プロがボールを選ぶ基準とは? ボールを変えて飛距離を伸ばした、片岡大育
text by kazuhiro koyama
配信日時:2016年10月11日 09時37分
目次 / index
プロがボールを選ぶ基準とは? ボールを変えて飛距離を伸ばした、片岡大育
感動的だった片岡大育の優勝
17歳のアマチュア選手、畑岡奈紗の「日本女子オープン」優勝や、米欧の対抗戦「ライダーカップ」の印象が強く、やや影が薄くなった感はあるが、「トップ杯東海クラシック」での片岡大育の優勝は大いに見ごたえがあるものだった。
決して飛ぶ方ではない片岡だが、ユーティリティや長い番手を駆使し、正確性とパッティングを武器に、男子ツアー屈指の有力選手である池田勇太、谷原秀人を向こうに回しての勇敢な戦いぶりは、ゴルフファンの心を打つものがあった。
「飛ぶ方ではない」と書いてしまったが、今回の優勝では7月末に変更した使用ボールも大いに貢献したという。片岡は開幕当初、ブリヂストンのツアー系ボールの中でも軟らかさとスピン性能に定評のある『TOUR B 330S』を使用していたが、より硬めの『TOUR B 330X』に変更し、飛距離を大きく伸ばしている。最終日の最終ホールでは、谷原秀人に全く引けをとらないほどのドライバー飛距離をマークしていた。
片岡の場合、ドライバーで7〜8ヤードの飛距離増があったという。これはツアープロのレベルではなかなか起こり得ない大きな伸びだ。『TOUR B 330X』の硬めのコアがボール初速のアップに繋がったと同時に、ドライバースピン量がより適正化したのだと思う。
片岡の場合は、特にアゲンストでの飛距離の伸びが大きいという。そのコメントから推測すると、やや低スピンになったことによる飛距離アップの効果も考えられる。スピン量が減れば、飛距離が伸びると一概には言えないものの、打ち出し角が確保され、しっかりとヘッドスピードがあるなら効果は十分期待できる。
また、一般論になるが、それまでスピン量が多めだったゴルファーは、スピン量が減ることで目に見える飛距離アップ効果が期待できる。片岡は、ボールを変えただけで、普段一緒に回るプロをオーバードライブするようになり、ゴルフが楽しくなったという。プロでも、やはり飛べば、ゴルフは楽しいものなのだ。
決して飛ぶ方ではない片岡だが、ユーティリティや長い番手を駆使し、正確性とパッティングを武器に、男子ツアー屈指の有力選手である池田勇太、谷原秀人を向こうに回しての勇敢な戦いぶりは、ゴルフファンの心を打つものがあった。
「飛ぶ方ではない」と書いてしまったが、今回の優勝では7月末に変更した使用ボールも大いに貢献したという。片岡は開幕当初、ブリヂストンのツアー系ボールの中でも軟らかさとスピン性能に定評のある『TOUR B 330S』を使用していたが、より硬めの『TOUR B 330X』に変更し、飛距離を大きく伸ばしている。最終日の最終ホールでは、谷原秀人に全く引けをとらないほどのドライバー飛距離をマークしていた。
片岡の場合、ドライバーで7〜8ヤードの飛距離増があったという。これはツアープロのレベルではなかなか起こり得ない大きな伸びだ。『TOUR B 330X』の硬めのコアがボール初速のアップに繋がったと同時に、ドライバースピン量がより適正化したのだと思う。
片岡の場合は、特にアゲンストでの飛距離の伸びが大きいという。そのコメントから推測すると、やや低スピンになったことによる飛距離アップの効果も考えられる。スピン量が減れば、飛距離が伸びると一概には言えないものの、打ち出し角が確保され、しっかりとヘッドスピードがあるなら効果は十分期待できる。
また、一般論になるが、それまでスピン量が多めだったゴルファーは、スピン量が減ることで目に見える飛距離アップ効果が期待できる。片岡は、ボールを変えただけで、普段一緒に回るプロをオーバードライブするようになり、ゴルフが楽しくなったという。プロでも、やはり飛べば、ゴルフは楽しいものなのだ。