバーも、『ELYTE MINI』ドライバーもお好みのシャフトで試せますよ」と言う。
『ELYTE♢♢♢TD』だと、フェースが4度閉じて当たる
早速、ノーマルの『ELYTE♢♢♢』に『24ベンタスブラック』を挿して打ち始めるも、球が右に出てさらに右へ、プッシュ系のミスが頻発。これが記者の最近のドライバーの症状で、エースの『GT2』でもこのミスが一番多い。吉野さんは「ノーマルの『トリプルダイヤ』だと、ヘッド軌道はストレートで問題はありませんが、インパクト時のフェース角が軌道より4度前後開いて当たるため、右に滑るほぼ同じ球が出続けています。『ツアードロー』の方が可能性を感じますね」と、変更を促す。
この『ツアードロー』が言う通りのビンゴ!構えた顔つきもややシャローに感じて座りや落ち着きもよくなって感じる他、何より振っていてヘッドを軽く感じて操作性がすごく良い。自然に開閉できるのに、極端に左にチーピンするような、過度な開閉も起こりづらく、右抜けせずに程よく・簡単につかまるのが印象的。記者の記憶では、過去のトリプル史上、最も簡単な部類に感じた。
吉野さんは「ノーマルの『トリプルダイヤ』より若干スピン量とつかまりが足されるのが『ツアードロー』の特徴で、より弾道操作がしやすいとお感じかと思いますし、軌道に対するフェースの向きも0°に近くなって曲がりが減っています」と、太鼓判を押してくれた。その後、『ELYTE MINI』ドライバーも試すことが出来たが、記者の場合は新に生まれた選択肢・『ツアードロー』の方が効果的に感じた。
同行したHは『ELYTE MINI』の13.5°にぞっこん
お店に動向した同僚のHは、記者とヘッドスピードも近いが、記者より曲がらないタイプ。『ELYTE MINI』ドライバーが気になっていたそうで、早速13.5°から打ち始めると、いきなり254ydを記録。その後257yd、260ydと、ほぼ同じ中・高弾道ドローが出続けて、なんと畳2枚分くらいの分散の小ささに。
これに驚いたのは吉野さんで「Hさん、アイアンのような球の揃い方になっていますよ?」と、目を白黒させていた。ところが、欲が出たのかHは「13.5°でこの結果なら、11.5°も試したいです!」と、同じ『24ベンタスブルー』のまま、ヘッドを11.5°に差し替え。だが、欲から力みが生じたのか、13.5°よりも低弾道で飛ばない結果に終わり「13.5°の方がイイと分かって収穫」と、その場で持ち帰りそうな勢いに。
『ELYTE MINI』も『♢♢♢TD』も4月18日発売
吉野さんは「4月18日発売です」となだめて、改めてフィッティングスタジオをこうアピールする。
「ヴィクトリアゴルフの9階では、クラブフィッティング(60分/5,500円)の他、パターフィッティング(60分/4,950円)も有料で実施していますが、購入される方は無料になります。その他、CALLAWAY EXCLUSIVEの当店限定ヘッドカバーやレアアイテムの他、パターのライ角・長さの調整やお好きなグリップに交換が可能なことなど、キャロウェイ自らが運営する売り場らしさをお感じ頂けるかと思いますので、ご来店をお待ちしております」(吉野さん)
特に、今年の『ELYTE』から加わった、『ELYTE♢♢♢TD』ドライバーが気になっている人は、早めの予約をオススメしたい。まだ「ヴィクトリアゴルフ新宿店9階」に出来たキャロウェイ フィッティングスタジオの存在に気づいていない人も、本格シーズンを迎えて今後は予約が取りづらくなること間違いなしだ。また、下記のように12、13日は「キャロウェイフェス」も開催されるとのこと。(編集部M・K)
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