平成30年のドライバーの進化とは? 直近10年は低スピン化の歴史
text by Kazuhiro Koyama
配信日時:2019年5月31日 04時00分
20年前の大きさで登場した『オリジナルワン』
アメリカのテーラーメイドから『オリジナルワン』という、ヘッド体積275ccのドライバーが発売された。すでに国内でも並行輸入品が出回り始めている。日本のテーラーメイドでも、今後カスタムモデルなどで販売されるかもしれない。
275ccといえば、90年代末期のドライバーと同じくらいの大きさだ。なぜ、20年近く経ってこのサイズのドライバーが出るかというと、ゴルファーの中に大型ヘッドが苦手な人が一定数存在するからだ。
最新の大型ヘッドのドライバーはたしかに曲がりにくく、飛距離面でも有利なのだが、一方であまりにも他のクラブに比べて大きすぎるため、うまく振り切れないゴルファーがいるのだ。
数年前に、飛距離をウリにした“飛びスプーン”が人気になった頃、ドライバーよりもスプーン(3W)のほうが飛ぶというゴルファーが続出したものだ。その理由は、スプーンの性能が向上したのももちろんだが、ドライバーに比べてしっかりと振り切れて、ボールもつかまえられたからというのが大きい。
275ccといえば、90年代末期のドライバーと同じくらいの大きさだ。なぜ、20年近く経ってこのサイズのドライバーが出るかというと、ゴルファーの中に大型ヘッドが苦手な人が一定数存在するからだ。
最新の大型ヘッドのドライバーはたしかに曲がりにくく、飛距離面でも有利なのだが、一方であまりにも他のクラブに比べて大きすぎるため、うまく振り切れないゴルファーがいるのだ。
数年前に、飛距離をウリにした“飛びスプーン”が人気になった頃、ドライバーよりもスプーン(3W)のほうが飛ぶというゴルファーが続出したものだ。その理由は、スプーンの性能が向上したのももちろんだが、ドライバーに比べてしっかりと振り切れて、ボールもつかまえられたからというのが大きい。
それなら、無理に新しいクラブでなくても、もっとヘッドが小さかった過去のドライバーを中古で買えばいいと思う人もいるだろう。例えば、1999年に大ヒットしたミズノ『ミズノプロ 300S』はその名の通り300cc。翌年発売されたブリヂストン『ツアーステージ X500』は280ccだった。この頃はちょうどヘッドがどんどん大きくなっていた頃だ。
しかし、試したことがある人はわかるだろうが、最早今の時代、小ぶりヘッドは思いの外、上手く打てないものだ。たしかに振りやすさ、ボールに当てやすさはあるものの、曲がりは大きいし、芯をとらえるのも難しい。そして、ビシッといい当たりをしたときも、思ったほど飛んでいないことが多い。スピン量が増えてしまうからだ。
小ぶりヘッドで振り切りやすくなるはず、と目論んだものの、多くのゴルファーにとっては、この20年余りのドライバーの進化を体感する結果になるはずだ。その点、『オリジナルワン』は、過去の275ccクラスのドライバーに比べて、進化しているようだ。カーボンクラウンや低重心化など、現代のドライバー技術を使って、比較的、低スピン性能が高いヘッドになっているのだ。
しかし、試したことがある人はわかるだろうが、最早今の時代、小ぶりヘッドは思いの外、上手く打てないものだ。たしかに振りやすさ、ボールに当てやすさはあるものの、曲がりは大きいし、芯をとらえるのも難しい。そして、ビシッといい当たりをしたときも、思ったほど飛んでいないことが多い。スピン量が増えてしまうからだ。
小ぶりヘッドで振り切りやすくなるはず、と目論んだものの、多くのゴルファーにとっては、この20年余りのドライバーの進化を体感する結果になるはずだ。その点、『オリジナルワン』は、過去の275ccクラスのドライバーに比べて、進化しているようだ。カーボンクラウンや低重心化など、現代のドライバー技術を使って、比較的、低スピン性能が高いヘッドになっているのだ。