ロマン派ゴルフ作家語る

『AI-ONE MILLED TWO T パター』は、不思議と入るという結果が残せたパターでした。王道のヘッド形状で選びましたが、個人的には、あまり好きではない形状であることを考えると、ちょっとビックリの結果でした。

ブレードは難しいというイメージを持っている人の多くは、距離感とかタッチが合わないことが要因になっています。『AI-ONE MILLED TWO T パター』は、その部分ではしっかりと打てば、左右のミスヒットであれば、パターが助けてくれますから大丈夫です。つまり、AIフェースは機能しているのです。

アドレスして感じるのが「美しいパターだなぁ」と「ダークブルーがカッコイイし、意外に集中しやすいぞ」ということでした。金色のフェースも個性的で、かなり目立ちます。

つまり、かなり作り込み感があるのです。ざっくばらんに書くと、かなり高額なパターです。このくらい作り込んでもらわないとコスパが合わないと思うので、高評価です。プロがツアーで使用するためにチューニングした感じがしました。

2年ぐらい先には、ほぼ全てのパターの裏側は凸凹が付くことになると思います。お見事にゴルファーを助ける機能として効きます。
AIフェースは、若干荒削りなテクノロジーで、もっともっと進化があると思いますが、時代に乗っていくのは、実はゴルフクラブを使い熟す意味で重要です。

『AI-ONE MILLED TWO T パター』は、好き嫌い関係なしで、遠い距離をテストしてみるべきパターです。パターが苦手な人の何割かは、何の苦労もせずにいきなりハーフで2打ぐらいのスコアアップが出来るはずです。

試打クラブスペック

『AI-ONE MILLED TWO T パター』

ヘッド素材 ステンレススチール+タングステン
フェース AI-ONEチタン・インサート
ロフト 3.0度
ライ角 70度
長さ 34インチ

【著者紹介】篠原嗣典