2015、16年賞金女王イ・ボミがBOA<sup>®</sup>を選んだ理由 「大切にしているのは、ショット時の下半身の安定感」
取材・文/キム・ミョンウ 写真提供/KLPGA、ブラボエンニュー
配信日時:2020年9月3日 03時30分
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シューズ選びはクラブ選びの次に重要
すべてのスポーツにはその競技の特性に合ったシューズがあるが、ゴルフにもプレーヤーのパフォーマンスを引き上げ、安定させるゴルフシューズが存在する。ショットの精度や体力の消耗を減らすなど、様々な部分に劇的な影響を与える重要なアイテムの一つで、ゴルフシューズ選びはクラブ選びの次に重要と言われるほどだ。
それくらい自分に最適なゴルフシューズを選ぶことは大切なのだが、ツアープロは何を基準にしてゴルフシューズを選んでいるのだろうか。“スマイル・キャンディ”の愛称で親しまれ、日本女子ツアーで屈指の人気を誇る2015、16年賞金女王のイ・ボミに話を聞いた。
「BOAでないと不可能な安定性と快適さ」
イ・ボミは1988年生まれ、韓国・水原市の出身で今年8月に32歳を迎えたばかり。2010年に韓国女子ツアーの賞金女王になったあと、同年に日本のファイナルQTを突破して、2011年から日本ツアーに参戦した。ツアー1年目からシードを獲得し、2015年は7勝して初の賞金女王のタイトルを獲得。翌2016年も5勝して2年連続賞金女王となった。
現在は渋野日向子らを筆頭とする“黄金世代”が、女子ゴルフ界を盛り上げているが、今もなお女子ツアー屈指の人気を誇るイ・ボミには、日本のみならず韓国でもスポットライトが当たる。今季は新型コロナウイルスの影響でツアーの中止が続き、韓国に一時帰国したあと、母国ツアーに参戦中だが、カメラマンたちは常にイ・ボミのプレーを追う。目標はもちろん2017年「Cat Ladies」以来の優勝だ。
そんなイ・ボミの今季初戦は、5月の韓国ツアー「KLPGAチャンピオンシップ」。履いているシューズを見ると、BOAフィットシステムが搭載されたものだった。
「これまでBOAタイプのシューズはほとんど履いていなくて、紐のものが主流でした。今年から履き始めたコードカオスでもそうでしたが、BOAフィットシステムのレースの強度であったりホールド感は紐レースでは今まで感じたことがなかったのですが、この新しいPOWERWRAP BOAのような最近のBOAシューズの構造はしっかりとダイヤルを締めても、きつさやあたりがなく私にはピッタリですね」(イ・ボミ、以下同)
BOAフィットシステムのテクノロジーを詳しく知りたい方はこちら
現在は渋野日向子らを筆頭とする“黄金世代”が、女子ゴルフ界を盛り上げているが、今もなお女子ツアー屈指の人気を誇るイ・ボミには、日本のみならず韓国でもスポットライトが当たる。今季は新型コロナウイルスの影響でツアーの中止が続き、韓国に一時帰国したあと、母国ツアーに参戦中だが、カメラマンたちは常にイ・ボミのプレーを追う。目標はもちろん2017年「Cat Ladies」以来の優勝だ。
そんなイ・ボミの今季初戦は、5月の韓国ツアー「KLPGAチャンピオンシップ」。履いているシューズを見ると、BOAフィットシステムが搭載されたものだった。
「これまでBOAタイプのシューズはほとんど履いていなくて、紐のものが主流でした。今年から履き始めたコードカオスでもそうでしたが、BOAフィットシステムのレースの強度であったりホールド感は紐レースでは今まで感じたことがなかったのですが、この新しいPOWERWRAP BOAのような最近のBOAシューズの構造はしっかりとダイヤルを締めても、きつさやあたりがなく私にはピッタリですね」(イ・ボミ、以下同)
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「足元の感覚がとても楽で疲労感がない」
