マスターズ初挑戦の今平周吾を支える「アンパスィ」。その驚愕のサポートとは?
いつも最新のウエアを着て試合に出ているプロゴルファー。契約アパレルメーカーはどんなサポート体制なのだろう? その素朴な疑問を、マスターズに初挑戦する今平周吾と契約する「アンパスィ」にぶつけてみた。
配信日時:2019年4月8日 03時15分
「私たち本気すぎておかしいんです」
――すごいサポート体制ですね。それを毎週の試合の宿泊ホテルに送っているんですね。
「今平プロからは、シーズン前に年間の出場予定試合と宿泊先のホテルのリストをいただいていますので、そのリストを確認しながら発送しています」
――それだけ枚数が多いと、プロもコーディネートに迷いそうですね。
「コーディネートもご提案した資料をお付けして発送しています」
――毎日のですか?
「はい。毎週4コーデです。シーズンごとの注力商品と実際の気候にズレがある場合もあるので、着てよし、脱いでよしの羽織りものも含めてコーディネートし、撮影した資料を入れて発送しています。箱を開けてすぐ着用できるように、すべてスチーマーをかけています」
――そこまでやるんですか! そんなのお母さんだってやらないですよ!
「私たち本気すぎておかしいんです。だからここまでやってしまうんです(ニッコリ)」
「今平プロからは、シーズン前に年間の出場予定試合と宿泊先のホテルのリストをいただいていますので、そのリストを確認しながら発送しています」
――それだけ枚数が多いと、プロもコーディネートに迷いそうですね。
「コーディネートもご提案した資料をお付けして発送しています」
――毎日のですか?
「はい。毎週4コーデです。シーズンごとの注力商品と実際の気候にズレがある場合もあるので、着てよし、脱いでよしの羽織りものも含めてコーディネートし、撮影した資料を入れて発送しています。箱を開けてすぐ着用できるように、すべてスチーマーをかけています」
――そこまでやるんですか! そんなのお母さんだってやらないですよ!
「私たち本気すぎておかしいんです。だからここまでやってしまうんです(ニッコリ)」
――……なんかちょっと怖くなってきましたが、それは貴社の意向でプロに着ていただいている、ということなんですか?
「お互いのニーズ、だと思います。今平プロは、ウエアにすごくこだわる方ですから」
――ちょっと意外な気もしますが、そうなんですね。気に入ったウエアを何回も着る、ということはありますか?
「ありますね。今まででたぶん一番のお気に入りは、ツアー初優勝した2017年の関西オープン最終日に着ていた、クローバー柄のシャツですね。しょっちゅう着ていただいていました」
「お互いのニーズ、だと思います。今平プロは、ウエアにすごくこだわる方ですから」
――ちょっと意外な気もしますが、そうなんですね。気に入ったウエアを何回も着る、ということはありますか?
「ありますね。今まででたぶん一番のお気に入りは、ツアー初優勝した2017年の関西オープン最終日に着ていた、クローバー柄のシャツですね。しょっちゅう着ていただいていました」
「特にパンツのシルエットはかなりこだわっています。どちらかというと細めのシルエットをシュッと着こなすのがお好きで、太く見えるシルエットのパンツだと『前のほうがよかった……』ってボソッと言うんですよ」
――寡黙ですもんね。コミュニケーションを取るのは大変ですか?
「そうでもないです。数年前までは、イベントに出ていただいた時も、まぁしゃべらない。でも最近になって、ちょっとちょっと、トークも慣れてきました。成長していますよ(笑)」
――寡黙ですもんね。コミュニケーションを取るのは大変ですか?
「そうでもないです。数年前までは、イベントに出ていただいた時も、まぁしゃべらない。でも最近になって、ちょっとちょっと、トークも慣れてきました。成長していますよ(笑)」
――イベントといえば、昨年末のイベント延期、どんな気持ちでしたか?
(注:昨年の日本ツアー終了時、世界ランク55位だった今平が、50位以内に与えられるマスターズ出場権獲得のため、急遽「インドネシア・マスターズ」への出場を決定。予定されていたアンパスィのイベントが延期となった。イベントで今平にレッスンを受けるためには5万円以上のアンパスィ商品購入が条件だった)
「プロモーションチームと販売部、みんなですごく悩みました。『分かるけど、でもその日全部一日イベント入れていたから大変で、しかもレッスン参加者は商品を買っていただいているし、でもでもすごいチャンスだし、マスターズだしどうしよう、あー』という感じでしたね。私たちも契約3年めで、今平プロへの思い入れが違うので、どうぞ、頑張って、って送り出しました」
――お客さまからのクレームはなかったんですか?
「商品をお買い上げいただき、トークイベントに参加される30-40人以外に、今平プロのレッスンを受けられる方は5人いらっしゃったのですが、どなたからもクレームはありませんでした。私たちだけじゃなく、お客さまも今平プロを応援しているんです」
イベントはその後推薦によりマスターズ出場権を獲得した今平を迎え、3月17日に無事開催された。
一般的に、プロゴルファーは契約メーカーに、そのサポートの見返りとして年間数日間の「拘束日」を提供する。加藤さんの驚くほどのサポートを聞けば、アンパスィがその権利を行使するのは当然にも思える。
それでも、今平のことを第一に考え、自分たちの利益そっちのけで応援してしまうその姿勢(これはイベントに参加したファンもそうだ)に、感動を覚えずにはいられない。
今年のマスターズ。今平への応援に、ちょっと力が入ってしまいそうだ。
(注:昨年の日本ツアー終了時、世界ランク55位だった今平が、50位以内に与えられるマスターズ出場権獲得のため、急遽「インドネシア・マスターズ」への出場を決定。予定されていたアンパスィのイベントが延期となった。イベントで今平にレッスンを受けるためには5万円以上のアンパスィ商品購入が条件だった)
「プロモーションチームと販売部、みんなですごく悩みました。『分かるけど、でもその日全部一日イベント入れていたから大変で、しかもレッスン参加者は商品を買っていただいているし、でもでもすごいチャンスだし、マスターズだしどうしよう、あー』という感じでしたね。私たちも契約3年めで、今平プロへの思い入れが違うので、どうぞ、頑張って、って送り出しました」
――お客さまからのクレームはなかったんですか?
「商品をお買い上げいただき、トークイベントに参加される30-40人以外に、今平プロのレッスンを受けられる方は5人いらっしゃったのですが、どなたからもクレームはありませんでした。私たちだけじゃなく、お客さまも今平プロを応援しているんです」
イベントはその後推薦によりマスターズ出場権を獲得した今平を迎え、3月17日に無事開催された。
一般的に、プロゴルファーは契約メーカーに、そのサポートの見返りとして年間数日間の「拘束日」を提供する。加藤さんの驚くほどのサポートを聞けば、アンパスィがその権利を行使するのは当然にも思える。
それでも、今平のことを第一に考え、自分たちの利益そっちのけで応援してしまうその姿勢(これはイベントに参加したファンもそうだ)に、感動を覚えずにはいられない。
今年のマスターズ。今平への応援に、ちょっと力が入ってしまいそうだ。