シン貧打爆裂レポート『BIG BERTHA ドライバー』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2023年7月27日 08時00分
ロマン派ゴルフ作家語る
『BIG BERTHA ドライバー』は、ゴルフ史において伝説の名前を引き継いでいます。
もし、1991年に発売された初代の『BIG BERTHA ドライバー』が日本の影響を受けていなかったら、世界のクラブの歴史は違う発展をしていたはずです。当時の米国のゴルファーは大きなヘッドを嫌う傾向があったので、より大型ヘッドを求めていた日本サイドと対立があったのです。結果的に、新製品は大型ヘッドのドライバーになりました。ご存じの通り、初代の『BIG BERTHA ドライバー』は世界中で爆発的に売れました。
『BIG BERTHA ドライバー』は、約30年の歴史を背負い、最先端のテクノロジーで生まれたクラブです。キャロウェイのクラブは『PARADAYM』や『EPIC』で、『BIG BERTHA』なんて知らないという世代も多いと聞きます。しかし、いわゆるやさしいクラブを求めている一般のゴルファー向けに、挑戦を続けているブランドとして『BIG BERTHA』は存在し続けるのです。
新しい『BIG BERTHA ドライバー』は、そういう物語に相応しい素晴らしい出来でした。
自分の想定より5倍ぐらい良かったです。
スライス防止というより、ストレートに打ちやすいバランスになっていて、かつ、飛びます。安定して平均距離で飛ばすドライバーです。『PARADAYM』シリーズも素晴らしいクラブだと評価しましたが、そのテクノロジーを一般のゴルファー用にチューニングして、それが見事に成功しています。
ドライバーを安定させたいゴルファーと、高弾道で飛ばしたいと願っているゴルファーに『BIG BERTHA ドライバー』はオススメです。スコアアップに貢献するという意味で『BIG BERTHA ドライバー』は頼りになるはずですし、何年間もエースドライバーとして使っても良いと思わせる1本です。
最後に、純正のシャフトのチューニングも良いです。Sフレックスと、SRフレックスを打ちました。どちらも同じぐらい良かったですが、個人的にはヘッドスピード40m/sぐらいだとSRが、結果的に左に行きづらくなる傾向があって、飛ぶし、安定もしていたことを報告しておきます。
試打クラブスペック
『BIG BERTHA ドライバー』
ヘッド素材 8-1-1チタン+トライアアクシャル・カーボンクラウン+ソールウェイト
フェース素材 鍛造 6-4 チタン/NEW FLASHフェース
ヘッド体積 460cc
ロフト 10.5度
ライ角 60.0度
シャフト SPEEDER NX for Callaway (S)と(SR)
長さ 45.375インチ
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』