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    ついにパターもAI設計でロスを5%に抑える『Ai-ONE』シリーズ、11月3日デビュー

    オデッセイの“AIパター”がついにベールを脱いだ!

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2023年11月2日 03時36分

    • ギア
    • パター
    オデッセイのAI設計パター『Ai-ONE』(下)『Ai-ONE MILLED』(上)
    オデッセイのAI設計パター『Ai-ONE』(下)『Ai-ONE MILLED』(上)
    • 原英莉花、西郷真央がテストしているのは『Ai-ONE ロッシー』
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    キャロウェイゴルフがオデッセイの新作パター『Ai-ONE』シリーズ(税込46,200円)、『Ai-ONE MILLED』シリーズ(同68,200円)を正式発表した。樹脂+アルミインサートの『Ai-ONE』は5機種で、チタン製インサートの『Ai-ONE MILLED』は8機種あるが、3機種のみ12月発売で、それ以外が明日11月3日発売となる。
     
    ■芯から1cmズレても、5%しか初速ロスしない
     
    「キャロウェイがドライバーの設計にAIを導入してから4年。その計り知れない能力は、いよいよパターの常識をも変えることとなりました。パッティングにおける大きな問題の1つが、オフセンターヒット時にボール初速が落ちてしまうこと芯から打点が1cmずれると、約20%もロスするとされています。
     
    スーパーコンピュータでの膨大な演算の末に生み出されたのは、人間では考えもつかない複雑な隆起を背面に備えた、まったく新しいインサート。搭載された新作は、転がりのロスを約5%にまで抑制できており、既に行われたツアープレーヤーのテストでは、全員から『今すぐ実戦で使いたい』との声があがっていたほどです」(同社広報)

    同社は例として「10mのパットで20%ロスすると、従来パターで2mもショートすることなる」が『Ai-ONE』なら「約5%に抑えられ、50cmほどしかショートしない」と利点を話す。打点がズレてショートしがちな人には夢のような話だ。
     
    『Ai-ONE』のインサートは、表面が樹脂で背面はアルミ製。当初は樹脂のみで隆起を作るつもりが、あまりに複雑な形状に断念。「そこで出てきたのが、AIが最初に推奨したアルミも併用するアイデア。アルミは耐久性の問題で一旦断念したが、樹脂との組み合わせで課題をクリアして実現できた」と、素材の推奨までAIが計算したことを明かす。
     
    ■ホワイトホットと同等フィールでシャフトも一新
     
    また、今回の白い樹脂インサートの表面には、定番の『ホワイトホット』と違って“細かな溝”がある。これはテーラーメイド等と同様の「順回転目的か」と思いきや、打感・打音を『ホワイトホット』インサートに近づけるための処理。ツアープロたちは「やや硬めで初速感がある」と話していたが、同社は「ホワイトホットと同等レベル」とする。
     
    独自の『STROKE LAB』シャフトもスチールに一新した。以前はカーボンとスチールの複合だったが、一部選手に「スチールの方がいい」との声もあったとか。「新しい『STROKE LAB 90』シャフトはスチールでも90g台の軽さで手元部を従来と同じ太さにしてトルクを低減。手元側のシャフト内部にはカウンターウェイトも配し、ストローク時のパター全体のMOIを高めてムダな動きを防ぎます」。
     
    また、ボディカラーは『TRI-BEAM』で好評だった濃紺のPVD仕上げを採用している。
     
    ■チタン製ミルドインサートも5%ロスに抑えた
     
    同様に濃紺PVDボディでブロンズ色インサートの『Ai-ONE MILLED』は、「6-4チタンで製作した」とのこと。こちらも樹脂+アルミの『Ai-ONE』同様、打点が1cmズレてもボール初速の減少を5%に抑えたとか。また、隆起の効果とトウ・ヒールに内蔵されたタングステンウェイトも相まって「TRI-HOT 5K並の高MOIを実現した」という。
     
    モデル名に『ONE T』『TWO T』『SIX T』など、末尾に『T』が付くのは“ツアー”の略かと思いきや、これは“チタン”を表したとか。多くのステンレス削り出しパターは、一般に“操作性が高く、上級者向け”と思われがちだが、『Ai-ONE MILLED』はAI設計・チタン素材・高MOIと、それらと全く違うジャンルとして認知させたい同社の意図も伺える。

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