PING初の鍛造マッスル『ブループリント』は買いか? 青写真どころか、頭痛の種な件
PINGが初の鍛造マッスル『Blueprint』を発表。こういうものを今までのPINGなら出さなかったので、悩み無用でしたが、今後はキツイ……(爆)
配信日時:2019年5月22日 09時44分
筒 「面倒くさいなぁ、【いいものはいい】でいいでしょ!」
筒 「(呆れて)面倒くさいなぁ〜、【らしさ】なんて語り出したら、先に進めませんってば!【いいものはいい】でいいでしょ! PINGといえば、ステンレス鋳造でずっと来ましたけど、そこから逸脱しちゃダメなんですか? 新たにいいものを提案しちゃダメなんですか? これだけ変化の激しい時代に、何言ってるんだか。市場に求められるものを先取りして、常に変化に対応するのが企業努力として当たり前でしょ!(怒)」
筆者 「いや、それはその通りなんですけど、ボクの言いたいことを誤解してますよ、筒さん…」
筒 「ん、なに? 過去の事例をあげつらって、【こんなのPINGらしくない!】と言いたいんじゃないの???」
筆者 「いや、それはその通りなんですけど、ボクの言いたいことを誤解してますよ、筒さん…」
筒 「ん、なに? 過去の事例をあげつらって、【こんなのPINGらしくない!】と言いたいんじゃないの???」
筆者 「違います。そんなこと、全く言いたくない。困ってるんです、単純に。ボク『i500』にアイアンを新調しようと思ってて、もう心は固めたつもりだったのに、新たに『ブループリント』という魅力的な選択肢が生まれてしまって…。それが、『i500』とは全く異質な良さを持つものだから、もう、悩み深すぎますよね…。
いっそのこと、他のメーカーからどちらかが出てくれたら、メーカーとかブランドの好みでバッサリどちらかに選択を切り捨てられたのに、同じPINGから全く違う魅力を持つ2つが同時に選べるというね……。正直、選べなくなるので、やめて欲しい……(泣)」
筒 「なんですか、その、個人的過ぎる悩み!! PINGもいい迷惑ですよ、いいものを新しく出して文句言われるなんて…。でも、長岡さん、中空の『i500』と一枚板の『ブループリント』じゃ、オフセットが少なめでコンパクトなサイズなことくらいしか共通点はないですよ? 中身が全く違いますから!」
いっそのこと、他のメーカーからどちらかが出てくれたら、メーカーとかブランドの好みでバッサリどちらかに選択を切り捨てられたのに、同じPINGから全く違う魅力を持つ2つが同時に選べるというね……。正直、選べなくなるので、やめて欲しい……(泣)」
筒 「なんですか、その、個人的過ぎる悩み!! PINGもいい迷惑ですよ、いいものを新しく出して文句言われるなんて…。でも、長岡さん、中空の『i500』と一枚板の『ブループリント』じゃ、オフセットが少なめでコンパクトなサイズなことくらいしか共通点はないですよ? 中身が全く違いますから!」
筆者 「タルか? モチか? それが問題だ」
筆者 「そう、ボクの大事なポイントはまず、バックフェースのデザインがシンプルでカッコいいこと。余計な装飾は要らない。それと、オフセットが少なくて、小ぶりでシャープな顔つきなこと。この大事な要素を2つとも満たしてます。問題は、ご指摘どおり、中身というか、打感なんです。タルか、モチか、それが問題です……」
筒 「『ブループリント』のモチッは分かるけど、『i500』がタル??? その表現、微妙すぎませんか?」
筆者 「これね、『i500』って、ボクの中ではむちゃくちゃPINGらしいんですよ。それも、近年のPINGらしさが極まった感じ。PINGって、『G MAX』辺りからフェースのたわみを追求し始めてきて、インパクトのときにロフトが付く方向にたわむじゃないですか。この瞬間、ボクが何を感じているかというと、タルッとボールがフェースを一瞬駆け上がる感じがして、打ち出しが上がるんです。
筒 「『ブループリント』のモチッは分かるけど、『i500』がタル??? その表現、微妙すぎませんか?」
筆者 「これね、『i500』って、ボクの中ではむちゃくちゃPINGらしいんですよ。それも、近年のPINGらしさが極まった感じ。PINGって、『G MAX』辺りからフェースのたわみを追求し始めてきて、インパクトのときにロフトが付く方向にたわむじゃないですか。この瞬間、ボクが何を感じているかというと、タルッとボールがフェースを一瞬駆け上がる感じがして、打ち出しが上がるんです。
これは『G400』も『G700』も同じだし、『i500』もそう。PINGのフェースたわみ技術を持つアイアンは、みんなインパクトでタルっとボールがインパクトで1/4球分くらい駆け上がる感じがして、結果、打ち出し角と最高到達点が上がるんです。このタルッという打感、他のメーカーにはない部分で、すごくPINGらしいんです。球がすごく上がりやすいので」
