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シン貧打爆裂レポート『B1 ST ドライバー』

シン貧打爆裂レポート『B1 ST ドライバー』

貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。

配信日時:2023年8月10日 17時00分

ロマン派ゴルフ作家語る

『B1 ST ドライバー』は、まずアドレスビューが良いです。いわゆる、シェイプが良いのです。ただシェイプよりも、ヘッドの複合素材の合わせ目などがデザインのようにしっかりと見えるので、そういう部分がダメだという人は残念かもしれません。

そして、もう一つ、打音と打感が本格的で感心させられました。
『B1 ST ドライバー』はツアーモデルなのだと、音で主張しているように感じました。これは、打ち手にとって、メンタル的にも頼りになる機能なのです。弾道と打音や打感がリンクすることで、再現性が高くなります。

最も感心したのは、飛距離性能です。
正直に書くと、ブリヂストンスポーツの近年のクラブは、最前線で他のメーカーと戦う武器になっていないという緩さを感じさせて、その最大のポイントが飛距離性能が劣っている点でした。昨年の『B3 ドライバー シリーズ』から、トップクラスの飛距離が出るようになったので、『B1 ST ドライバー』に期待していました。『B1 ST ドライバー』は、飛びます。市場の中で飛ぶといわれているドライバーと競争できるレベルです。

低スピン性能などの適性が使い手のスペックと合致した場合には、一番飛ぶドライバーになる可能性もあります。また、方向性の安定もピカイチですし、再現性も上がりました。ただ、一発の飛びではないドライバーなのです。

しかし、手放しで誰でも使ってみてください、とは言えません。『B1 ST ドライバー』は、ツアーモデルなのです。できれば、ハードにクラブを振れる体力と芯を大きく外れないミート率が欲しいところです。使い手に条件を出してくるのは、ツアーモデルでは当たり前です。

『B1 ST ドライバー』は、ドライバーが上手いと気持ちの良いゾーンに入れるクラブです。市場にあるストレート系のツアードライバー路線で真っ向勝負できる『B1 ST ドライバー』は、万民を助けてはくれませんが、限られた一部のゴルファーに最高の1本として相棒になるドライバーなのです。

試打クラブスペック

『B1 ST ドライバー』

ヘッド体積 460cc
ロフト 9.5度

【著者紹介】篠原嗣典

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員
連載

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』

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