キャロウェイの『SUPER HYBRID』ってどんなクラブ?
ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!
配信日時:2020年2月21日 08時00分
「新しい分野のぶっ飛びクラブが『SUPER HYBRID』」 by ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家の篠原です。今回は『SUPER HYBRID』のお話です。
<試打スペック>
ボディ /6-4チタン、トライアクシャル・カーボンクラウン、タングステンインナーウェイト
フェース/6-4チタン、FLASH FACE Tecnology
シャフト/Diamana h45(UNI)
ロフト /17度、20度
『SUPER HYBRID』を最初に手に取った感想は「あれ? 長いかな?」でした。普通のユーティリティより少し長いのです。
シャフトは、ワンフレックスで硬さを選ぶことが出来ません。40g台のシャフトはドライバーでは慣れてきましたが、ユーティリティではめずらしいものです。警戒しましたが、上手く出来ていて、全く違和感がなく振れます。素振りをしてみると、想像以上にしっかりしていました。
チタン素材で作られたヘッドは、クラウンがカーボンであることと、少しフェースが長いということが目に付きました。長いフェースのほうが打ちやすく感じゴルファーは多いので、安心して構えられそうだという評価に繋がるのかもしれません。
キャロウェイは、曲線を扱うのが上手です。『SUPER HYBRID』は、スッと目標に構えやすいクラブです。その最大の理由はシェイプの良さです。早く打ちたい、と思わせる美しいクラブです。
『SUPER HYBRID』には、一発目からビックリさせられました。金属音系のやや濡れた打音は、上級者が好むように調整されていると感心しました。音量もちょうど良いです。17度の『SUPER HYBRID』は、中弾道で、強いストレートボールでしたが、スプーンと同じ所まで飛んだのです。
20度の『SUPER HYBRID』も飛びます。僕が知っている範囲ですが、『SUPER HYBRID』は、いわゆるユーティリティというクラブの中で、最も飛距離が出ます。それも、楽に出ます。楽というのは、多少、芯を外してもという意味です。
『SUPER HYBRID』は、やさしく飛ばしたいユーティリティが欲しいゴルファーにオススメします。ただし、見た目やワンフレックスのシャフトで想像してしまうヘッドスピードが遅めのゴルファーに合わせていると考えるのは、注意が必要です。ヘッドスピードが、40m/以上のゴルファーのほうが高弾道で、グリーンに止めることまで狙えるという機能をフルに使えると感じました。
僕のヘッドスピード(40m/秒)でも、飛距離性能は十二分に堪能できますが、主役として考えられているのは、もう少しヘッドスピードが速いゴルファーだと思われます。
『SUPER HYBRID』は、ヘッドスピードが速いのに、フェアウェイウッドやユーティリティが苦手だというゴルファーにオススメです。そういうゴルファーを救うための珍しいクラブです。ついでに、引っかけにくいところも『SUPER HYBRID』の魅力になっています。
『SUPER HYBRID』のようなユーティリティが出てくる時代にゴルフをしていることが幸福だと、試打をしながらしみじみしてしまいました。
実は、打つのが面白くて1ラウンドだけではなく、3ラウンドも使いました。そこでわかったのですが、フェースの真ん中よりも、ややヒール寄りに当てたほうが良い球が出るのです。ヒール目のミスヒットが多いゴルファーには、自分のためのクラブだと思ってしまうかもしれません。
『SUPER HYBRID』を市場に出したキャロウェイは凄いメーカーだと、改めて感心させられました。
<試打スペック>
ボディ /6-4チタン、トライアクシャル・カーボンクラウン、タングステンインナーウェイト
フェース/6-4チタン、FLASH FACE Tecnology
シャフト/Diamana h45(UNI)
ロフト /17度、20度
『SUPER HYBRID』を最初に手に取った感想は「あれ? 長いかな?」でした。普通のユーティリティより少し長いのです。
シャフトは、ワンフレックスで硬さを選ぶことが出来ません。40g台のシャフトはドライバーでは慣れてきましたが、ユーティリティではめずらしいものです。警戒しましたが、上手く出来ていて、全く違和感がなく振れます。素振りをしてみると、想像以上にしっかりしていました。
チタン素材で作られたヘッドは、クラウンがカーボンであることと、少しフェースが長いということが目に付きました。長いフェースのほうが打ちやすく感じゴルファーは多いので、安心して構えられそうだという評価に繋がるのかもしれません。
キャロウェイは、曲線を扱うのが上手です。『SUPER HYBRID』は、スッと目標に構えやすいクラブです。その最大の理由はシェイプの良さです。早く打ちたい、と思わせる美しいクラブです。
『SUPER HYBRID』には、一発目からビックリさせられました。金属音系のやや濡れた打音は、上級者が好むように調整されていると感心しました。音量もちょうど良いです。17度の『SUPER HYBRID』は、中弾道で、強いストレートボールでしたが、スプーンと同じ所まで飛んだのです。
20度の『SUPER HYBRID』も飛びます。僕が知っている範囲ですが、『SUPER HYBRID』は、いわゆるユーティリティというクラブの中で、最も飛距離が出ます。それも、楽に出ます。楽というのは、多少、芯を外してもという意味です。
『SUPER HYBRID』は、やさしく飛ばしたいユーティリティが欲しいゴルファーにオススメします。ただし、見た目やワンフレックスのシャフトで想像してしまうヘッドスピードが遅めのゴルファーに合わせていると考えるのは、注意が必要です。ヘッドスピードが、40m/以上のゴルファーのほうが高弾道で、グリーンに止めることまで狙えるという機能をフルに使えると感じました。
僕のヘッドスピード(40m/秒)でも、飛距離性能は十二分に堪能できますが、主役として考えられているのは、もう少しヘッドスピードが速いゴルファーだと思われます。
『SUPER HYBRID』は、ヘッドスピードが速いのに、フェアウェイウッドやユーティリティが苦手だというゴルファーにオススメです。そういうゴルファーを救うための珍しいクラブです。ついでに、引っかけにくいところも『SUPER HYBRID』の魅力になっています。
『SUPER HYBRID』のようなユーティリティが出てくる時代にゴルフをしていることが幸福だと、試打をしながらしみじみしてしまいました。
実は、打つのが面白くて1ラウンドだけではなく、3ラウンドも使いました。そこでわかったのですが、フェースの真ん中よりも、ややヒール寄りに当てたほうが良い球が出るのです。ヒール目のミスヒットが多いゴルファーには、自分のためのクラブだと思ってしまうかもしれません。
『SUPER HYBRID』を市場に出したキャロウェイは凄いメーカーだと、改めて感心させられました。
コメンテータープロフィール
篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。