2019年ルール改正で距離測定器が使用可能に!選ぶならGPS式か、レーザー式か?
text by Kazuhiro Koyama
配信日時:2018年12月13日 03時00分
GPS式の距離測定方法とは?
改めて、GPS式とレーザー式の違いを紹介してみよう。
GPS式は、文字通りGPSを使って距離測定するタイプだ。現在はレーザー式に比べて価格も安く、エントリーモデルなら1万円以下で購入することが可能だ。一度衛星を補足してしまえば、あとは自動的に残り距離を表示してくれる手軽さが売りで、特段操作しなくても距離を把握する事ができる。
音声で残り距離を知らせてくれるタイプや腕時計型、そしてコースレイアウトを表示できるゴルフナビなど、種類が豊富なのも特徴だ。ちなみにセルフプレー用の乗用カートに備えつけてあるゴルフナビもGPS式だ。
残り距離だけでなく、地点登録した場所からの距離も測れるので、例えばドライバーが飛んだ距離も計測できる。登録したログは保存できるので、単に距離測定だけでなく、そのラウンドでどんなプレーをしたかを記録することにも長けている。これはレーザー式にはない大きな利点だろう。
GPS式の弱点としてよく指摘されるのは距離測定の誤差だ。場合によっては、グリーンセンターまでの距離が10ヤード以上もずれてしまうケースもある。これはGPS式のグリーンに任意に設定した地点までの距離を測定するしくみに由来するものだ。
グリーンの形状は複雑なものが多く、縦長や横長など数十ヤードの幅を持つものも少なくない。単にグリーンセンターといっても、形状が複雑なグリーンはどの地点がセンターなのか決めづらいところもあるだろう。GPS式は、それぞれのグリーンに任意のグリーンセンター、グリーンエッジの地点を設定してあり、その地点までの距離を計測する。例えば、非常に横長で複雑な形状のグリーンであれば、設定されたグリーンセンターの地点とゴルファーが認識するセンターの位置に数ヤード誤差が出ることは容易に想像できる。
正確な距離が必要なカーナビやスマホのマップなどで使用されるように、GPSの精度自体は本来高いものだが、この「設定した地点までの距離を計る」というGPS式のしくみが場合によっては誤差を生む事があるわけだ。最近ではみちびき(準天頂衛星システム)に対応したハイブリッドGPSを搭載したGPSナビが登場しているが、計測の精度は上がるものの、この誤差に関してはクリア出来ないだろう。
しかし、ホールに備え付けられた杭などの距離表示をあてにすることを考えると、GPSナビが相当に有意であることは疑いようがない。グリーンセンターまでの距離はあくまでも目安と考え、エッジまでの距離とコースから知らされるピン位置を考慮して、うまく活用するのがコツだ。上位機種にはピン位置を設定できるものもあるので、誤差をより小さなものにすることが出来るだろう。
GPS式は、文字通りGPSを使って距離測定するタイプだ。現在はレーザー式に比べて価格も安く、エントリーモデルなら1万円以下で購入することが可能だ。一度衛星を補足してしまえば、あとは自動的に残り距離を表示してくれる手軽さが売りで、特段操作しなくても距離を把握する事ができる。
音声で残り距離を知らせてくれるタイプや腕時計型、そしてコースレイアウトを表示できるゴルフナビなど、種類が豊富なのも特徴だ。ちなみにセルフプレー用の乗用カートに備えつけてあるゴルフナビもGPS式だ。
残り距離だけでなく、地点登録した場所からの距離も測れるので、例えばドライバーが飛んだ距離も計測できる。登録したログは保存できるので、単に距離測定だけでなく、そのラウンドでどんなプレーをしたかを記録することにも長けている。これはレーザー式にはない大きな利点だろう。
GPS式の弱点としてよく指摘されるのは距離測定の誤差だ。場合によっては、グリーンセンターまでの距離が10ヤード以上もずれてしまうケースもある。これはGPS式のグリーンに任意に設定した地点までの距離を測定するしくみに由来するものだ。
グリーンの形状は複雑なものが多く、縦長や横長など数十ヤードの幅を持つものも少なくない。単にグリーンセンターといっても、形状が複雑なグリーンはどの地点がセンターなのか決めづらいところもあるだろう。GPS式は、それぞれのグリーンに任意のグリーンセンター、グリーンエッジの地点を設定してあり、その地点までの距離を計測する。例えば、非常に横長で複雑な形状のグリーンであれば、設定されたグリーンセンターの地点とゴルファーが認識するセンターの位置に数ヤード誤差が出ることは容易に想像できる。
正確な距離が必要なカーナビやスマホのマップなどで使用されるように、GPSの精度自体は本来高いものだが、この「設定した地点までの距離を計る」というGPS式のしくみが場合によっては誤差を生む事があるわけだ。最近ではみちびき(準天頂衛星システム)に対応したハイブリッドGPSを搭載したGPSナビが登場しているが、計測の精度は上がるものの、この誤差に関してはクリア出来ないだろう。
しかし、ホールに備え付けられた杭などの距離表示をあてにすることを考えると、GPSナビが相当に有意であることは疑いようがない。グリーンセンターまでの距離はあくまでも目安と考え、エッジまでの距離とコースから知らされるピン位置を考慮して、うまく活用するのがコツだ。上位機種にはピン位置を設定できるものもあるので、誤差をより小さなものにすることが出来るだろう。