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    『ST-MAX 230』は練習場よりコースで威力を発揮!? HS40m/sでもMAX240ヤード!コスパも良し!

    貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年2月29日 08時00分

    • ギア
    • ミズノ
    • ドライバー
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    ドライバーのヘッドスピード40m/sのアマチュアゴルファーでも、最新ギアを使いこなせるのか?元競技ゴルファーでロマン派ゴルフ作家の篠原嗣典が実際にコースに持ち込んで検証しました。



    【注目ポイント】
    ミズノは、2024年3月8日に『ST-MAX 230』を発売します。『ST-MAX 230』は、【より高い直進性と高反発エリア拡大で“飛んで曲がらない”を追求】というコピーです。必要な機能を極限まで高めた、ということがわかります。

    第一のテクノロジーは、進化した「コアテック チャンバー」です。“鉄芯”として搭載モデルが話題になりましたが、浮いた状態のウェイトが、インパクト時にフェース向かって動くことで、パワーを確実に伝えるテクノロジーですが、今までは、構造上の問題でネック付近には広げることが出来ずに真ん中からトウサイドだけに強く効いていました。新しい「コアテック チャンバー」は、ネックまで広がったので、フェースの全域に、その効力を発揮することになりました。これは期待大です。以前のものは、やはりトウ側の効きが強く、ドローバイアスになっている感じがしていたからです。

    そして、フェースが、軽量で強度が高い「Ti-LFS」の鍛造製法になりました。初速アップするからこその変更であることは想像できますが、それにプラスして、フェースが軽くなった分、高い慣性モーメントと高反発エリアの拡大にも貢献したとのことです。『ST-MAX 230』で面白いのが、ヘッドに使用したカーボンの比率を約40%拡大したことです。結果として約21グラムの重いバックウェイトを配置することが出来て、慣性モーメントが約37%も拡大したそうです。
    曲がりにくい性能として期待させます。

    『ST-MAX 230』は、じっくりと、そして、大胆に進化した本気のドライバーのようです。ワクワクしつつ、試打をすることになりました。試打した日は、曇りで、気温は4℃~5℃。微風でした。使用したボールは、使い慣れていてクラブの影響に集中できるように『TOUR B X』です。

    【打感・打ち応え】
    『ST-MAX 230 』の打音ですが、音量はちょうど良いです。音質は、濡れた鞭系と硬質な音のミックス。打ち応えは、やわらかさがあり、しっかりした重さもあります。手応えは、敏感で、芯感はクリアです。

    【弾道・球筋・スピン】
    『ST-MAX 230』の弾道は高弾道です。普通に打つと少しドローします。ヒールサイドに当てるとフェードします。芯が広いことがわかります。強いボールが出て、やや低スピンな印象です。

    【飛距離性能】
    『ST-MAX 230』の平均飛距離は、225ヤードで、最長ホールは240ヤードでした。安定して飛ぶドライバーです。ヘッドスピード40m/sを考えると、驚異的な飛距離性能でした。

    【ロマン派ゴルフ作家語る】
    『ST-MAX 230』は、不思議なドライバーです。実は、試打ラウンド前に、練習場で打つ機会があったのですが、レンジボールではドローバイアスが強いドライバーという印象だったのです。飛距離は出るけど、癖が強い、という印象でした。

    しかし、試打ラウンドでは、強いドローは1球も出なくてビックリしました。癖など一切なく、軽いドローと軽いフェードで、狙ったところにしか飛ばないのです。理由は、ボールです。レンジボール(練習場のボールのこと)では、『ST-MAX 230』の性能が発揮されていませんでした。コースボールで最大の威力を発揮するようにチューニングされていると考えると納得できます。(ボールを選ぶクラブは市場に何本もあります。注意すべきは、この逆のパターンでレンジボールで結果が出るのに、コースボールだとダメ、というパターンです。どんなに練習しても、本番のコースでは同じように打てないのは辛いですからね…)

    実際に、試打ラウンドでは『ST-MAX 230』は、素晴らしい結果を出したというわけです。この春に試打した中で、最も結果が良かったドライバーになりました。『ST-MAX 230』は、左右のミスヒットに強いドライバーです。許容性の高さはトップレベルです。そして、飛びます。以前の『ST シリーズ』のドライバーは、ヘッドスピードが速めのゴルファーに合わせてチューニングしてあると感じさせましたが、『ST-MAX 230』は、ヘッドスピード40m/sでも十分に機能を発揮してくれます。

    アドレスビューはヘッドが大きく見えて安心感があります。そのやさしい雰囲気で、結果が良くなるゴルファーも多いと思います。コースで結果が出れば良しというゴルファーに『ST-MAX 230』をオススメします。最後に、もう一つ、『ST-MAX 230』のオススメポイントを紹介します。コスパです。なんと価格が、他のメーカーの春の新製品ドライバーと比較して2割ぐらい安くなっているのです。これは大きいです。

    『ST-MAX 230』は、過去に試打したミズノのドライバーの中で、トータルで考えたときに、一番良かったクラブになりました。

    【試打クラブスペック】
    『ST-MAX 230』

    ヘッド素材 α-β系チタン(Ti811)+カーボン
    フェース素材 チタン合金(Ti-LFS)
    ヘッド体積 460cc
    ロフト 10.5度 (2度プラスマイナス)
    ライ角 59度
    シャフト TOUR AD GM D カーボンシャフト (S)
    長さ 45.75インチ

    【著者紹介】篠原嗣典
    ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員

    ◇ ◇ ◇

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    ヘッドスピード40m/sでも最新ギアを使いこなせる? ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典のシン貧打・爆裂レポート

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