2019年ルール改正で距離測定器が使用可能に!選ぶならGPS式か、レーザー式か?
text by Kazuhiro Koyama
配信日時:2018年12月13日 03時00分
プロキャディ御用達のレーザー式は距離測定器
一方、レーザー式の距離測定器は、照射したレーザーが対象物に反射して返ってくる波長から残り距離を測定するしくみだ。非常に正確で、ツアープロをサポートするプロキャディが使うのはほぼ100%レーザー式だ。
レーザー反射を利用する測定方法のため、対象とのあいだに障害物があると測定は出来ない。つまり、ピンとのあいだにスタイミーとなる大きな木があったり、ブラインドホールやドッグレッグでピンが見えないホールでは測定は難しくなる。
レーザー距離計は、ブッシュネルが世界的に多くなシェアを獲得している。PGAツアーのプロたちの多くが使用し、アスリートゴルファーの定番ブランドといったところだ。双眼鏡のように大きなハイエンドのモデルもあるが、ポケットに入るくらいの小さなものが主流で、プロたちが使っているのも小さいタイプだ。筆者も長年ブッシュネルを愛用し、何台も購入した経験があるが、今も何の不満もなく安心して使用できる。
ところが今年、ニコンの『COOLSHOT PRO STABILIZED』というモデルに買い替えて、すっかり宗旨変えしてしまった。このモデルは「手ブレ補正機能」がついていて、ピンを捉えやすいのが特徴だ。
ピンフラッグが遠くにあるほど、レーザーを当てるのが難しくなる。筆者の場合、200ヤード前後くらいから手ブレして測定がしにくくなっていたが、それを補ってくれるのがこの「手ブレ補正機能」だ。測定スピードが約0.3秒と速く、遠くの目標までの距離をストレスなく測定できる。約170gと非常に軽いのもいい。
使い勝手に非常に満足している『COOLSHOT PRO STABILIZED』だが、不満がないわけではない。付属のケースはマグネットが外れやすく、ちょっと心もとない。試したわけではないが、見た目が頑丈そうなブッシュネルと比べると衝撃に強そうには感じない。いかんも精密機器という印象だ。
高低差をふまえた打つべき距離の目安も表示できるが、これはブッシュネルのほうに優位性がありそうだ。特に、勾配が大きく、強い打ち下ろしや打ち上げの場合、距離の増減が大きめにでるきらいがある。もっとも、これは個々のゴルファーが選ぶ番手や弾道などによっても違いがあるだろう。
一番大きな違いは電池の消耗だ。ブッシュネルは1年や2年は電池が持つが、『COOLSHOT PRO STABILIZED』は数ヶ月ですでに電池を2度交換している。使用する電池は「CR2」という同じものだ。他のユーザーにも確認したわけではないのでサンプルに乏しい情報だが、購入の際はなんとなく考慮に入れてもらえると幸いだ。どちらがおすすめと聞かれたら、私は現時点では『COOLSHOT PRO STABILIZED』を勧める。
電池の持ちは、GPS式とレーザー式の大きな違いでもある。GPS式はラウンドごとの充電がマストだが、レーザー式は長期間交換する必要がない。面倒が少ないのはレーザー式だろう。
2019年のルール改正後のニーズに伴い、距離測定器はさらに大きく進化する可能性もある。この機会に、距離は見た目で打つ感覚派のゴルファーにも試してもらいたいところだ。
レーザー反射を利用する測定方法のため、対象とのあいだに障害物があると測定は出来ない。つまり、ピンとのあいだにスタイミーとなる大きな木があったり、ブラインドホールやドッグレッグでピンが見えないホールでは測定は難しくなる。
レーザー距離計は、ブッシュネルが世界的に多くなシェアを獲得している。PGAツアーのプロたちの多くが使用し、アスリートゴルファーの定番ブランドといったところだ。双眼鏡のように大きなハイエンドのモデルもあるが、ポケットに入るくらいの小さなものが主流で、プロたちが使っているのも小さいタイプだ。筆者も長年ブッシュネルを愛用し、何台も購入した経験があるが、今も何の不満もなく安心して使用できる。
ところが今年、ニコンの『COOLSHOT PRO STABILIZED』というモデルに買い替えて、すっかり宗旨変えしてしまった。このモデルは「手ブレ補正機能」がついていて、ピンを捉えやすいのが特徴だ。
ピンフラッグが遠くにあるほど、レーザーを当てるのが難しくなる。筆者の場合、200ヤード前後くらいから手ブレして測定がしにくくなっていたが、それを補ってくれるのがこの「手ブレ補正機能」だ。測定スピードが約0.3秒と速く、遠くの目標までの距離をストレスなく測定できる。約170gと非常に軽いのもいい。
使い勝手に非常に満足している『COOLSHOT PRO STABILIZED』だが、不満がないわけではない。付属のケースはマグネットが外れやすく、ちょっと心もとない。試したわけではないが、見た目が頑丈そうなブッシュネルと比べると衝撃に強そうには感じない。いかんも精密機器という印象だ。
高低差をふまえた打つべき距離の目安も表示できるが、これはブッシュネルのほうに優位性がありそうだ。特に、勾配が大きく、強い打ち下ろしや打ち上げの場合、距離の増減が大きめにでるきらいがある。もっとも、これは個々のゴルファーが選ぶ番手や弾道などによっても違いがあるだろう。
一番大きな違いは電池の消耗だ。ブッシュネルは1年や2年は電池が持つが、『COOLSHOT PRO STABILIZED』は数ヶ月ですでに電池を2度交換している。使用する電池は「CR2」という同じものだ。他のユーザーにも確認したわけではないのでサンプルに乏しい情報だが、購入の際はなんとなく考慮に入れてもらえると幸いだ。どちらがおすすめと聞かれたら、私は現時点では『COOLSHOT PRO STABILIZED』を勧める。
電池の持ちは、GPS式とレーザー式の大きな違いでもある。GPS式はラウンドごとの充電がマストだが、レーザー式は長期間交換する必要がない。面倒が少ないのはレーザー式だろう。
2019年のルール改正後のニーズに伴い、距離測定器はさらに大きく進化する可能性もある。この機会に、距離は見た目で打つ感覚派のゴルファーにも試してもらいたいところだ。