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    藤田寛之「初速も直進性も全然違う」。ヤマハ『RMX120&220』が生む“違い”とは何か?

    9月の発売以来、絶好調のヤマハ『RMX』シリーズ。極大MOI(慣性モーメント)を追求する2モデルの好調な売上のワケとは。何がいいのか、改めて使用プロに聞いてみると?

    配信日時:2019年10月17日 23時49分

    • ギア

    P編 「ヤマハは、日本人に合う【大MOI】の本質が分かっている」

    ヘッド慣性モーメントは主に3種類。そのうち、【1】の左右MOIのことが一般的に使われます。そして、シャフト軸線からの重心深度=軸線深度も非常に重要なヘッドデータです

    ヘッド慣性モーメントは主に3種類。そのうち、【1】の左右MOIのことが一般的に使われます。そして、シャフト軸線からの重心深度=軸線深度も非常に重要なヘッドデータです

    筆者 「久々にツアーに行ったら、ヤマハのテスト体制がかなりアツかったです……。たった1日でどんだけPDCA回すの!?って。普通、プロゴルファーの超絶感性って、本人たちも確たる言語化がしづらいし、それをアマチュア側の開発者たちも本当に理解することが難しかったりするじゃないですか。でも、話を聞いてると、高速PDCAを重ねてきたことで、かなり阿吽の呼吸というか、日々カイゼンの精度とスピードが上がっているように見えます。それに熱というか、本気度が違う。プロもヤマハも。ちょっと気圧されたというか……」

    PCM編集長(以下、P編) 「いや〜、業師の藤田寛之プロが『RMX120』のような大MOIを使えるとはね……。伝統の小ぶりでいい顔、いい打感のものばかりを好む印象だったから、本当に驚きだよ。昔インプレスの小ぶりなツアーモデルとか、私も良かったからなぁ〜」

    PCM筒康博(以下、筒) 「………。藤田プロも、ヤマハも、これまで培ってきた成功体験があるのに、それを捨てて変われることが凄い。守りに入らず攻める心意気に共感しますね。時代の変化で、いま日本の社会って、色んな業界でこれまでの成功体験が通用しなくなることだらけですよね? だからこそ、新しい正解を探しに行く。【我々に完成はない】って、まさにPCMラボとしては共感する考え方です。守りに入るのは簡単だけど、新しい価値を探し続けなきゃ、より良い未来は訪れない。何にでも当てはまりますよね」
    藤田寛之のエースには、トゥ側の鉛が目立ち、ウェイトも外しているよう…

    藤田寛之のエースには、トゥ側の鉛が目立ち、ウェイトも外しているよう…

    P編 「うん、まさに……。しかし、藤田プロが大MOIの『RMX120』を使えたということは、かなりヤマハは軸線深度や軸回りMOIなど、ヘッド挙動の研究が進んでいるってことだね。長岡、ヤマハから何か聞いてる?」

    筆者 「はい。やはり、シャフト軸線からの軸線深度と各種MOIがスイング中の何に影響するか? を、むちゃくちゃ突き詰めている印象でした。具体的には、これまで小ぶりでいい顔のモデルを好んできた藤田プロは、軸線深度が大き過ぎると【インパクトで遅れる】と感知して、反作用的な無意識の反射動作が入っていたそう。その反射を見越した調整で藤田プロが快適な状態を作れたそうです」

    P編 「なるほど。だから、藤田プロのヘッドにはトゥ側に鉛が貼ってあるんだろうね。左右MOIが大きいと、直進性が高くなるメリットは本人もヤマハも深く理解している。でも、軸線深度が深すぎると反射が大きくなるから、軸回り慣性モーメントを上げることで、反射が起きなくなるってことか…。でも、ヤマハは分かってるよね、日本人が使いやすい大MOIヘッドの本質を……

    筆者 「ステイ! 村田さん、これ読む人に理解できる話をしてくださいよ……。筒さん、助けて……(難し過ぎる用語は勘弁して!)」

    P編 「インパクト前のヒザ下位置で、何かを感じるはず」

    動作解析【GEARS】で見ても、フィーリングとしても、ヒザ下辺りで軸線深度の深さを感じ取れます

    動作解析【GEARS】で見ても、フィーリングとしても、ヒザ下辺りで軸線深度の深さを感じ取れます

    P編 「………。(難しいか?)簡単に言えば、大MOIって、一般にヘッド左右慣性モーメントが大きいものを言うのだけど、シャフト軸線から重心が離れて、重心距離が長く、重心深度が深いと左右MOIが大きくなって、ヘッドの挙動が安定するんだ。ヘッドの後方に鉛を貼ると、ヘッドの動きは安定しやすくなるよね?