イ・ボミは日本ツアーに参戦してから、今年で10年目を迎えるが、様々なシューズで過酷なトーナメントを勝ち抜いてきた。特に2015、16年は“絶対女王”とも言われるほど、破竹の勢いで勝利を重ねてきたが、周囲の期待に応えるためにもシューズ選びにはかなりの神経を使ってきたという。
「毎年、女子ツアーで30試合以上もこなすので、時には足を痛めたり、疲労感もたまることも多かったです。そのたびに色々なシューズを試しました。その点、今年から履いているBOAシューズは歩いている時の足元の感覚がとても楽で、安定感もしっかりしているというのが第一印象でした。もっとも大切にしているのは、ショット時の下半身の安定感ですから」
イ・ボミは女子プロの中でも屈指のショットメーカーでもある。パーオン率を見ると2014年は2位、2015年と2016年は1位で、キレキレのショットが彼女の武器でもある。2017年の優勝から勝利には見放されているが、安定したショットを繰り出すには足元が大事だとの認識がある。だからこそ今年から履いているBOAシューズのフィット感には満足している。
「毎年、女子ツアーで30試合以上もこなすので、時には足を痛めたり、疲労感もたまることも多かったです。そのたびに色々なシューズを試しました。その点、今年から履いているBOAシューズは歩いている時の足元の感覚がとても楽で、安定感もしっかりしているというのが第一印象でした。もっとも大切にしているのは、ショット時の下半身の安定感ですから」
イ・ボミは女子プロの中でも屈指のショットメーカーでもある。パーオン率を見ると2014年は2位、2015年と2016年は1位で、キレキレのショットが彼女の武器でもある。2017年の優勝から勝利には見放されているが、安定したショットを繰り出すには足元が大事だとの認識がある。だからこそ今年から履いているBOAシューズのフィット感には満足している。
「球がつかまるし、スイングも安定する」
「最近のBOA搭載のシューズは、自分の足形に順応してくれるようなアッパー素材と、このPOWERWRAP BOAのように足をラッピングしたような構造になっていることから、BOAダイヤルを締めたらそこからプレー中はもちろんスイングに緩むことがないので、下半身はもちろんスイング全体の安定感が抜群にいいです。効率のいい体重移動ができますし、それによってちゃんと球がつかまえられるスイングを可能にしてくれています」
今年、イ・ボミはここまで韓国ツアー8試合に出場し、「済州サムダスマスターズ」(7月30〜8月2日)では9位にランクイン。最終日の残り5ホールで、3つのバーディーを奪取し、今季初のトップ10入りを果たしている。この時に履いていたのが、アディダスのBOAシューズだった。
「この試合ではボギーを取ったあとでも、焦ることなくすごく落ち着いていました。それくらいにショットの感覚がとてもよかったんです。たとえば紐の緩みなどが気なることもなくプレーできたこともスコアにつながっていると思います」
ゴルフはコースと天候との戦いで、集中力が切れれば、ひとたびミスショットにもつながる。BOAのフィット感によって、足もとのことを考えずに済むのは、プレーにおいてはかなりのメリットであるのは間違いない。
今年、イ・ボミはここまで韓国ツアー8試合に出場し、「済州サムダスマスターズ」(7月30〜8月2日)では9位にランクイン。最終日の残り5ホールで、3つのバーディーを奪取し、今季初のトップ10入りを果たしている。この時に履いていたのが、アディダスのBOAシューズだった。
「この試合ではボギーを取ったあとでも、焦ることなくすごく落ち着いていました。それくらいにショットの感覚がとてもよかったんです。たとえば紐の緩みなどが気なることもなくプレーできたこともスコアにつながっていると思います」
ゴルフはコースと天候との戦いで、集中力が切れれば、ひとたびミスショットにもつながる。BOAのフィット感によって、足もとのことを考えずに済むのは、プレーにおいてはかなりのメリットであるのは間違いない。