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    ドライバーでスライスしないためにはスイングに合ったヘッドを選ぶべし! タイプ別おすすめランキングも紹介

    「どんなに練習してもドライバーのスライスが止まらない!」多くのゴルファーが悩むドライバーの問題は、ヘッドを変えれば解決できるかもしれません。 この記事では、ドライバーでスライスがでる原因に加え、スライサーにおすすめのドライバ―を紹介しています。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年1月23日 07時36分

    • ギア
    目次 / index
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    1.ドライバーがスライスする主な原因はフェースの開き

    ドライバーがスライスする主な原因は、インパクト時にフェースが開いて当たることです。アウトサイド・インの軌道でフェースが開くと、右に飛び出て右に曲がるスライスが出ます。また、オンプレーンやインサイド・アウトの軌道で振っていても、フェースが開いてしまうと、軽いスライスや右に真っすぐ抜ける“右プッシュ”が出てしまいます。

    インパクト時にフェースが開かないようにするには、スイングを見直すことも大切ですが、道具を見直すことも大切です。ヘッドやシャフトを変えると、弾道が大きく変わることもあります。

    2.つかまるヘッドを見分ける4つのポイント

    フェースが開かない、開きづらい、いわゆる“つかまる”ヘッドを見極めるポイントとして以下の4つを覚えておきましょう。

    • 【1】重心角
    • 【2】ライ角
    • 【3】重心距離
    • 【4】フェース角


    4つの数値が大きければ大きいほどフェースは開きにくくなります。理論上、インパクト時にフェースが開かなければ、スライスや右プッシュのミスは出づらくなります。つかまるヘッドを選ぶだけで、球筋が激変することもあるかもしれません。

    【1】重心角

    重心角とは、ヘッドを垂らして机に置いたときに、フェース面が上を向く角度を指します。重心角が大きいほどフェースが閉じる方向にヘッドが動くので、スイング中もフェースが開きにくくなるのです。

    【2】ライ角

    ライ角とは、シャフトの中心軸線と地面との間にできる角度のことです。ライ角が大きいほど構えたときにフェース面が左を向くのでつかまりやすくなります。近年のドライバーは、ロフト角やライ角を変えられる、いわゆる“カチャカチャ”がついているモデルも増えているので、自分に合ったライ角に調整することも可能です。

    【3】重心距離

    重心距離とは、シャフトの中心軸線とフェース面上の重心点を垂直に結んだ距離を指す言葉です。重心距離が短いとシャフト軸を中心にヘッドが素早くターンするため、フェースが閉じてインパクトしやすくなります。

    【4】フェース角

    フェース角とは、アドレス時のフェース面の角度です。フェース面が左を向いているクローズフェースのクラブで打つと、インパクトでフェースが開きにくく、スライサーでもボールを左に打ち出しやすくなります。

    3.【スイングタイプ別】おすすめドライバーランキング2023

    同じ“つかまる”ヘッドであっても、モデルによってつかまる度合いが異なるうえに、ゴルファーのスイングタイプによっても合う合わないがあります。ここでは、伊丹大介プロが選んだ、3つのタイプごとのおすすめドライバーランキングを紹介します。

    • タイプA|フェースの開きを抑えられないスイング×つかまるヘッド
    • タイプB|ある程度つかまえられるスイング×バランスのよいヘッド
    • タイプC|自由自在につかまえられるスイング×飛距離の出やすいヘッド


    タイプA|フェースの開きを抑えられないスイング×つかまるヘッド

    インパクト時にフェースが開いてあたり、右に飛び出して右に曲がるスライスに悩む人は、重心角、ライ角、フェース角などがつかまる設定になっているモデルがおすすめです。

    今回はトップ3の紹介ですが、そのほかのつかまりやすいヘッドについては、「スライサーの救世主! つかまる最新ドライバー10選」で紹介していますので、ご覧ください。

    1位:G430 HL SFT(ピン)

    「G430 HL SFT」は、重心角、ライ角、フェース角がすべて大きく、スイング中にフェースがかなり開きづらくなっています。球筋がは適正なスピンがかかった高弾道ドローで、スライサーであっても安定してキャリーを伸ばせます。

    2位:ゼクシオ13(ダンロップ)

