ボールの違いで、ドライバー飛距離が最大30ヤード以上も変わった! ブリヂストンボールフィッティング (2)
text by Kazuhiro Koyama/photo by Yasufumi Sakagami
配信日時:2019年4月19日 06時45分
大きな飛距離差を生んだ、ボール性能の違いとは?
ほとんどの参加者が、ボールを変えただけで、決して小さくない飛距離の差が生まれている。つまり、ドライバーをもっと飛ばしたいなら、一番飛ぶボールを選ぶのが近道だということだ。
これらの飛距離の違いがなぜ起きるのだろうか。
それは二つの大きな要因がある。ひとつは「ボール初速」の差だ。現代のゴルフボールは、素材・製法とも吟味され、ルール最大限の初速性能を持っているが、それでも各モデルによって性能差はある。
特に、より効率よく「ボール初速」を得るには、インパクト時に適切にボールが潰れる必要がある。原則として、コアが硬いほうが初速は出やすいのだが、ヘッドスピードが遅いゴルファーだと、ボールを潰しきれず十分なエネルギーが生まれないケースがある。逆にハードヒッターは軟らかいコアだと潰しすぎて、エネルギーをロスしてしまう。ヘッドスピードの差によって、適正な潰れを得られるボールは変わるので、それが「ボール初速」の差になって表れるのだ。
もうひとつ、さらに大きな要因になるのが、「スピン量」だ。前回でも紹介したように、同じボール初速であっても「スピン量」の違いだけで、20ヤード以上の飛距離差を生む。「スピン量」は少なければいいというものではなく、あくまでも適正にするのがポイントだ。一般的には、2000〜2500回転/分が飛距離と安定感をもたらす適正なバックスピン量の目安とされている。
ドライバーの「スピン量」は、インパクトでのボールの潰れ具合に大きく影響される。ボールがしっかりと潰れると「スピン量」は減るので、より低スピンにしたければ、コアの軟らかいボールを使えばいいわけだ。
ところが、コアが軟らかすぎると、今度は「ボール初速」をロスしてしまう。あちらが立てば、こちらが立たずというわけだ。つまり最適解は、より速い「ボール初速」と適正な「スピン量」を得られるボールを選ぶことだ。実際に計測することで、適正にボールが潰れて、より良い弾道を生むボールを選ぶことが出来る。
※さらに「打ち出し角」にも変化が表れるので、その点も留意したい。
これらの飛距離の違いがなぜ起きるのだろうか。
それは二つの大きな要因がある。ひとつは「ボール初速」の差だ。現代のゴルフボールは、素材・製法とも吟味され、ルール最大限の初速性能を持っているが、それでも各モデルによって性能差はある。
特に、より効率よく「ボール初速」を得るには、インパクト時に適切にボールが潰れる必要がある。原則として、コアが硬いほうが初速は出やすいのだが、ヘッドスピードが遅いゴルファーだと、ボールを潰しきれず十分なエネルギーが生まれないケースがある。逆にハードヒッターは軟らかいコアだと潰しすぎて、エネルギーをロスしてしまう。ヘッドスピードの差によって、適正な潰れを得られるボールは変わるので、それが「ボール初速」の差になって表れるのだ。
もうひとつ、さらに大きな要因になるのが、「スピン量」だ。前回でも紹介したように、同じボール初速であっても「スピン量」の違いだけで、20ヤード以上の飛距離差を生む。「スピン量」は少なければいいというものではなく、あくまでも適正にするのがポイントだ。一般的には、2000〜2500回転/分が飛距離と安定感をもたらす適正なバックスピン量の目安とされている。
ドライバーの「スピン量」は、インパクトでのボールの潰れ具合に大きく影響される。ボールがしっかりと潰れると「スピン量」は減るので、より低スピンにしたければ、コアの軟らかいボールを使えばいいわけだ。
ところが、コアが軟らかすぎると、今度は「ボール初速」をロスしてしまう。あちらが立てば、こちらが立たずというわけだ。つまり最適解は、より速い「ボール初速」と適正な「スピン量」を得られるボールを選ぶことだ。実際に計測することで、適正にボールが潰れて、より良い弾道を生むボールを選ぶことが出来る。
※さらに「打ち出し角」にも変化が表れるので、その点も留意したい。