「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」の練習日、オデッセイの最新パター2機種がツアー投入されていた。１つめは、佐伯三貴が親善大使を務めるという、『ストロークラボ』の新バージョン。ツアー担当者は「発表前なので」と歯切れが悪い。

そこで商品を見てみると、フェースインサートに大きな変更が。『オーワークス』に採用されている「マイクロヒンジインサート」が採用されていると思われるが、色は青で同じものか不明。ブレード型とマレット数機種があり、佐伯三貴は『2M CH』と書かれた青いウェイトが２つ搭載されたものをテストしていた。

「『ストロークラボ』は、手元とヘッドが重くなっていてシャフトが軽くなっているので、打感もいいし、球の伸びもいいですね。（初日の）天気が悪いので、天気がよければ試せる（本番投入できる）んですけど……。雨となったら今までのパターのほうがいいと思うしプロモーションの撮影で打っても結構良かったし、コースで打っても（球の）伸びがいいので、使用を前向きに考えようかなと思っています。使うとしたらピンタイプのほうかなぁ」（佐伯三貴）

「（打った感触は？）すごくいいと思います。インサートもすごくいいですし。ただ今使っているパターがやっとマッチしてきたので、すぐに替えるということはないですけど、フィーリングはすごく良かったです。（どの辺が？）打感がすごく良かった。あとネックもすごくスッキリしていたので構えやすかった、試打したのはピンタイプです」（上田桃子）

と、青色のマイクロヒンジインサートが付いた新『ストロークラボ』を早速契約プロも好感触を得ている様子。

今回投入されたもう1機種は、『トゥアップ』シリーズの追加機種の模様。こちらも詳細をツアー担当は語らずだが、『2ボールブレード』の形状を含む数種類を追加する様子。他機種で歴代根強い人気の『2ボールブレード』は、本来フェースバランスではなく、重心角があるのが特徴。ところが、フェース開閉の要らないトゥアップバランスでも今回採用されるようだ。

また、こちらは前述の『ストロークラボ』とは違い、黒い色の「マイクロヒンジインサート」が入っていた。オデッセイは今後、順回転が生じやすくソフトな打感で大人気のこのインサートをすべてのシリーズに追加していくのだろうか。となると、オデッセイのシェアが高い国内女子ツアーは、このヒンジインサートに席巻されることになりそうだ。