筒 「タルッという音かどうかは別にして、言ってることは分かりますよ」
筆者 「で、今回の『ブループリント』は一枚板の鍛造マッスルなので、もちろんタルッとしません。でも、その代わりに今までのPINGにはなかった本物の打感がある。CTPを入れると、打感がボヤけるじゃないですか。タルッと打感も結局、左右に芯を外したフィードバックってボヤけてるので、そのPINGらしくないフィードバックの多さが『ブループリント』にはある。
これ、本当に悩み深い問題ですよね……。タルッとするのはPINGだけだし、高弾道とミスへの強さ、直進性が手に入るが、フィードバックは失いがち。他社にも存在するモチッとするものだと、飛距離とミスへの強さは失う代わりに、フィードバックと操作性が手に入る。ボクにとっては、究極の選択です…」
筒 「タルッという音かどうかは別にして、言ってることは分かりますよ」
筆者 「で、今回の『ブループリント』は一枚板の鍛造マッスルなので、もちろんタルッとしません。でも、その代わりに今までのPINGにはなかった本物の打感がある。CTPを入れると、打感がボヤけるじゃないですか。タルッと打感も結局、左右に芯を外したフィードバックってボヤけてるので、そのPINGらしくないフィードバックの多さが『ブループリント』にはある。
これ、本当に悩み深い問題ですよね……。タルッとするのはPINGだけだし、高弾道とミスへの強さ、直進性が手に入るが、フィードバックは失いがち。他社にも存在するモチッとするものだと、飛距離とミスへの強さは失う代わりに、フィードバックと操作性が手に入る。ボクにとっては、究極の選択です…」
P編 「タルでもモチでもないのを選べば?」
P編 「(コーヒーブレイクから再び降りてきた)面倒くさいヤツだなぁ、タルかモチか選べないなら、どちらでもないものを選べばいいだろ? 例えば『iブレード』とか、『i210』とか…。あの2つなら、そんなにサイズ感も変わらないだろ?」
筆者 「だから、打感がボヤけない良さを、今日『ブループリント』を打って感じちゃってるんですってば! さっき村田さんも『iブレード』と『ブループリント』を打ち比べたでしょ? 打感が歴然としてたの気づきますよね? 普通……」
P編 「普通? 普通ってなんだよ。君が普通じゃないって、気づかなきゃ。誰がタルッとなんて表現するんだよ。君だけの表現だし、感性だろ? さっき私の『パーソナル』や『プレシジョン』を打って、ミスを教えてくれるフィードバックとか言ってたけど、そんなの求めるのは少数派だよ。大多数の割合からすれば、明らかに普通じゃない。みんな、ミスに強くて打感がピリピリしないものの方が、気持ちよくゴルフできる人が多いんだ。君の普通の感性を、人に押し付けるんじゃないッ!!! なにが、タルかモチかだよッ!!!」
筆者 「………。(いや、押し付けるつもりなんか無いんですけど…)」
筒 「………。(これ以上の議論はムダなので、まとめるか…)長岡さん、タルみたいな腹と、モチみたいな贅肉を既にたくさん持ってるじゃないですか。長岡さんに必要なのは、そのどちらも削ぎ落とすこと。痩せましょう。アイアンだって、自堕落でどうせたいして練習しないんだから、まず練習や体を鍛える気を見せる意味でも、痩せましょう! 話はそれからです…」
P編 「普通? 普通ってなんだよ。君が普通じゃないって、気づかなきゃ。誰がタルッとなんて表現するんだよ。君だけの表現だし、感性だろ? さっき私の『パーソナル』や『プレシジョン』を打って、ミスを教えてくれるフィードバックとか言ってたけど、そんなの求めるのは少数派だよ。大多数の割合からすれば、明らかに普通じゃない。みんな、ミスに強くて打感がピリピリしないものの方が、気持ちよくゴルフできる人が多いんだ。君の普通の感性を、人に押し付けるんじゃないッ!!! なにが、タルかモチかだよッ!!!」
筆者 「………。(いや、押し付けるつもりなんか無いんですけど…)」
筒 「………。(これ以上の議論はムダなので、まとめるか…)長岡さん、タルみたいな腹と、モチみたいな贅肉を既にたくさん持ってるじゃないですか。長岡さんに必要なのは、そのどちらも削ぎ落とすこと。痩せましょう。アイアンだって、自堕落でどうせたいして練習しないんだから、まず練習や体を鍛える気を見せる意味でも、痩せましょう! 話はそれからです…」
P編 「本当だよ、【鍛造マッスル】という、鍛えられた道具にふさわしい体を手に入れてからモノを言え!」
筆者 「ぐっ………。(結局、最後ディスられただけで、なんの解決にもならなかった…泣)」
Text/Mikiro Nagaoka
筆者 「ぐっ………。(結局、最後ディスられただけで、なんの解決にもならなかった…泣)」
Text/Mikiro Nagaoka