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ウソだろ⁉️ 海外で『GT1』男子、国内外で“契約フリーGT女子”が増えるのは何故?

ウソだろ⁉️ 海外で『GT1』男子、国内外で“契約フリーGT女子”が増えるのは何故?

ゴルフフェア開催の裏で、タイトリストが虎視眈々……。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年3月8日 04時24分

昨秋から加速する、クラブ契約フリー選手の“GT女子”化(Getty Images)
昨秋から加速する、クラブ契約フリー選手の“GT女子”化(Getty Images)

いよいよ開幕した国内女子ツアーと、今年のゴルフシーズン。まずは、先週行われた海外男子ツアー「ニュージーランドオープン」に関して、アクシネットジャパンインクが驚きの使用ギアを報告する。

「先週のニュージーランドで、阿久津未来也プロが『GT1』ドライバーを使用し、米澤蓮プロが『GT1』ドライバーと『GT1』の3W&5Wを採用。その他、幡地隆寛プロが3W、海外選手2人も『GT1』の3Wを使用するなど、多くの選手が『GT1』を採用しています。ただ、市場では【GT1=アベレージ・シニア】の固定概念から抜け出せない状況で、フィッティングを軸にする選手がいかに先入観なく最適なヘッドを選ぶかを知ってほしいです」(同社広報)
 
これまで軽量な『GT1』は非力な人向けと見るのが自然だったが、今作はMOIが引き上げられ、なんと国内男子ツアーでも屈指の飛ばし屋の幡地隆寛をはじめ、昨季2勝の米澤蓮がウッド3本を採用していた。また、今週開幕した国内女子ツアー「ダイキンオーキッドレディス」でも、昨秋から【契約フリーでタイトリスト『GT』を使用する選手】が、渋野日向子や西郷真央の他にも加速している。
 
今季から契約フリーで『GT2』ドライバーを使う櫻井心那は「構えた時の顔がカッコいいのが第一印象で、実際に打つとこれまで以上に飛んでるし、飛ぶとミスした時に曲がる概念が無くなりました。計測した数値でも初速をはじめ全体的にデータが改善していたのですぐに納得しましたし、打感や打音も心地良くて気持ちよく振り抜けます」と話す。
 
また、昨秋から“GT女子”の契約フリー・臼井麗香は、練習日では『GT1』を使用しており、本戦では『GT3』ドライバーを採用。『GT1』に関しては「つかまり顔でとても安心感があります。やさしいヘッドなのにスイング中にヘッドが落ちてしまうことがなくインパクトが安定するようになったので、以前出ていたミスが出なくなったのでエースに即決しました」と話していた。また、昨秋から契約フリーのGT女子・三ヶ島かなも『GT4』ドライバーについてこう言う。
 
「シャープな顔がイケメンで大好きで、クラブを替えて15ヤード飛ぶようになったのでにきました。左に行く心配がないので『つかまえにいっていい』安心感も持てましたし、何より振りやすくスイング中にヘッドの位置を感じられるので、コントロール精度も上がりました。適度な打感で打っている手応えがあるので、1Wショットが楽しくなりました」(三ヶ島)
 
その他にも編集部調べで「ダイキン」の初日にイ・ヒョソン(TSR3)、イ・ミニョン(GT3)、アマの梅津マユミ(GT3)、岡山絵里(GT2)、小野祐夢(GT2)、岸部桃子(GT3)、木下彩(TSR3)、申ジエ(GT3)、西山ゆかり(TSR3)、不動裕理(GT4)、ペ・ソンウ(TSR4)のタイトリストのドライバー使用を確認している。
 
背景には、6年連続PGAツアー使用率No.1を軸にした、契約外にも手厚いフィッティング施策が大きいと言えそう。昨夏から、国内男子ツアーでも同社は有望なアマチュア選手を含む、契約外プロに対してもフィッティングキャンプを実施、14本の包括的なアドバイスとクラブ提供をする。
 
昨秋から、国内女子選手にもフィッティングの枠を広げ、同社はオフだけでなく、今季もさらにサポートを加速させる構えだ。『GT1』の男子プロの使用が広がるように、これまでの「タイトリストはヘッドスピードの速い上級者向け」とのレッテルを、急ピッチで剥がそうとしているようにも映る。(編集部M・K)

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