異能のゴルフ科学者、ブライソン・デシャンボーが選んだボールとは?
text by kazuhiro koyama
配信日時:2016年9月13日 10時30分
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異能のゴルフ科学者、ブライソンデシャンボーが選んだボールとは?
「DAPチャンピオンシップ」でプロ初優勝を飾る!
来季のPGAツアーの出場権をかけた「WEB.COMツアーファイナルズ」の第一戦、「DAPチャンピオンシップ」で、ブライソン・デシャンボーが4人でのプレーオフを制し、プロでの初優勝を果たした。
デシャンボーは昨年、全米アマとNCAAチャンピオンシップの両大会で優勝。このタイトルを同じ年に制したのは、ジャック・ニクラウス、フィル・ミケルソン、タイガー・ウッズなどと並び、史上5人目の快挙だった。今年のマスターズでは、2日目まで優勝争いに加わってのローアマチュア獲得と、鮮烈な印象を残している。
デシャンボーは昨年、全米アマとNCAAチャンピオンシップの両大会で優勝。このタイトルを同じ年に制したのは、ジャック・ニクラウス、フィル・ミケルソン、タイガー・ウッズなどと並び、史上5人目の快挙だった。今年のマスターズでは、2日目まで優勝争いに加わってのローアマチュア獲得と、鮮烈な印象を残している。
一風変わったデシャンボーのセッティング
こうした経歴を見ると、正統派の超ゴルフエリートのデシャンボーだが、本人が“ゴルフの科学者”を自称するように、一風変わったゴルフへのアプローチが話題になっている。
有名なワンレングスアイアンはその代表例だ。4番アイアンから、60度のロブウェッジに至るまで、すべて37.5インチ(6番アイアン相当)で揃えて、どのクラブも同じ振り味で打てるというものだ。このアイアンに、120gを超える超極太グリップ(※通常は50g以下)を装着し、極端なハンドアップでスイングする。
アイアンの長さをすべて同じにするには、通常は7g程度のピッチで徐々に重くなるヘッド重量を、同じ重さに揃える必要がある。ワンレングスアイアンを成立させるのは、この点が一番難しい。形状は同一で、重いヘッドは軽く、軽いヘッドは重く作らなければならない。
今年、コブラとクラブ契約を結んだデシャンボーは、契約当初、アイアンのフィッティングに苦労していたようだが、優勝時は、コブラのアイアンとウェッジで統一されていた。「フォージド ワンレングス」と名づけられたこのアイアンは、デシャンボーの活躍如何では、市販されることもあるだろう。
有名なワンレングスアイアンはその代表例だ。4番アイアンから、60度のロブウェッジに至るまで、すべて37.5インチ(6番アイアン相当)で揃えて、どのクラブも同じ振り味で打てるというものだ。このアイアンに、120gを超える超極太グリップ(※通常は50g以下)を装着し、極端なハンドアップでスイングする。
アイアンの長さをすべて同じにするには、通常は7g程度のピッチで徐々に重くなるヘッド重量を、同じ重さに揃える必要がある。ワンレングスアイアンを成立させるのは、この点が一番難しい。形状は同一で、重いヘッドは軽く、軽いヘッドは重く作らなければならない。
今年、コブラとクラブ契約を結んだデシャンボーは、契約当初、アイアンのフィッティングに苦労していたようだが、優勝時は、コブラのアイアンとウェッジで統一されていた。「フォージド ワンレングス」と名づけられたこのアイアンは、デシャンボーの活躍如何では、市販されることもあるだろう。