和製PXG!? チャレンジ賞金王を支える、ネジだらけの『Z1ウェッジ』
和製PXG!? チャレンジ賞金王を支える、ネジだらけの『Z1ウェッジ』
配信日時:2017年10月25日 06時08分
今季のチャレンジツアー賞金王となったのは、小平智の同期である大槻智春だった。その大槻の使用ギアを見ると、何やら見慣れぬネジだらけのウェッジが。一瞬「PXGの未発表モデルか!?」と疑ったが、「Z1 TOUR-SPEC」との刻印があり、聞くと新興地クラブメーカー・アクシスゴルフの『Z1ウェッジ』なのだとか。
⇒小平智からの発破も刺激に 大槻智春がチャレンジツアー賞金王を戴冠!
「今年はティショットが曲がることが多かったので、しっかり振り抜くことを課題としていました。その取り組みとオフ期間に行っていた体幹を意識したトレーニングなどが今のスイングにつながり、今季の好成績の要因にもなったのだと思います。賞金王になれたことは自信にもなりましたが、同時にさらなる課題も見えてきました」(大槻智春)
と、本人は自身の課題にティショットの曲がりを挙げる。ところが、パーオン率は47位なものの、平均ストローク10位タイ、平均パット12位と、ショートゲームでスコアを作ってきたことがうかがえる。ネジだらけウェッジの詳細について、アクシスゴルフ代表の大越和幸氏に聞いてみた。
「私は彼がプロになりたての頃からクラブ調整をしてきましたが、正直グースウェッジを作る機会が多かったため、最初は彼の要望のストレート顔にイメージが出ませんでした。バンス形状や顔の作り方が全く違いますから。最初は削る時に彼に横で見てもらい、微調整を繰り返してコースに行ってテスト、また修正を繰り返して私も随分と勉強させてもらいました。そんな中、誕生したのが『Z1ウェッジ』です。ストレスを感じさせないソール形状と、開いてもすっぽ抜けないイメージの顔と形状、これは“大槻モデル”と言っても過言ではありませんね」(アクシスゴルフ・大越氏)
しかし、気になるのは、そのPXGの新作か!?と見紛うデザイン。つい最近も、テーラーメイドの『P790アイアン』が、PXGから「特許侵害だ!」と訴えられている。このネジだらけウェッジに関しては大丈夫なのだろうか?
「ネジだらけでPXGの新作と間違えた? はい、そういった指摘はよくありますが、今のところテーラーメイドさんの『P790』のように訴状が届いたりはしておりませんし、あくまでも私どものオリジナルデザインです。ウェイトボルトは全て取り外し可能でゴルファーの打ち方ごとに細かなウェイト調整が可能になっており、そのためにバックフェースの一箇所に固めるのではなく、外周を囲むようにボルト配置を可能にしています。S25C精密鍛造で CNC加工に手研磨を加える手間ひまのかかるヘッドで、PXGとは似て非なるものとご理解ください」(大越氏)
ネジだらけの“和製PXG”と表現したいところだが、実は全く違うものだと判明した。
⇒小平智からの発破も刺激に 大槻智春がチャレンジツアー賞金王を戴冠!
「今年はティショットが曲がることが多かったので、しっかり振り抜くことを課題としていました。その取り組みとオフ期間に行っていた体幹を意識したトレーニングなどが今のスイングにつながり、今季の好成績の要因にもなったのだと思います。賞金王になれたことは自信にもなりましたが、同時にさらなる課題も見えてきました」(大槻智春)
と、本人は自身の課題にティショットの曲がりを挙げる。ところが、パーオン率は47位なものの、平均ストローク10位タイ、平均パット12位と、ショートゲームでスコアを作ってきたことがうかがえる。ネジだらけウェッジの詳細について、アクシスゴルフ代表の大越和幸氏に聞いてみた。
「私は彼がプロになりたての頃からクラブ調整をしてきましたが、正直グースウェッジを作る機会が多かったため、最初は彼の要望のストレート顔にイメージが出ませんでした。バンス形状や顔の作り方が全く違いますから。最初は削る時に彼に横で見てもらい、微調整を繰り返してコースに行ってテスト、また修正を繰り返して私も随分と勉強させてもらいました。そんな中、誕生したのが『Z1ウェッジ』です。ストレスを感じさせないソール形状と、開いてもすっぽ抜けないイメージの顔と形状、これは“大槻モデル”と言っても過言ではありませんね」(アクシスゴルフ・大越氏)
しかし、気になるのは、そのPXGの新作か!?と見紛うデザイン。つい最近も、テーラーメイドの『P790アイアン』が、PXGから「特許侵害だ!」と訴えられている。このネジだらけウェッジに関しては大丈夫なのだろうか?
「ネジだらけでPXGの新作と間違えた? はい、そういった指摘はよくありますが、今のところテーラーメイドさんの『P790』のように訴状が届いたりはしておりませんし、あくまでも私どものオリジナルデザインです。ウェイトボルトは全て取り外し可能でゴルファーの打ち方ごとに細かなウェイト調整が可能になっており、そのためにバックフェースの一箇所に固めるのではなく、外周を囲むようにボルト配置を可能にしています。S25C精密鍛造で CNC加工に手研磨を加える手間ひまのかかるヘッドで、PXGとは似て非なるものとご理解ください」(大越氏)
ネジだらけの“和製PXG”と表現したいところだが、実は全く違うものだと判明した。