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シン貧打爆裂レポート『APEX MB アイアン』

シン貧打爆裂レポート『APEX MB アイアン』

貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。

配信日時:2023年10月4日 17時40分

ロマン派ゴルフ作家語る

『APEX MB アイアン』は、新しい「Dynamic Gold MID115(S200)」のシャフトとのマッチングもあるのか、打ち出しから高く飛ぶという不思議な弾道でした。エンジョイゴルファー用のお助けクラブのような感覚です。
そういうクラブは、飛距離性能が劣るものでしたが、それも完全に覆しています。飛ぶのです。

前モデルよりも次元が違うやさしさで、広い範囲のゴルファーが使用できるアイアンが『APEX MB アイアン』です。
少し芯を外れたショットも、まあまあの飛距離まで飛んでくれて、スコアが落ちないように機能してくれます。

ドローも、フェードも、敏感に反応します。ボールを拾って上げてくれるやさしさが目立ちましたが、左右の曲がりをコントロールできないゴルファーにとっては、暴れてしまってスコアを落としてしまうアイアンになってしまう危険もあります。
得意な持ち球を、徹底的に打ち続ける信念があれば、『APEX MB アイアン』は応えてくれるので、ビビらずに使用するのも、ゴルフの醍醐味だとオススメします。

『APEX MB アイアン』は、2023年時点のキャロウェイが考えるマッスルバックアイアンの方向を明確に体現したアイアンです。
バックフェースが、膨らみで構成されたマッスルな形状であること。
違う素材が複雑に重ねられた構造ではなく、基本的に単一の素材でヘッドが作られていること。
弾道などの過程ではなく、結果が出ることを重視すること。
勝手ですが、そんなメッセージが、『APEX MB アイアン』を打っていると伝わってくるのです。

最後に一つだけ気になった点ですが、今までのキャロウェイのツアーユースのアイアンは、アドレスビューの系譜というか、フェースのシェイプでトウ側がスポルディングっぽい曲線を描いていましたが、『APEX MB アイアン』は、それけっこう四角っぽいのです。ウィルソンっぽい形状です。
これは好みで、絶対ではありません。どちらも、現在のアイアンの基礎を作り上げたメーカーですが、何とも不思議な感じがしました。

『APEX MB アイアン』は、カッコいいアイアンで、それが機能美だと断言できるだけの機能も発揮してくれます。それだけでも十分にお見事でした。
上手くなりたいゴルファーの相棒になって欲しいのが、『APEX MB アイアン』です。

試打クラブスペック

『APEX MB アイアン』

ヘッド素材 軟鉄鍛造+タングステンウェイト
ロフト #5/26度、#6/30度、#7/34度、#8/38度、#9/42度、#10/46度
シャフト Dynamic Gold MID115(S200)

【著者紹介】篠原嗣典

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員
連載

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』

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