やさしい10Kで歴史的な5連勝!ネリー・コルダは昨季スタッツと比べてどこが良くなったのか?【WITB】
米国女子ツアーのツアーレポート。
配信日時:2024年4月22日 01時13分
<シェブロン選手権 最終日◇21日◇ザ・クラブ at カールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6889ヤード・パー72>
海外女子メジャー今季初戦はネリー・コルダ(米国)がトータル13アンダーで優勝。首位と1打差スタートのネリーは、5バーディ・2ボギーとスコアを3つ伸ばし、史上3人目となる5大会連続Vの偉業を達成。同一年に達成したのは46年ぶりで、ネリーは2021年の「全米女子プロゴルフ選手権」に続き、メジャー2勝目を挙げた。
毎週ネリーのギアノートを用意した米国テーラーメイドも、5連勝にはさすがにネタが枯渇。連勝の間クラブは不変で、上下左右MOIが10,000g・cm²のやさしい『Qi10 MAX』ドライバーと、ネリーのイメージ通りのアプローチ弾道を実現した『TP5x』ボールにした今季は他の選手を圧倒。主要スタッツでの変化は、下記の通りでボール変更が大きいのか、パーオン率は昨季14位から1位へ大幅に順位を上げている。
また、昨年終盤の『ローガン・オルソン』製ブレードから、今年1月の「ドライブオン選手権」でスコッティ・キャメロン『Select Squareback 2 (SB-2) Tourtype SSS Prototype』のやや幅広ブレードに変更して怒涛の連勝がスタート。昨年途中はツノ型マレットやカマボコマレットも一時使用したが、今季は幅広ブレードでパーオンホールの平均パットを10位➡5位に引き上げ、平均スコアも昨季より0.63打減らして5位から1位になっている。
【ネリーのスタッツ2024/2023年】
■CMEポイント:2,052(1位)/1,653(14位)■賞金:$1,224,216(1位)/$1,397,796(20位)■平均飛距離:264.74yd(33位)268.98yd(14位)■FWキープ率:74.22%(61位)/73.84%(63位)■パーオン率:75.85%(1位)/73.37%(17位)■パーオンホールの平均パット:1.72(5位)/1.76(10位)■平均パット数:29.57(66位)/29.56(41位)■サンドセーブ:42.42%(69位)/44.57%(72位)■平均スコア:69.22(1位)/69.85(5位)
【ネリー・コルダの同社使用ギア】
1W:Qi10 MAX(表示10.5、リアル10° Diamana GT 60S 45.1875㌅ D1.5 ツアーベルベット58 RD下巻き1重)
3W:ステルス2(15° Ventus Red 7S)
7W:ステルス2(21° Ventus Black 7S)
5I:P770 (25.5° SteelFiber i80 cw 38.0625㌅ C9 ツアーベルベット58 RD下巻き1重)
6I~PW:P7MC(7I:32° SteelFiber i80 cw 37.0625㌅ C9 ツアーベルベット58 RD下巻き1重)
A,SW:MG4(50SB,54SB SteelFiber i95 cw 35.8125㌅ C9 ツアーベルベット58 RD下巻き1重)
BALL:TP5x