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    僕らでも打てるアスリートアイアン27機種! 『表の顔』と『裏の顔』でタイプ分けしてみたら……

    アスリートゴルファーがアイアン選びでこだわる“顔”。性能を左右する大事な要素でもあるが、顔と同じくらい重要なのが“ソール”だとギアに精通するレッスンプロ、伊丹大介はいう。そこで、最新アスリートアイアンの顔とソールの形状を徹底調査してみた。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年5月11日 11時00分

    • ギア
    顔の難易度と、ソール形状の難易度を伊丹の試打評価を元に診断して分類してみた。右上に行くほど顔とソールの難易度が上がり、アスリートアイアンはこのエリアに当てはまるモデルが多い
    顔の難易度と、ソール形状の難易度を伊丹の試打評価を元に診断して分類してみた。右上に行くほど顔とソールの難易度が上がり、アスリートアイアンはこのエリアに当てはまるモデルが多い
    • アイアンの難易度はヘッドだけでなく、シャフトの重さや硬さも大きく影響する。シャフトが重くて硬いほど打ちこなすにはパワーが必要だし、同じヘッドでも球が上がりにくく、つかまりづらくなる。気になるアイアンに複数のシャフトがある場合は、重さや硬さをチェックして自分のHSや、求める難易度に合うものを選ぼう。
    • トップブレードが厚いと打点がズレても当たり負けせずボールを強く押せる。薄いとヘッドの動きをコントロールしやすくシャープに振れる
    • ヘッドサイズが大きいと芯が広く見えて安心感がある。小さいと芯は狭く見えるがラフからの抜けが良く、ヘッドの動きをコントロールしやすい
    • グースネックは重心角が大きくなって球がつかまりやすい。ストレートネックは球がつかまりすぎず、ライが悪くても刃でボールを拾える
    • リーディングエッジ側を削ると刺さりにくく、後方を削るとラフや傾斜地で抜けが良くなる。削りなしは刃をボールに当てて操作したい上級者向き
    • ラウンドソールは抜けが良く刺さりにくいのが特長。フラットソールは刺さりやすい半面、微妙なヘッドの入れ方でスピンや球の高さを調整できる
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    アイアンの難易度はヘッドだけでなく、シャフトの重さや硬さも大きく影響する。シャフトが重くて硬いほど打ちこなすにはパワーが必要だし、同じヘッドでも球が上がりにくく、つかまりづらくなる。気になるアイアンに複数のシャフトがある場合は、重さや硬さをチェックして自分のHSや、求める難易度に合うものを選ぼう。
    トップブレードが厚いと打点がズレても当たり負けせずボールを強く押せる。薄いとヘッドの動きをコントロールしやすくシャープに振れる
    ヘッドサイズが大きいと芯が広く見えて安心感がある。小さいと芯は狭く見えるがラフからの抜けが良く、ヘッドの動きをコントロールしやすい
    グースネックは重心角が大きくなって球がつかまりやすい。ストレートネックは球がつかまりすぎず、ライが悪くても刃でボールを拾える
    リーディングエッジ側を削ると刺さりにくく、後方を削るとラフや傾斜地で抜けが良くなる。削りなしは刃をボールに当てて操作したい上級者向き
    ラウンドソールは抜けが良く刺さりにくいのが特長。フラットソールは刺さりやすい半面、微妙なヘッドの入れ方でスピンや球の高さを調整できる
    幅広ソールは低・深重心でミスヒットに強く刺さりにくい。幅狭ソールは高・浅重心でミスにはシビアだが入射角やスピンをコントロールできる
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    アイアンの難易度はヘッドだけでなく、シャフトの重さや硬さも大きく影響する。シャフトが重くて硬いほど打ちこなすにはパワーが必要だし、同じヘッドでも球が上がりにくく、つかまりづらくなる。気になるアイアンに複数のシャフトがある場合は、重さや硬さをチェックして自分のHSや、求める難易度に合うものを選ぼう。

    アスリートゴルファーがアイアン選びでこだわる“顔”。性能を左右する大事な要素でもあるが、顔と同じくらい重要なのが“ソール”だとギアに精通するレッスンプロ、伊丹大介はいう。そこで、最新アスリートアイアンの顔とソールの形状を徹底調査してみた。

    最新アスリートアイアン27機種‼ 『表の顔』と『裏の顔』を写真でじっくり比較してみた

    今回の取材で、伊丹が徹底的に試打を行い、試打評価を元に顔とソールの難易度を診断して分類してみると、面白い傾向が見つかった。

    最新アスリートアイアンの顔と性能の難易度を見ると、難易度が高いエリアにはハーフキャビティとマッスルバック、寛容性が高いエリアには中空とキャビティバックが多いことが分かる。

    その中で、ハーフキャビティとマッスルバックの性能に影響しているのが、ソール形状。

    「同じタイプでもフラットソールで削りのないモデルほど難易度が高く、ラウンドソールや山型ソール、リーディングエッジを削ったモデルはやさしいエリアにあります。よって、ハーフキャビティやマッスルバックなど難易度が高い操作性重視モデルは、必ずソール形状をチェックした方がいいですね」(伊丹)

    特に高・浅重心のマッスルバックやハーフキャビティは、スイートエリアが狭く球を上げづらい分、 難易度は高くなる。だが、ソールがやさしいモデルを選べば、入射角のズレに対する寛容性が上がる。そのため、初・中級者でも使えるアスリートモデルという位置づけになる。

    「寛容性が高いモデルの中でも、中空には見た目がシャープなモデルがあり、キャビティよりも顔の難易度の幅が広いです。最新の中空モデルは内部にウェイトを配置したり異素材を複合して、シャープな顔で深・低重心を実現しているモデルが増えています。だから、中空を選ぶときは顔と自分が求める性能(ソール形状)が合っているかを、実際に手に取って構えてみて、さらに試打してチェックすることが必要ですね」(伊丹)

    【今回試打したアイアンリスト】
    テーラーメイド P790
    キャロウェイ APEX PRO
    グローブライド オノフ フォージドKURO
    タイトリスト T200
    ミズノ Mizuno Pro 245
    タイトリスト T100
    タイトリスト T150
    ヨネックス EZONE CB901 フォージド
    ピン ブループリント S
    ヤマハ RMX VD/M
    ミズノ MX-I FORGED
    テーラーメイド P7MC
    キャロウェイ APEX CB
    キャロウェイ X FORGED
    キャロウェイ X FORGED STAR
    ダンロップ スリクソン ZX7 MkⅡ
    ヤマハ RMX VD/R
    ミズノ Mizuno Pro 243
    ミズノ MX FORGED PRO
    ブリヂストンゴルフ 221CB
    プロギア PRGR 01
    テーラーメイド P7MB
    キャロウェイ APEX MB
    ピン ブループリント T
    ダンロップ スリクソン Z-FORGED II
    ミズノ Mizuno Pro 241
    コブラ KING CB/MB

    ■試打・解説/伊丹大介
    いたみ・だいすけ/1976年生まれ。2004年プロ入り。スイング理論に精通しクラブに対する造詣も深い。現在は日本ゴルフアカデミーを主宰し、ゴルフの普及に力を入れている

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