    そうすると、シャフト軸線からの重心までの【軸線深度】が深くなる。ゴルファーというのは、無意識にヘッド内部の空中にある【重心】を感知しながら振る生き物なんだ。そして、高精度センサーが全身と手先に張り巡らされた、技巧派・職人肌のプロゴルファーほど【重心】を感知する力が強い。

    特に、大MOIヘッドだと、インパクトゾーンの入り口の、ヘッドがヒザ下くらいに来た時に、ものすごくこの大きな【軸線深度】を感知しやすくなる。この辺りで、“遅れすぎてる”と感じる藤田プロはつかまえる反射が無意識に入ってしまうんだろうね。これは下手な私でも感じるし、筒さんはもっとシビアに感じる。長岡が感じ取れるかどうかは怪しいけど……」

    筆者 「大MOIなら、ボクも感じますってば!(キリッ) で? 日本人のための大MOIってどういうことです?
    筒によれば「特に『RMX220』は、試打して飛距離が伸びる上、全然曲がらない!と購入されます」

    筒によれば「特に『RMX220』は、試打して飛距離が伸びる上、全然曲がらない!と購入されます」

    筒 「長岡さん、『RMX120』も『RMX220』も両方打ちまくってるんだから、分かるでしょ? ボクはゴルフパートナーの試打・販売会で全国の一般ゴルファーに沢山打ってもらって販売しているので、なおさら村田さんの言う意味がよく分かります。藤田プロが【遅れる】と感知したとしても、一般アマチュアには、ほとんど感じませんから。むしろ、ちょうどいい。

    特に『220』の方は、打って弾道を見ると、ほぼ購入されますね。だって、曲がらず飛ぶし、つかまりますもん。
    【ヒザ下の遅れ】と感じるどころか、挙動が安定して “何でこんなに曲がらないの?”“自分のドライバーより重いのに、なんで飛ぶの? つかまるの?” という反応がほとんどです。

    左右MOIは極大で、軸線深度の深さから重心角が大きい。だから、RMXは『120』もそうですが、特に『220』で、ヘッドを返せない、つかまらないという人はほぼいません。そして左右MOIが大きいことで、曲がらない恩恵がある。【ブーストリング】の初速アップ感と、芯を外しても影響がないことは、打ってすぐ感じる。センサーの強いプロの場合だけ、軸回りMOIを上げる必要が一部あるというだけで、一般アマにそこは無関係なんですよ」

    P編 「藤田プロがアプデした理由は、打てば分かる」

    藤田寛之のエースをよく見ると、トゥを多めに、ヒールにも少し鉛を貼っています…。「これで軸回りMOIを上げられるはずだよ」(P編)

    藤田寛之のエースをよく見ると、トゥを多めに、ヒールにも少し鉛を貼っています…。「これで軸回りMOIを上げられるはずだよ」(P編)

    筆者 「………。(そんな現場、見てないから知らないって!) そういえば、最近、業界のギアライターや識者たちも、『RMX120』をこっそり購入したという話を聞きますね……。でも、けっこうヘッドスピードの速い人が多いし、みんな軸線深度の深さをヒザ下で感知するレベルの人ばかりのはずだけど……」

    P編 「その裏話は私が話したんだろ!(私は『220』を買うけど…)」

    筒 「長岡さん、『RMX120』で【ヒザ下で遅れ】を感じる人は、藤田プロの対策を真似るだけでいいと思いますよ。実際、ボクも『120』の方がお気に入りですし、買うならここに鉛を貼ります。具体的には、軸回りMOIを上げるために、トゥ側に数枚鉛を貼るだけで、極大MOIのまま、より操作性を上げてフェードも打てるはずです

    筆者 「そうそう、そういう簡単な方法が知りたいんですよ〜。難しい用語は禁止です!(チラッ)」
    P編「難しい言葉が分からなくても、打てば分かるって!!」

    P編「難しい言葉が分からなくても、打てば分かるって!!」

    P編 「………。(ギラッと睨み返す)たしかに一般の人には、軸線深度や軸回りMOIなど、難しい言葉は分からないかもしれない。でも、これの本当の凄さに気づいて購入する識者も増えてきたし、プロゴルファーの常識も徐々に変わるだろうね。

    【初速が上がる極大MOIヘッドで意のままに振れるスペックを見つけたら、自分のゴルフがどう変わるか?】、これはいくら言葉で伝えても、中々分からないもの。案外、打てばすぐに理解できるんだけど、グース顔とか、小ぶりとか、デカヘッドは嫌いとか、そんな過去の常識や先入観に縛られている人ほど損するだけだよ。

    だって、顔や打感で飯は食えないでしょ? アマチュアも結果が良いことしか望んでないじゃない。
    面倒くさいこだわりを出すのは、結果が伴わなくても良しとする一部のギアマニアだけでいいんだよ。(チラッ)藤田寛之プロは、そこをアップデートしてきたんだから凄いよ。いま、一番脳が進化している日本人プロなんじゃないかな」

    筆者 「……………。(い、言うよねぇ〜〜〜、っていうか、いずれにせよ、このお題はマニアック過ぎて危険!!!)」

    Text/Mikiro Nagaoka

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