男子ツアーの終盤戦で供給された【FJの謎モデル】は『ハイパーフレックス』の後継!?
大詰めを迎えた男子ツアーで、気になる新作シューズのテストをキャッチ!
配信日時:2024年12月3日 09時14分
既報の通り、国内男子ツアーで今年も使用率No.1となったフットジョイ(以下、FJ)。その理由の一端は、ゴルフシューズ専業の強みを活かした、豊富なラインナップで選手一人ひとりの好みに細かく応えられること。そして、新たなモデルのテストも終盤でキャッチできた。
それが、上のようにうっすら無色の刻印で『HYPERFLEX』とのロゴがある、後継モデルと思しきもの。来シーズンへ向けていち早く選手のフィードバックを得たようで、来季への仕込みも怠らないというわけだ。テストしたプロたちはどんな反応だったのか? メーカーからは一切情報が出せないというわけで、数週にわたって試した選手の反応を追った。
勝俣陵「横ブレがなくフィット感◎」
「履き心地は横ブレがないというか、フィット感がすごい。踵の部分もデザインが変わって履いたら少し違和感があるかなと思ったら全然違和感なく、しっかり踵が固定される。履いててグリップ力もあってズレないことを感じました。歩きやすさも、とにかく前に歩きやすい。
前はここ(ツマ先)がメッシュみたいな感じだったけど、ビニールっぽい素材があるので、汚れが目立ちにくいと思います。正直、去年はここの汚れが目立っていたんですけど、今回はそんなに汚れも目立たないので、アマチュアの方も手入れがすごく楽になると思います」(勝俣)
浅地洋佑「スニーカーぽくて履きやすい」
「スニーカーっぽくて履きやすいです。軽くて歩きやすい。硬くないのでフィット感がありますよね。(トラディショナルなFJの『プレミアシリーズ』を前は履いていた印象だが?)基本はクラシックタイプみたいな。
今回のモノはそれとは違いますけどあまり気にしない。いいなと思ったら、当然履きますよ。(グリップ力などは)けっこう強いですね。スパイクの鋲が独立している感じがして、一個一個しっかり噛んでくれます。良い感じだと思うので、明日履きます」(浅地)
米澤蓮「前作よりアッパーがしっかり」
「普段は『ハイパーフレックス』の古い方で、新しいのは実戦ではまだ履いていない状況です。テストはして、より足の負担はなくなっています。まだ試合で履いていないのでアレですけど、長く履けば履くほど、それを実感できるのではないかなと。足の疲れなさは馴染めば馴染むほど効いてくるので。
上のアッパー部分が前作と比べてしっかりしたので、足のホールド感はとても高くなった。それでいて下(インソールの部分))のところはソフトに感じたので、クッション性もありますし、上と下で挟みこんでくれる感じ。もうシーズンが終わりなので、オフに履いていこうかなと。多分オーストラリアも行くと思いますし。そこでいろんなテストも兼ねながらやれれば」(米澤)
前田光史朗「テストの翌週に投入した」
「フェニックスの週にテストをして、試合で履き始めてのはカシオから。フェニックスの時までは別モデルを履いていたので、まだ慣れていなかったですけど、先週練習ラウンドから履いて、けっこう違和感なくすぐ変えられた感じですね。気に入ったのは素材が全体的にやわらかくて、全然かたくない割りにすごくしっかり足を支えてくれるというか、フィット感などがすごく優れている所。
表面素材は、前作が少し汚れが気になったんですけど、FJの担当の方から聞いたら他の選手たちからもそういった声があったらしくて、そこも改良されて、本当に汚れも目立たなくなったので、すごくプラスになっています。ホールド感は感じます。素材は柔らかいんですが、伸縮性というか傾斜地でもしっかり立てそうな感じです」(前田)
今平周吾「軽く感じて気に入った」
「(新モデルを試してみて)すごく軽くて良かったし、気に入りました。ホールド感もいいですし、歩きやすくてしっかりプレーもしやすくて、良いかなと。ずっとフットジョイでジュニア時代から育ってきて、ボクの細身の足型にも合ってますし、昔はクラシックなタイプの『プレミアシリーズ』も使いましたが、今はこういった軽いモノを好んで選んでいますね」(今平)
今季を終え、PGAツアーで79年連続でシューズ使用率No.1、そして国内男子ツアーでも昨年より大幅にシェアを引き上げ、シューズ使用率No.1となったフットジョイ。今回キャッチした新モデルも、いきなり着用者が6人現れるなど、来シーズンも大人気となりそうだ。