新『RS』ドライバーは、どう変わったのか?
高額なゴルフクラブ、購入ミスだけは避けたいもの。だからこそ、今まさに買おうとしているそこのアナタ、ちょっと待って! ALBA.netギア担当が知り得た特ネタを中心に、超マニアックでDEEPな耳寄り情報をお届け。購入する前にちょっと見て、絶対に損はさせません!
配信日時:2017年5月25日 01時42分
インドアで同社の言い分を少し信用。でも、もっとポテンシャルがあるはず!
結論、芯はかなり広い。初速も出る。そして、先代『RS』『RS-F』と重心データはさほど変わっていないはず。いや、ほとんど変わっていないと言っていいのかもしれない。この辺りは、大ヒットした先代の性能を敢えてそのまま引き継いだのだろう。
メーカーの発表会でインドア練習場を使用する際、よくあるのがシミュレーション打席の設定が甘いと感じる部分だ。おそらく、シミュレーションマシンの追い風設定などで、実際よりも飛距離の数字が水増しされて飛ぶ!と錯覚させる手法だ。プロギアはこの手法を一切使わなかったと感じたし、実際、かなり正直だと思う。これは商品への自信の裏返しかもしれない。
いつもラウンド時に出るような吹き気味の球ばかりが出たし、振りちぎっても280ヤード以上飛ばないあたりも、納得できる数字だった。そして、ミスヒットが相当に多い中でも260ヤード前後出ている点は、明らかに芯の広さを感じる仕上がりだった。
また、『RS』であれ、『RS-F』であれ、つかまりがよく左へのミスが多くなったのも、先代と同じ傾向だった。バックスピン量がしっかり入ってキャリーが伸びる点も先代と変わらず。このシミュレーションマシンをどこまで信用するか? だが、かなり実際の感覚に近い数字だと思った。
そして、一番の問題はボールだった。レンジボールでは振ったときに芯近くで捉えた数字がボール初速67、8m/sで、これは筆者の本球を打った感覚からするとちょっと低い。ところが、ドラコン大会を行っていたため、最後にイチかバチかのハードヒットを行ったが、たまたま真芯に当たって73m/sが出た。
これは、真ん中部分をギリギリCTに攻め込み、薄肉にしたという同社の言葉を少し信用した瞬間だった。もしこの当たりが本球だったら一体どんな初速が出ていたのか、実際のコースではもっと飛ぶはずだと、新しい『RS』のポテンシャルを強く感じた。
本来クラブの実力はラウンド18ホールで判断すべきもの。というわけで、新しい『RS』の実力は、近々ラウンド試打をして詳細にレポートしてみたい。しばし、お時間を。
Text/Mikiro Nagaoka
メーカーの発表会でインドア練習場を使用する際、よくあるのがシミュレーション打席の設定が甘いと感じる部分だ。おそらく、シミュレーションマシンの追い風設定などで、実際よりも飛距離の数字が水増しされて飛ぶ!と錯覚させる手法だ。プロギアはこの手法を一切使わなかったと感じたし、実際、かなり正直だと思う。これは商品への自信の裏返しかもしれない。
いつもラウンド時に出るような吹き気味の球ばかりが出たし、振りちぎっても280ヤード以上飛ばないあたりも、納得できる数字だった。そして、ミスヒットが相当に多い中でも260ヤード前後出ている点は、明らかに芯の広さを感じる仕上がりだった。
また、『RS』であれ、『RS-F』であれ、つかまりがよく左へのミスが多くなったのも、先代と同じ傾向だった。バックスピン量がしっかり入ってキャリーが伸びる点も先代と変わらず。このシミュレーションマシンをどこまで信用するか? だが、かなり実際の感覚に近い数字だと思った。
そして、一番の問題はボールだった。レンジボールでは振ったときに芯近くで捉えた数字がボール初速67、8m/sで、これは筆者の本球を打った感覚からするとちょっと低い。ところが、ドラコン大会を行っていたため、最後にイチかバチかのハードヒットを行ったが、たまたま真芯に当たって73m/sが出た。
これは、真ん中部分をギリギリCTに攻め込み、薄肉にしたという同社の言葉を少し信用した瞬間だった。もしこの当たりが本球だったら一体どんな初速が出ていたのか、実際のコースではもっと飛ぶはずだと、新しい『RS』のポテンシャルを強く感じた。
本来クラブの実力はラウンド18ホールで判断すべきもの。というわけで、新しい『RS』の実力は、近々ラウンド試打をして詳細にレポートしてみたい。しばし、お時間を。
Text/Mikiro Nagaoka