＜WGC-HSBCチャンピオンズ 2日目◇27日◇シャーシャン・インターナショナルGC(7,266ヤード・パー72)＞

世界ゴルフ選手権「WGC-HSBCチャンピオンズ」は2日目の競技が終了。松山英樹と2日間同組だったD・Jことダスティン・ジョンソン(米国)が4連続を含む9バーディ・ノーボギーの“63”と爆発。トータル13アンダーで単独首位に浮上した。

⇒D・Jが圧巻の4連続バーディ締めで単独首位に！

D・Jの愛称で知られる男は、なんと、新アイアンをこの試合から投入したばかり。しかも、アイアンを滅多に替えない男として有名だ。この試合の前まで長らく使用していたのはテーラーメイド『ツアープリファードMB』（2014年モデル）で、14年の1月から17年10月までの“長期政権”だった。

このアイアンを使用してからメジャーを獲り、世界ランキング1位を定位置にしただけに、なおさら“替えの効かない存在”だと見られていた。しかし、今週から使い始めた『P730 D・Jプロト』は、ローリー・マキロイの『RORSプロト』と同様に、『P730』をベースにD・Jの好み通りに対応したプロトタイプ。難なく投入してすぐ結果につなげて見せた。

一度気に入ったマッスルバックはなかなか手放さないこの男。PGAツアーに出場し始めた2008〜2010年は度々アイアンを替えていたが、11〜13年末は『ツアープリファードMB』（2011年モデル）を使い続けて成績も安定、13年の「HSBCチャンピオンズ」を制している。もし今週使っていきなり優勝となれば、『P730 D・Jプロト』も前作以上の長期政権が予想される。