ツアー2勝目のデービス・ライリーは、タイトリストのギアの“何を重視して”選んでいる?【WITB】
PGAツアー「チャールズ・シュワブチャレンジ」のツアーレポート。
配信日時:2024年5月27日 04時54分
<チャールズ・シュワブチャレンジ 最終日◇26日◇コロニアルCC(米テキサス州)◇7289ヤード・パー70>
首位スタートのデービス・ライリー(米国)が4バーディ・4ボギーの「70」をマーク。トータル14アンダーで逃げ切り、2023年のダブルス戦「チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズ」以来となるツアー2勝目を飾った。契約する米国アクシネット社がライリーの使用ギアや使用コメントについて下記のように明かす。
「ライリーは、『ProV1』ボールと『TSR3』ドライバー、『Tシリーズ』アイアン、『ボーケイデザインSM10』ウェッジ、スコッティ・キャメロンパターを含むタイトリストの用具セットを使用して、66-64-66-70のラウンドを記録、13アンダーで今週を終え、2桁のアンダーパーを達成した唯一のプレーヤーとなりました。コロニアルの72ホールで、ライリーはティショットで3.5打以上(+3.658/6位)、アプローチショットで8打近く(+7.869/2位)、グリーンで6打弱(+5.921/4位)を獲得し、フィールド最高の21バーディを獲得しました」(同社広報)
昨季初めに『Pro V1レフトドット』から『Pro V1』の現行品に替えた、ライリーのコメントはこうだ。
「このボール(Pro V1)とボクがとても気に入っていた『レフトドット』には多くの類似点があったけど、このボールは実際に大きな改善が見られたんだ。ロングアイアンやウッドなどの長いショットでより高い弾道を実現できた。これは硬いグリーンで止める際に求められるもので、『Pro V1』では正しい理由でより高い弾道を得られた。スピン量が増えて上向きになったからではなく、打ち出しがより高くなって、非常に良いスピン量を維持してる。思い通りに打てばその範囲内のボールが出て、風の影響をほとんど受けないんだ。
実際、1Wで『レフトドット』より初速が1~2mphも速くなったのは本当に素晴らしい。分散も少し改善されて、両方の長所が得られたのを見たら使わずにはいれなかったよ。ボクは僅かなドローが持ち球だから、左からの風の時、出球が右に出てさらに流されるのが嫌なんだ。『Pro V1』を数回打って、ボールのラインをすごく綺麗に保てて、僅かなドローが完璧に保たれ、風に流されたり飲み込まれたりしなかった。風の中でも一貫性を保ち、その間ずっと空中に留まっているのを見るのは本当にクールだったよ」(ライリー)
また、ブレンドアイアンにする際に、長いクラブを徐々にやさしくする理由についてこう説明。「長いアイアンで少し余裕があるのはいつでも嬉しいことだよ。パー5や長いパー4で池越えの220ydを打つ場合、少し余裕があるのが良いクラブ。だから、それを見下ろすだけでも本当に良いことだよ」。
また、『ファントムX7.2』パターについてはこう話す。「見た目の全てのラインがスクエアなので、ボールをうまくフレームして、全てがスーパースクエアな感じがする。見ていて本当に心地よく、全てがスクエアと感じられれば、良いパッティングができるようになるとずっと信じてきたからね」。
【デービス・ライリーの同社使用ギア】
1W:TSR3(9.0°Project X HZRDUS Smoke Green RDX 65TX)
3I:T200(Ventus Black HB 10TX)
4I~6I:T100(KBS Tour C-Taper 125 S+)
7I~9I:620 MB(KBS Tour C-Taper 125 S+)
P,G,S,LW:Vokey Design SM10(46.10F, 50.08F, 56.08M, 60.04T DG Tour Issue S400)
PT:Scotty Cameron Phantom X 7.2 tour prototype
BALL:Pro V1