    「ゼクシオ13」は、最近のゼクシオの中では捕まりを重視したモデルです。ヘッドスピードが遅めのスライサーが軽快な弾きで飛距離を伸ばせます。また、インパクトのタイミングを取りやすく、自然とミート率がアップするのも特長です。

    3位:B3 SD(ブリヂストンゴルフ)

    「B3 SD」は、つかまりのよさとスイートエリアの広さが抜群の軽量モデルのドライバーです。シャフトもタイミングが取りやすく、ヘッドスピードの遅いスライサーや、初・中級者でもスピンの聞いた高弾道ボールで飛ばせます。

    タイプB|ある程度つかまえられるスイング×バランスのよいヘッド

    ダウンスイングで適度なタメと緩やかなリストターンで、フェースの向きと体の向きが同調する、ある程度つかまえられるスイングができ、シンプルに真っすぐ飛ばしたいという方は、直進性とつかまりのよさを、バランスよく備えたモデルがおすすめです。

    1位:RMX VD/X(ヤマハ)

    「RMX VD/X」は、グースネックをイメージさせる大型ヘッドで、スイートエリアの広さが抜群です。ナチュラルにボールがつかまって、コンスタントに同じ高さ、同じ曲がり幅のストレート~ドローが打てます。

    2位:ゼクシオ エックス(ダンロップ)

    「ゼクシオエックス」は、イメージ通りにコントロールできるヘッドと、操作性の高いシャフトがベストマッチです。打点がずれてもヘッドがぶれない安定感もあり、操作性と方向性を高いレベルで料率しています。

    3位:ST-X 230(ミズノ)

    「ST-X 230」は、ヘッドの投影面積とスイートエリアが広いわりに、フェースコントロールしやすく、操作性の高さが魅力です。また、打感が柔らかく、ボールをフェースに乗せてつかまえる感覚があります。

    タイプC|自由自在につかまえられるスイング×飛距離の出やすいヘッド

    ダウンスイングでタメを作り、リストターンしながら球をつかまえるスイングで、ヘッドの返り具合も自在にコントロールできる方は、右への曲がり幅が少なく、叩いてもスピン量の増えない、操作性と球の強さに特化したモデルがおすすめです。

    1位:TSR4(タイトリスト)

    「TSR4」は、重心距離が短く、操作性の高い体積430ccの小ぶりなヘッドです。シャフト(Tour AD DI 6S)は先端の合成が高い中元調子で、パワーアスリートが左へのミスを気にせず、イメージ通りの強弾道ドローで飛ばせます。

    2位:ステルス2(テーラーメイド)

    「ステルス2」は、重心角とライ角のバランスがよく、操作性が高くなっています。重心距離が長い分、フェースが返り過ぎないので、パワーアスリートが左へのミスを気にせず、力強い中弾道ドローで飛ばせます。

    3位:ゴールデンプリックスTR-01 440(つるや)

    「ゴールデンプリックスTR-01 440」は、重心距離が短いコンパクトなヘッドで、つかまりのよさと操作性の高さが魅力です。また、先端剛性の高いシャフト(GOLDEN PRIX TR-01 TENSEI SR、S)がヘッドの動きを抑えて、曲がり幅の小さい強弾道ドローが打てます。

    4.【2023年】スライスしない!つかまるヘッドのドライバー30選

    2023年までに発売された30モデルを、表とチャートにまとめました。クラブ選びの参考に活用ください。

    5.まとめ

    ドライバ―のスライスは、スイングの問題だけでなく、道具の問題であることもあります。自分のスイングにマッチしたヘッドを選ぶことで、球筋が大きく変わることも十分にあり得るでしょう。

    また、今回はヘッドの紹介のみでしたが、シャフトを変えることでもスライスを抑えられる可能性があります。自分のスイングを見直すことはもちろん大切ですが、ご自身の道具を見直してみても新たな発見があるかもしれません。

    試打/解説 伊丹大介(いたみ・だいすけ)
    1976年生まれ。20004年プロ入り。スイング理論に精通しておりクラブに対する造詣も深い。現在は日本ゴルフアカデミーを主宰し、ゴルフの普及に力を入れている。

    ※『アルバトロス・ビュー』883号より抜粋

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